Avengerの使い方 ARPやSEQをMIDI出力する方法1
Chillout with Beats管理人 の yosi です。
色々調べ事をしていて、AvengerのARPやSEQ出力して他のシンセで鳴らせたら良いのになーなんて思ってやったらあっさり出来ました。(ただ少しだけコツがあります)
Avenger重いので、他のシンセで代用出来る部分は代用した方が良いですからね。
Avengerが重いので、シンセ部分は無効にしてパターンジェネレーターとして使うというのもありです。
そして昨日の記事で書きましたが、FLStudioのBurn to MIDI機能を使ってMIDI書き出しして作っていけば、Avengerは一つ起動するだけですみます。
実際に鳴らすのは軽めのSektor SynthやSylenth1あたりを使えば結構古いPCでも作り込む事が出来ます。
ますますDTM初心者の方にAvengerをおすすめする理由が増えました。
では早速やり方を解説していきます。
AvengerからのMIDI出力
特に何もしなくても普通のMIDI系プラグインと同様にアルペジエイターやシーケンスをMIDIアウトしてくれます。(素晴らしい!)
Avengerの特性上複数の楽器のMIDIが出力されてしまう為、一部をOFFにする必要があります。
事前準備
Avengerを起動します。
左上の歯車アイコンをクリックして「MIDI」の「Output port」を「0」に指定します。
(ここでは「0」としていますが、受け側とそろえれば何でもOKです)
次にMIDIを受けるシンセを起動します。
ここでは安くて軽いSectorを起動します。
(余談ですが、セールで買うなら3千円以下が狙い目です)
左上の歯車アイコンをクリックして「MIDI」の「Input port」を「0」に指定します。
以上で事前準備が完了です。
この状態で既にMIDI出力してくれますので、何かAvenger側で弾いてみて下さい。
1.Arpのプリセットを選んでMIDI出力する方法
まずは気に入ったArpでMIDI出力する方法からです。
ここではプリセット「AR Make Me Horny」をロードしました。
レイヤーになっていないプリセットであれば何でもOKです。
Sector側で適当なBassのプリセットをロードします。
ここでは「Derty Wubz」を使いました。
このままだとAvengerとSector両方から音が出ますので、Avengerの音量を下げます。
あとは適当にプリセットを変えて好きなフレーズを探してみて下さい。
2.Arpのフレーズプリセットを選んでMIDI出力する方法
「1.」のやり方だとシンセやエフェクトも一緒に読み込む為、CPU負荷がかかります。
一番負荷を減らしてMIDI出力を活用するには一回プリセットを初期化してからArpのフレーズを選んでいきます。
まずは今読み込んでいるプリセットを初期化します。
警告が表示されますので、「Yes」をクリックします。
次に「Arp」を有効にし、他は全て無効にします。
「Arp」の下図の赤枠をクリックするとフレーズのプリセットが表示されますので、ここでは「Industry」を選んでみます。
ちょっと判りずらいので動画も用意しました。
これでCPU負荷は最低限でフレーズを活用出来ますね。
Avengerの使い方 ARPやSEQをMIDI出力する方法1
Avengerの使い方としてフレーズジェネレーターとしても十分使えますね。
ただこのままだとフレーズのパターン変更が面倒です。
次回以降は以下の内容をでお送りします。
・SEQのMIDI出力
・ドラムフレーズのMIDI出力
コメント