FLStudioで無料のMH Thumpを使ってKickの低音を増強する方法
今回は無料の「MH Thump」を使ってKickの低音を増強してみます。
「MH Thump」はKick単体なら良いのですが、Loop等の場合は入力音量の大きいスネア等につられてしまいパラアウトしてEQ処理等をしないと使えませんでした。
「MH Thump」については以下の記事でダウンロード方法等解説していますので、参考にしてみて下さい。
先日FLStudioが20.8にバージョンアップしてFrequency Splitterが新たに追加されました。
FLStudio20.8の更新内容については以下の記事を参照してください。
(そこそこ詳しく書いています)
Frequency SplitterのおかげでFLStudioのみで簡単にマルチバンド処理が出来ます。
という訳で「MH Thump」の弱みであった入力検知の調整が周波数で出来ない問題が解決しました。
MH Thumpを使ってKickの低音を増強する
ちょっと判り易いようにかなり強めに掛けています。
低音が出るヘッドフォン、スピーカーで無いと違いが判り辛いです。
やり方は、まず「Patcher」をミキサーに読み込みます。
次に「Patcher」を開き、「MH Thump」と「Frequency Splitter」を読み込みます。
「Frequency Splitter」の上で右クリックから「Output」->「Audio」->「2.Send 1」にチェックを入れます。
「SLOPE」を「96dB」、「BANDS」を「2」、「SENDS」の「LOW」を「1」に変更します。
そして以下のように配線します。
動画も用意しました。
あとは「Frequency Splitter」でKickだけが聴こえる位置に「FREQ」を合わせます。
なお「Patcher」内でケーブルを右クリックするとそのケーブルをミュートする事が出来ます。(もう一度右クリックで解除)
あとは「MH Thump」を開き低音を足していきましょう。
2つOSCがありますが、近い周波数だと位相乱れが起きやすいので、片方だけ使うか、もう片方はスイープで利用すると良いかと思います。
FLStudioで無料のMH Thumpを使ってKickの低音を増強する方法まとめ
既に2Mix等になっている場合を除いては低音足すよりKickを差し替えた方が良い結果になるかと思います。
今ならMDrumReplacerがおすすめです。
(と言うのもMeldaさんのパターンだとこの価格で買えるのは基本イントロセール位で通常は50%OFFがたまにで$80位です)
記事も書いてますので是非。
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