無料のKOMPLETE START付属のCarbon2を使って音源作り
Chillout with Beats の yosi です。
前回に続き無料のKOMPLETE START付属のシンセを紹介します。
四回目はCarbon2です。
Carbon2
使い方を調べてのですが情報が少ないです。
とりあえずReaktorのFactory Library のマニュアルは見つかったのでリンク貼っときます。残念ながら英語版しかありませんでした。
P276からがCarbon2のマニュアルです。そしてこれまた残念ながら、ざっくりとしか説明されていません。
Carbon2の使い方
Carbon2の起動方法
KompleteKontrolからCarbon2を起動します。
まず、KompleteKontrolをDAWに読み込みます。
このCarbon2は残念ながらKompleteKontrolから直では開けません。
Reaktorを経由して開きますが、プリセットの変更やマクロノブを使った操作が楽な為、以下の手順通りKompleteKontrolから開く事をおすすめします。
Carbon2の音色変更
KompleteKontrolにはよく使われるノブを割り当てるマクロというものが存在します。
画面上部のノブでクリックすると以下のような画面が表示されます。
殆どの人はプリセットを選んで音を少し自分好みに変えて使うと思います。
その時に主に変更するであろう箇所に絞って逆引き的な感じで説明を載せます。
Filterの種類の変更
これは真ん中にあるので迷うこともないでしょうが、一応。フィルターの種類は以下の通り
low-pass and high-pass, band-pass, and band-reject filters, a special feedback filter (called [Zwnl]), and apeak EQ and comb filter.
バンドリジェクトフィルターが聞いた事がないので調べてみました。
g200kgさんのサイトに記載がありましたので、バンドエリミネーションフィルターと同義とのことなので、バンドエリミネーションフィルターの説明を一部引用させて頂きます。(もっと詳しくかいてありますので、気なる方はg200kgさんのサイトを見て見て下さい)
以下の赤枠のドロップダウンリストから好きなフィルターを選んで「Cutoff」と「Resonance」を動かすと音が大きく変わるので楽しめると思います。
音程の変更
例えばC4を引いた時にC4を鳴らすのか、C3を鳴らすのかといった変更です。私はベースやリードで1オクターブ単位で変更してしっくりくる音程を探すのに使います。
右下の「Global」タブをクリックして「Coarse」の値を変更します。
1が半音で12で1オクターブです。隣の「Fine」は0.5で半音です。
Mono、Poly、Legateの変更
これも右下の「Global」です。「Gate」のドロップダウンリストから選びます。
「Mono」は単音、「Poly」は複数音同時に鳴らすことが出来ます。
あと「Legate」は音を切れさせる事なくスムーズに鳴らすことが出来ます。
「Uni Mono」 と「UniPoly」は単純にユニゾン効果を付けるかどうかです。効果の量は二つ右にある「Unisono」で調節出来ます。
ADSRの変更
アタック、ディケイ、サスティン、リリースの変更方法です。
これが最初見つけられなくて困りました。
右下の「Source」タブをクリックして「EG1」のタブ内のADSRで変更出来ます。
良く判らないのですが、EG2では変わりません。「Oscillators」で「Level」ノブの下にルーティングを選ぶっぽい所があるので、ここで「e2」に変更しても変わらず・・・結構癖があります。
Carbon2を使ったデモ音源
個人的にはCarbon2はベースの音が好きです。Drum’n’Bassに合うかなとちょっと作ってみました。
ベースのみです。
ドラムを足しました。ドラムはGrossBeatでスタッターの効果をれてます。
GrossBeatの使い方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
まとめ
Carbon2の音はとても良いですが、正直ちょっと使い辛いです。あと内部で簡単に音が歪んでノイズが乗ります。プリセットを変更する場合は結構面倒に感じます。
まあ無料ですしプリセットだけ使う分には良いかなと思います。
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