FLStudioの使い方 パターンコントロールの使い方とメリット、デメリットの解説

FL Studio
スポンサーリンク

FLStudioの使い方 パターンコントロールの使い方とメリット、デメリットの解説

Chillout with Beats の管理人 yosi です。

パターンコントロールってなんだよ?オートメーションクリップが無かった時代のやつでしょ?

って声が聞こえて来そうですが、私もそう思ってたんですよ。

ただ調べてたら、あれ?オートメーションクリップじゃ出来ないんじゃないこれ?というのがあるんですよ。

パターンコントロールはこういう時に使うというポイントとメリットデメリットの解説をします。

・パターンコントロールの使い方
・パターンコントロールのメリット
・パターンコントロールのデメリット

パターンコントロールの使い方

まずは使い方です。

プラグインによって手順が少し変わりますので、それぞれ解説します。

・FLStudioのNativePluginの場合
・VST Pluginの場合

FLStudioのNativePluginの場合

要はFLStudio付属のPlugin(FLEX等)での使い方です。

「FLEX」を例に解説します。

まずFLEXのピアノロールを開いて適当に打ち込んでおきましょう。(ピアノロールは開いたまま)

次に「FLEX」の「Cutoff」をパターンコントロールでオートメーションしたい場合は、「Cutoff」上で右クリックから「Edit events in piano roll」をクリックします。

すると通常ベロシティが表示されている所が「Control」と表示されます。
(うっすらCutoffと表示されています。)

ここに適当に線を描けば、良いのですが、はっきりって曲線等を引くには操作が難しいです。

LFOが使えますので、使ってみましょう。

左上の▼から「Tools」->「LFO」をクリックします。(ショートカットは Alt + O

これを使うと簡単に綺麗な線が作れます。

こんな感じです。

もう少し詳しく解説しますが、一旦VST Pluginの場合を解説します。

VST Pluginの場合

VSTの場合は少し手順が異なりますが、と言うかオートメーションクリップを作る手順と殆ど同じです。

左上の▼から「Browse parameters」です。

ですから少し違う事をしてみます。

例えばDexedを読み込んでいて、そしてエフェクトとしてRX950をインサートしているとします。

Dexedのピアノロール内でRX950のパラメータをオートメーションする事が出来ます。

動画にしました。

 

パターンコントロールのメリット

パターンコントロールの主なメリットは以下です。

・アレンジビューがすっきりする
・パターン再生でオートメーションを確認出来る
・オートメーションクリップのLFOでは出来ない動きを作る事が出来る
・オートメーションクリップに変換出来る

1つずつ解説していきます。

アレンジビューがすっきりする

これは大したメリットではありませんが、例えば2つのトラックでオートメーションをしたとします。

パターンコントロールだと以下の様に表示されます。

ただ、オートメーションクリップも重ねる事が出来ます。

パターン再生でオートメーションを確認出来る

パターンコントロールだとパターンの再生でもオートメーションが掛かります。

細かい修正などが行えます。

オートメーションクリップはアレンジビューでしか有効ではないので、パターン再生時にはオートメーションが掛かりません。

ただオートメーションクリップでもアレンジビューでSolo+ループ再生で同様の事が出来ます。

オートメーションクリップのLFOでは出来ない動きを作る事が出来る

はっきり言ってしまいますと、他2つは少し手間ですが、オートメーションクリップでも工夫すれば出来ます。

ただ、これだけは出来ないと思います。

まずLFOの前半と後半で別々のパラメーターを指定出来ます。

ですからこういう事が簡単に出来ます。

オートメーションクリップでもLFOをLFOでモジュレートする方法で頑張れば出来ますが、確実に狙った効果を得るのはちょっと面倒です。

あとLFOを潰したような波形はオートメーションクリップだと作るのが面倒です。

オートメーションクリップの場合、「MIN」や「MAX」で調整可能ですが、画面上は繁栄されないので、判り辛いです。(設定したの忘れると後ではまりかねません)

オートメーションクリップに変換出来る

オートメーションクリップに変換出来ます。

なので、パターンコントロールでしか作れないようなオートメーションはパターンコントロールで作って変換すればOKです。

一度やれば判るのですが、この作業をする際アレンジビューを右端に寄せときましょう。

ピアノロールに該当のパターンコントロールを表示した状態で、右上の▼から「Edit」->「Turn into automation clip」をクリックします。

以下の様なダイアログが出ますので、ポイントの数を調節します。

右に行くほどポイントの数が減りなだらかになります。

動画を撮りました。

 

パターンコントロールのデメリット

残念ながらデメリットもあります。

・パターンコントロールはLFO以外使い辛い(致命的)

 

パターンコントロールはLFO以外使い辛い(致命的)

パターンコントロールが使われなくなったのはまさしく使い辛いからでしょう。

LFO以外はもう全くダメです。

ちょっと以下の動画を見て下さい。

右クリックで直線が引けるのですが、ミスするとやり直しです。

修正機能が著しく低いのです。

FLStudioの使い方 パターンコントロールの使い方とメリット、デメリットの解説まとめ

はっきり言って通常はオートメーションクリップが良いです。

ただ、特定の効果を得る場合に限ってはかなり優秀なので、頭の片隅に使い方を入れておくと引き出しが増えます。

 

コメント