Voltage Modular BOOLEAN LOGICの解説
Chillout with Beats の yosi です。
ちょっとマニアックな方向に進みますが、この辺の事をしっかり理解しているか否かで後から大きな差が出てきます。
まずはマニュアルのGoogle翻訳です。
BOOLEAN LOGICマニュアルのGoogle翻訳
ブール論理モジュールは、共通のブール関数AND、NAND、NOR、OR、XOR、およびXNORを使用して2つの入力ゲート信号を結合するデュアルモジュールです。
各関数は、2つの入力信号の状態に基づいて異なるゲート信号出力を作成します。 1つの入力のみを使用すると、常に「オフ」である2番目の入力と組み合わせた場合と同じ結果が得られます。信号は、電圧が2.5V以上の場合に「オン」、2.5V未満の場合に「オフ」と見なされます。各関数の結果は、それを定義するルールに基づいています。
- AND 両方の入力が「オン」の場合にのみゲート信号を出力します。
- OR 2つの入力のいずれかが「オン」の場合、ゲート信号を出力します。
- XOR (exclusive OR) 入力の両方ではなく、一方のみが「オン」のときにゲートを出力します。
各関数のN(not)バージョンは、反転しただけの同じゲート信号を作成します。
ゲート信号と言っていますが、LFOやオシレータでも動作します。
AND、OR、XORを図解します。
AND
ANDは「両方の入力が「オン」の場合にのみ」Gate信号を出力します。
NAND
N(Not)は動作が反転します。要は何も入力が無ければGate信号を出し続けます。
NANDでは両方入力があった場合にGate信号の出力が止まります。ポイントは両方の入力です。片方の入力では変わらずGate信号を出し続けます。
OR
ORは「2つの入力のいずれかが「オン」の場合」なのでどちらかが入ってくればGate信号を出力します。
NOR
N(Not)は動作が反転します。要は何も入力が無ければGate信号を出し続けます。
NORの場合、片方の入力があるとGate信号の出力が停止します。両方の入力も変わらず、Gate信号は停止し続けます。
XOR
「一方のみが「オン」のときにゲートを出力」なので片方に入力があるとGate信号を出力しますが、両方入ってきた場合はGate信号を停止します。
XNOR
N(Not)は動作が反転します。一方のみがオフのときのみGate信号を停止します。両方入ってきた場合はGate信号を出力します。
使用方法の例
ANDの使用例
前回の記事で作ったKickドラムのパッチを変更していきます。
次の例では、AND関数を使用して、実行中のシーケンサーからのゲート出力信号とキーボードからのゲート信号を組み合わせて、キーが押されている間のみシーケンサーのゲートパターンを出力します。
簡単に解説すると「AND」はIN1とIN2両方から信号が入っている時だけOUT1からGATE信号が出力されます。
上記設定ではIN2からは定期的にGATE信号が入ってきていますが、IN1はキーボードを押下しないとゲート信号が入ってきません。
その為、キーボードを押下している間はIN2にシーケンサーからのGATE信号が入るタイミングで出力されます。
ORとXNORの使用例
この例では、I / OパネルのCV Outsセクションからのゲート信号が両方のモジュールの入力の1つにパッチされます。上部モジュール関数はORに設定され、下部モジュールはXNORに設定されます。この設定により、キーが押されるとシーケンサーが起動し、すべてのキーがリリースされるとすぐに停止します。
ORとXNORが全く逆の動きをする事利用した例です。
ORは片方に信号が入ってくればGATE信号を出力します。
Voltage Modular BOOLEAN LOGICの解説まとめ
BOOLEAN LOGICの考え方自体はよくあるので憶えておいて損はしないですね。
正直Igniteは飽きたので次回からはCoreに移っていきます。
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