Sugar BytesのモノシンセCYCLOPの使い方(基礎編⑧)
今回はルーティングのマニュアル翻訳+αです。
次回はフィルター書いて、その後実践編書いて終わりにします。
ルーティングユニット
Cyclopには、シンセサイザーとフィルターの信号を様々な方法でミックスするための特別なルーティング機能があります。4つのルーティングが用意されており、そのほとんどがフィルターとシンセサイザーの組み合わせを含んでいます。フィルターが直列に動作している場合は、次のフィルターステージの前に音のスパイスを加えるために、それらの間にディストーションユニットが配置されています。フローティング・プラズマは、オーディオ信号がスピーカー・シンボルで表示される出力に到達するまで、常にオーディオ信号の進行方向を示します。
ルーティング4種類
翻訳だけだとちょっと判り辛い部分は、解説と動画を付けました。
1. Parallel(並列)
シンセ1とシンセ2がミックスされる。出来上がったオーディオ信号は、フィルター1と2を同時に通過します。そして、結果として得られた2つの信号がミックスされて、最終的な信号となります。
シンセ1とシンセ2がミックスされて並列にフィルター1とフィルター2に入ります。
ノブ①でシンセ1とシンセ2のミックス度合い、ノブ②でフィルダー1、フィルター2への割合を決めます。
2. Serial 1(直列1)
シンセ1とシンセ2がミックスされる。 出来上がった信号は、フィルター1を経て、ディストーションユニットを通過し、フィルター2を通過します。
シンセ部分は「Parallel」と同じですが、フィルター1の後にディストーションユニットを通ってフィルター2に行きます。
なおディストーションユニットは以下とは別です。
(以下のディストーションユニットも利用出来るので、二重に掛ける事も出来ます)
ノブ①は「Parallel」と同じでシンセ1とシンセ2のミックス度合い、ノブ②でディストーションユニットへの入力を調整出来ます。
3. Serial 2(直列2)
シンセ1とシンセ2がミックスされる。 結果として得られた信号は、フィルター2に行き、ディストーションユニットを通過した後、フィルター1を通過します。
「Serial 1」とほぼ同じで、フィルター2を通ってからフィルター1に行くだけです。
あまり使い道が無いような気がしますが、簡単にフィルター1とフィルター2の順番を変えられるので、音作りに役立つのかな?と思います。
4. Split(分岐)
シンセサイザー1からの信号は、直接フィルター1に送られます。シンセサイザー2からの信号は、直接フィルター2に送られます。その結果、2つの信号がミックスされて最終的な信号となります。
これは説明のままです。
ノブ①が無く、ノブ②でフィルダー1、フィルター2の割合を決めます。
Sugar BytesのモノシンセCYCLOPの使い方(基礎編⑧)まとめ
「ディストーションユニット」が別ルーティングセクションに付いているの知りませんでした。(マスターのディストーションの場所が変わるのかと思ってた)
何回も書いてますが、やはりマニュアル読まないと判らないですね。
マニュアル読むともっと深みにはまってしまうデベロッパーさんも居ますが・・・
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