【無料】WaldorfのMicro QのエミュVavraの紹介

2023 07 16 03h46 34 無料プラグイン
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WaldorfのMicro QのエミュVavraの紹介

今日は少し時間がとれたので、前から気になっていた「Micro Q」のエミュ「Vavra」の検証しつつ動作確認出来たのでご紹介です。

WaldorfのQシリーズは1999年にリリースされており、「Micro Q」はQシリーズの廉価版として2000年にリリースされました。

そのQシリーズの廉価版「Micro Q」のエミュが今回ご紹介する「Vavra」です。

調べた限り、「Micro Q」はQシリーズのハードウェア部分を大幅に縮小した廉価版であり、ソフトウェア的にはほぼ同じではないかと思います。

 

音デモ

流石に20年前のデジタル音源という事もあり、過度な期待は禁物です。

多分ハードだともっとエッジのある音なのだろうと思います。

あとプリセット変更時、不具合なのか、たまに変わらない事があります。

ARP系の音を鳴らしてみました。

鳴らしながら少しエディットしてみました。

フィルターの感じは流石Waldorfさんと言う感じで良いです。

 

概要

DSPエミュレータ・プロジェクトは、金銭的な動機で始めたものではなく、情熱と好奇心のプロジェクトです。私たちの期待に応えてくれない企業から受けた傷があるとすれば、それはこれらのシンセサイザーを公式に復活させようという私たちの熱意のレベルが共有されていないことを発見したことです。私たちは、Micro Qエミュレーションとの交渉の現状を発表する適切な時期だと判断しました。残念なことに、私たちはWaldorf社と公式バージョンをリリースする能力を確保することに成功していません。現在エミュレーターをお使いの皆様はご存知の通り、エミュレーションの過程で追加のシステムリソースが必要になることがあります。ソフトウェアシンセサイザーの実行に必要なシステムリソースの量は、リリースに耐えられるかどうかを判断する上で常に大きな要因となります。私たちの公開エミュレーターの性能に見られる進歩は、私たちが最高の体験を提供することに全力を注いでいる証拠です。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちはエミュレーションで通常のソフトウェア・シンセサイザーと同様のパフォーマンスを実現することができます。これは、出力を実際のハードウェアと完全に同一に保ちながら行うことができます。私たちはまだこれをやっていません。なぜなら、これは単一のエミュレーションにしかメリットがなく、再利用可能な改良がほとんどないからです。最適化は、シンセサイザーがどのようにプログラムされたかに依存するため、単一のエミュレーションに合わせたものになるでしょう。

このことは、私たちが取り組んできたエミュレーションの正式版を作るための話し合いの状況につながります。シンセサイザーがどのように動作するかの完全な情報なしに、私たちだけでこのエミュレーションをネイティブのソフトウェア・シンセサイザーの性能に近づけることは、信じられないほど困難です。そのためには、現在のところ私たちにはその権利がない改造が必要になります。例えるなら、ヘッドライトを消して暗闇の中を運転し、解決策を見つけようとするだけでなく、道を間違えてしまうことになる。これは私たちにとって現実的な行動ではないし、私たちが選択する行動でもない。私たちは、公式バージョンが存在できるように、エミュレータが実行可能であることを圧倒的に証明したいのですが、同時に、公式の立場で働くことができないことが、私たちの能力を制限しています。私たちはこの件に関して手を縛られているように感じており、ここからどのように独自に進めていけばいいのか分からない。

 

 

ダウンロード

ダウンロードは登録不要で出来ます。

エミュレーターとROMをダウンロードする必要があります。

上記リンクより遷移し、該当するOSのリンクをクリックするとダウンロードが始まります。

通常Winの場合は「DSP56300Emu-1.2.36-win64-Vavra-VST3.zip 」をダウンロードします。
(バージョンが上がる可能性があるので、途中の数字は気にせずwin64-Vavra-VST3.zipの部分で探してください)

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次にROMファイルをダウンロードします。

上記リンクより遷移し、「sounds」と「system」をクリックしてダウンロードします。

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インストール

まずはエミュレーターをインストールします。

ダウンロードしたファイル「Vavra.vst3」を解凍して中の「Vavra.vst3」をVST3フォルダに入れます。

C:\Program Files\Common Files\VST3\

この時「Waldorf Q」といったフォルダを作って入れると良いです。

次に「System.zip」を解凍して「mq_2_23.zip」の中の「mq_2_23.mid」を上記フォルダに入れます。

そして「Sounds.zip」を解凍してとりあえず「factory_sounds_2000.zip」と「factory_sounds_2001.zip」を解凍して中の「microq_factoryset_2000.mid」と「mQ_factory2001.mid」を上記フォルダに入れます。
(他3つの圧縮ファイルの中にもバンクがはいっていますので気に入った方は入れましょう)

 

FL Studioユーザが利用する際の注意点

私の環境だとFL Studioごと落ちたのですが、「Make bridge」を有効にしたら落ちなくなりました。

同様の症状が出た方は是非お試しを。

2023 07 16 03h39 49

 

まとめ

なんとも素晴らしいエミュですね。

GUIがハードに比べると遥かに使い易いのでエディットが容易です。

しかし本家有料で出してくれればユーザは買うと思うのですが、どうなんでしょう。

 

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