Reaktorの使い方 DelayにLFOを追加する2
Chillout with Beats の yosi です。
3回に亘りDelayにLFOを追加していく記事2回目です。
前回の記事はこちらです。
3回の記事で学べる事
・BPM同期に必要な知識を得られます。
・マクロとスタックドマクロの活用
3回の記事内容です。
2回目 (本記事)BPM同期
3回目 スタックマクロでコントロールの切り替え
Reaktorの使い方 LFOモジュールのBPM同期方法
Delayの時より単純です。
まずは同期をONとOFFを切り替えるSelectorを追加します。
右クリックから「Built-In Module」->「Signal Path」->「Selector/Scanner」をクリックします。
次に右クリックから「Built-In Module」->「Panel」->「Button」をクリックします。
ボタンが追加されます。
ダブルクリックして名前を「Sync」にします。
右クリックから「Built-In Module」->「Auxiliary」->「Tempo Info」をクリックします。
「Selector/Scanner」の「Pos」に「Sync」、「0」に「Freq」を接続します。
「Temp Info」は Ctrl を押したまま接続します。
また右クリックから「Built-In Module」->「Signal Path」->「Selector/Scanner」をクリックします。
Selectorのインプットを6つに増やします。
「Selector/Scanner」をクリックして、サイドパネルの「Function」から「Min Num Of Ports」を「6」に設定します。
List表示にしたいので、右クリックから「Built-In Module」->「Panel」->「List」をクリックします。
「List」を「Selector/Scanner」の「Pos」に接続します。
「Selector/Scanner」の「0」から「5」の上で右クリックから「Create Constant」をクリックします。
値を上から順番に設定していきます。
8,4,2,1,0.5,0.25と入れていきます。
「List」をクリックしてサイドウィンドウで「Number」を「6」にしてラベルを以下の様に編集します。
右クリックから「Built-In Module」->「Math」->「Multiply」をクリックします。
先ほど作った「Selector/Scanner」とBPM同期ON、OFFの「Selector/Scanner」を「Multiply」で接続します。
これでとりあえずは完成です。
LFOの種類を増やす
3種類では寂しいので、2つ追加します。
これも単純なのですが、LFOを複製して、Widthに「1」と「-1」入れるだけです。
「LFO」の上で右クリックし「Duplicate」をクリックします。
複製する際にケーブルの配線も一緒に複製される為、ケーブルを一回削除します。
ケーブルの上で右クリックから「Delete Wires」をクリックします。
複製した「LFO」の「w」の上で右クリックから「Create Constant」をクリックします。
出来たConstantの値を「1」に変更します。
全く同じ事を繰り返し、Constantの値を「-1」に変更します。
「Amp」を「LFO」の「A」に接続し、「Selector」の「Out」を「LFO」の「F」に接続します。
作った「LFO」の「Tri」からCtrlを押しながら「Switch」に接続します。
ラベルも「Saw」と「Ram」に変更します。
DAWスタート時にLFO開始位置をリセットさせる
DAWの再生時にLFOの開始位置をリセットしないと再生する度に音が変わってしまします。
方法はこれも簡単で「Start/Stop」モジュールがあるのでこれを使います。
右クリックから「Built-In Module」->「MIDI In」->「Start/Stop」をクリック
「Start/Stop」の「Rst」を3つの「LFO」の「Snc」に接続します。
これでDAWの再生の度にLFOがリセットされます。
Reaktorの使い方 DelayにLFOを追加する2まとめ
これでLFOのBPM同期とDAWスタート時の開始位置リセットが実装出来ました。
あとはスタックドマクロによるコントロールの切り替えとUnipolar、Bipolarの切り替えによるLFOの範囲の変更です。
次回この2つを対応していきます。
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