Beta版リリースを最後にその後アップデートされず開発は終わっている可能性が高いですが、紹介しておきます。
軽いしシンプルなのでちょっと使うだけなら結構便利なんです。
FLStudioユーザは無料で利用可能ですが、FLStudioユーザ以外は利用出来ません。
Win版は32bitと64bit使えますが、MacOSは32bitのみなので、実質Win版のみです。
Minihost ModularはPatcherをVSTにしたような感じで、音源版とエフェクト版があります。
FLStudio内で使うメリットはありませんが、他のDAWを使う場合は威力を発揮します。
例えば前回の記事でMaschineからMIDI系プラグインを使う方法ではFLStudioをVSTiとして使っていますが、Minihost Modularでも出来ます。
Minihost Modularの方が使うリソースが少なく済みます。
この記事は以下の内容でお送りします。
・Minihost Modularのダウンロード方法
・Minihost Modularの簡単な使い方
Minihost Modularの概要
Minihost Modularは、VST/AUプラグインをホスティング/相互接続するためのモジュラー環境で、この目的のために特別に開発されたカスタムモジュラーエンジンをベースにしています。ミニホスト・モジュラーは、VST/AUプラグインのホスティング/相互接続を可能にするモジュラー・エンジンです。VSTまたはAUプラグインとして、Minihost Modularは、強力なモジュラー、リコール可能な環境で、既存のDAWソフトウェアの機能を拡張するために使用することができます。Minihost Modularは、FL StudioのPatcherに似ていますが、自己完結型のホストとしての機能が拡張されています。
Minihost Modularはv1.5.8 Beta版を2014年4月にリリースしてからその後、一切アップデートはありません。
また2019年6月にreflexさんが掲示板で現時点で今後のアップデートの予定はないと書いている事から開発は止まっており、今後のアップデートも期待出来ません。
それでも紹介する理由は軽くてVSTを扱えスタンドアローンと他のDAWから利用可能という特徴が無料だと唯一無二の存在だからです。
オーディオ信号の他にMIDIもルーティングする事が出来る自由度はMaschineの様なMIDIプラグインからのMIDI出力をルーティング出来ないDAWとの相性は抜群です。
Minihost Modularのダウンロード方法
ダウンロード方法はFLStudioの掲示板から直接ダウンロードします。
掲示板の一部閲覧は誰でも出来ますが、ダウンロードは全て読むにはアカウントが必要です。
アカウントはFLStudioを登録する際に発行されるので、FLStudioユーザ以外はダウンロード出来ません。
上記リンクより遷移し、リンクからダウンロードします。
あとはインストールするだけです。
インストールするとスタンドアローンとVST版両方使えます。
Minihost Modularの簡単な使い方
まずはスタンドアローン版でもプラグイン版でも構いませんので起動します。
このままだと何も出来ませんので、まずはプラグインをスキャンします。
メニューから「File」->「Preferences」をクリック
VSTやVST3のPathを指定します。
手っ取り速く試すだけなら「Scan[no verity]」をクリックします。
通常の「Scan & Verity」だとプラグインの数によりますが、結構時間が掛かります。
右クリックから「Add Plugin」でスキャンされたプラグインを追加出来ます。
ここではCthulhuとSerumで音を鳴らしてみます。
読み込むと以下のよな感じになります。
これだと当然ながらSerumから音は出ません。
黄色のケーブルはオーディオで、緑がMIDIです。
結線は動画の方が判り易いと思うので動画を用意しました。
これでパッドからコードが鳴らせます。
まとめ
もうちょっと落ちるかと思いましたが、記事書いている最中は一度もMinihost Modularが落ちる事はありませんでした。
あと少し工夫すればMinihost Modular内部に読み込んだプラグインのパラメータをMaschineコントローラーのノブなどに割り当ててハードウェアから操作する事も可能です。
WindowsのMaschineユーザはMinihost Modularを使った方が良いですね。
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