Vengeance Sound VPS Avenger Synth徹底レビュー

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Vengeance Sound VPS Avenger Synth徹底レビュー

Chillout with Beats の yosi です。

VPS Avengerがどんなソフトシンセかは以下の動画を見て頂ければ何となくは判ると思います。

 

個人的にレビュー見て知りたいのは以下の通り。

・負荷(CPU、メモリ)
・使い勝手(特にモジュレーション関係)
・プリセットのバリエーション
・その他拡張性
・ライブラリの容量が多い場合、格納先の変更の可否(個人的には超重要)

この辺を中心にレビューします。

Vengeance Sound VPS Avenger Synthの基本スペック

ほんと詰め込めるだけ詰め込んだなって感じです。各機能を理解するのに結構時間が掛かります。
(例えばノブで右ドラッグで値が変更出来ますが、ノブによってどのように変わるか違います)

使い方がっつり書いたら需要がありそうですが、今は主要機能に絞ってみていきます。

 

900種類以上のファクトリープリセット
620個のマルチサンプル
218個のスペシャル・サンプル(アタック、ノイズ)
154個のリサンプラー波形
168個のドラムキット、168個のドラムシーケンス
596個のウェーブテーブル
数千のオシレータ・シェイプ
30種類のエフェクトタイプ(ArtsAcousticのアナログコーラス、リバーブ、フェイザーなども含む)
47種類のフィルター・タイプ
リサンプリング/ウェーブテーブル・ジェネレータ搭載
フリーフォームOSC / 波形を書き込めます
エイリアス・フリーOSC / ウェーブテーブル、FM、AMモジュレーション
ドラッグ&ドロップで操作可能な、パワフルで簡単なモジュレーション・マトリクス
操作画面のリサイズ (4k対応)
アンドゥ機能
快適なプリセット検索システム/タグクラウド
8つのアルペジオ、8ステップシーケンサ、18エンベロープジェネレータ
素早くサウンドを調整できるマクロ・コントローラ
外部MIDIコントローラーとペダルのサポート
自在にルーティング可能なFXバスとセンドエフェクト
カスタマイズ可能なLFO、4つのシェイパー・モジュール
ユニゾン機能:コーダー、“V-Saw” – Supersaw
お手持ちのサンプル、ドラム、ウェーブテーブル、オシレータ波形のインポート
MIDIラーン

試しに何もエフェクトの掛かっていない音をMassiveXとスペアナで比べてみました。
高音の出方が違うだけに見えるのですが、聴くと全然違ってMassiveXの方が低音が出ている感じがします。

なんか音は少し引っ込む感じがします。これがオケと混ざり易くて良いのかもしれませんが、単体だとなんか薄いガラス越しに聴いてるよう感じがします。

黄色がVPS Avengerで青がMassiveXです。

一応音も置いときます。

前半がVPS Avengerで真ん中がMassiveXで最後にSektorも入れました。
Mp3でも判別可能です。

Sektorが一番軽い音がします。(価格からして仕方ない)

Vengeance Sound VPS Avenger Synthの負荷

CPUとメモリ負荷を測定します。

CPUはCore i7-4770K 3.5GHzです。

結構古いPCですが、最新ノートPCと同様位かと思います。

上がAvenger 起動前、下が起動後です。

メモリが590M程食います。ちょっとこれは結構ビビりました。

起動時のプリセットはほぼデフォルトなのであまりメモリもCPUも食わないはずですが、この結果です。

試しに「Arp」の一番上にあったプリセット「AR A State of Trace」を読み込み、1音(1音でアルペジオが鳴るタイプのプリセット)を鳴らした結果がこれです。(同時)発音数は6~7音)

メモリが700MとCPUが約7~9%程度です。

Twitterで高い高いと話題になっていましたが、そこまでCPU負荷は高くないかなという印象です。(メモリはかなり食う)

と言うのもMassiveXのプリセット「Advanced Optics」だと以下の結果でMassiveXの方が負荷はCPU高い印象です。(同時発音3です)

Serumも軽く見てみましたが、Serum->Avenger->MassiveXの順でCPU負荷は増える感じです。

Vengeance Sound VPS Avenger Synthの使い勝手

GUIのサイズ変更

これは結構必須機能に感じます。

5%単位で細かく設定できるのはうれしいです。

ただFLStudioだと?バグがあって、一度大きくしてから小さくすると、大きかった時の画面が残り続けます。FLStudioを一度最小化してから最大化すると直りますので、大した問題ではありませんが。

オシレーター

オシレータの数が多いのでプリセットと同様、判り易く検索出来るのは良いです。

音調調節可能なプレビュー機能もついていています。

あと地味に嬉しいのが、文字の拡大機能もあります。

オシレーターのSolo、Mute機能がボタン一つで出来るのはうれしいです。

サンプラーに関しては1つのオシレーターセクションで4つまで読み込めます。

生楽器に近い音を求めるよりはシンセで得られないようなアクセントを加えるのに使えると思います。

 

モジュレーション

モジュレーションソースが豊富で素晴らしいですが、数が多すぎてどのモジュレーションがどのパラメータにアサインされているのかが判り辛いです。(簡単に判る方法があるかもしれませんが)

基本的に色で判断する作りのようです。

画面が小さいとこれはかなり苦戦しそうです。

あとはMatrixがあるので、ここでアサインしているパラメータの確認は出来るようです。
モジュレーションほぼすべてに言える事ですが、小さいです。目が疲れます。

 

Vengeance Sound VPS Avenger Synthのプリセット

プリセット

プリセット選びはとても良い感じです。

スムーズに必要とする音色を探せそうです。

ARP

これがかなり強力です。DTM初心者の方はこの機能だけで曲が作れるかと思います。

あと上物の他にベース、ドラム、Fxまであります。これ一つで曲作れてしまいますね。

Mixer

何のかな?と思ったら意外な所にありました。

シンセで普通にミキサー搭載しちゃってるとかってヤバいですね。

プリセットささっと変えているだけでもドラムンベースやダブステップが簡単に作れそうです。

Vengeance Sound VPS Avenger Synthの拡張性

オフィシャル

オフィシャルのExpansionsが数えた感じ37個ほどあります。

一つ65.00 €(約8000円)と結構高めです。

ただ、内容が他のプリセットパックと異なるのはドラムキットやドラムシーケンス等が含まれている点でしょうか。

Trance Invasionのパッケージ内容

128 Avenger presets
16 new drumkits
16 new drum sequences
52 new multisamples
50 new osc-shapes
10 new wavetables
 
 

SweetWater

選べるExpansionsが5つで$280.00と安いです。

 

 

LoopMaster

LoopMasterにも一つドラムンベースのExpansionがありました。

こちらは2185円と4分の1位の価格で懐にやさしい感じです。

内容は大体半分位といった感じなのでお得かもしれません。

64 Avenger presets
20 multisamples
60 drum samples
10 drum sequences
 
最初のオーダーは20%OFFになりますので、まだLoopMasterで購入したことない方はおすすめです。
 

Vengeance Sound VPS Avenger Synthのその設定

ライブラリの格納先の変更の可否

個人的にはとても重要なのですが、VPS Avengerは素晴らしい事にどこでも格納可能です。

スキンの変更

音に関係しませんが、スキンが変更出来ると気分的には良い物です。

現状デフォルトを含め4種類のみですが、クオリティが高いのが評価出来ます。

Vintage

Chrono Jade

Cobalt Blue

NKSの対応

残念ながらオフィシャルはNKSに対応していません。(NKSはNativeInstrumentsの規格です)

しかしファクトリープリセットに関してはFreelanceSoundLabsさんで$12.99で販売されています。

Demo版(プリセット数制限版)がダウンロード出来るので気になる方は一度試してみて下さい。

 

Vengeance Sound VPS Avenger Synthのまとめ

まとめます。

おすすめポイント

・作れる音の種類が驚異的に豊富
・流行の音を多く搭載している
・拡張性が優れている(Expansionがオフィシャル以外にも存在する)
・ARPやドラムシーケンスが豊富で流行の音楽がこれ1つで簡単に作れるようになっている
 

おすすめ出来ないポイント

・CPU負荷がそこそこ高い(CPUは同系列のソフトシンセと同等程度の負荷)
・メモリの使用率が高い
・機能が豊富過ぎるゆえに理解するまでに時間が掛かる
・日本語の情報が少ない
・モジュレーション全般の設定画面が小さい
・NKSに対応していない(NativeInstrumentsの規格)

おすすめ出来ないポイントが多くなってしまいましたが、ちゃんとおすすめ出来ないポイントを理解してから購入して欲しいという思いがある為です。

はっきり言って流行の音楽が好きでPCのスペックがある程度高いなら買いです。

1台起動して演奏するのにCore i7-4770K 3.5GHzでCPU負荷が約10%とメモリを1G以上使うので、そこそこのスペックが必要となります。(特にメモリ8GBのPCでは正直辛いと思います)

後はシンセが好きな人も買いですね。

当分遊んでいられる位奥が深いです。

 

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