前回に引き続き「BYOD」の各プロセッサーについて音付きで解説していこうと思います。
前回の記事はこちらからどうぞ。
BYODの各プロセッサーの解説(Drive)
引き続きDriveのプロセッサーの解説です。
Distortion Plus
オーバードライブ・ペダル「MXR Distortion+」のバーチャル・アナログ・エミュレーション。
あのよく見る黄色いコンパクトエフェクターですね。
AMP IRsを後段に入れればほんといい感じです。
GuitarML
GuitarMLプロジェクトで使用されているニューラルLSTMギターアンプモデラーの実装。
GuitarMLプロジェクトからのようです。
なんかこちらも面白そうなので別途記事にしようと思います。
BYODのプロセッサーだとTS-9とFENDER Blues Juniorが選べます。
TS-9はあの緑のやつねすね。
これはどちらもいいですね。
Hysteresis
磁気テープやオーバードライブされたトランスが作り出す歪みに似た、非線形ヒステリシス歪み。
波形が潰れる系の歪みです。
オシロスコープで見ると良く判ります。
サイン波を入れてみました。
サイン波がSquare(矩形波)に近い形になります。
Metal Face
HEAVYディストーションのシグナルチェーンをエミュレート。
がっつり歪みます。
Muff Drive
Electro-Harmonix Big Muff Piのドライブステージをベースとしたファズエフェクト。
エレハモのファズですね。
ジミ・ヘンドリクスが使っていたことで有名で未だに復刻版が出ています。
結構雰囲気出てますね。
RONN
RONNは、Christian Steinmetzが最初に提唱した「Randomised Overdrive Neural Network」である。本実装では、畳み込みリカレントニューラルネットを使用しています。
RONNはニューラルネットワーク技術を使ったオーバードライブですが、RONNが面白いのは既存のデバイスを学習するのでは無く、信号を歪ませることの出来るシステムとして扱い、そのシステムをユーザがコントロールするという方法取っているそうです。
RONNもVST版があります。(MacOSのみ)
「Random Speed」が選べますが、数字が大きいから歪みが増えるという訳ではありません。
「9001」はファズに近いですが、珍しい歪み方だと思います。
まとめ
BYODのプロセッサー凄いですね~
色々なオープンソースのプロジェクトがBYODからモジュルとして使えるえるなんて素晴らしいです。
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