シンセを学ぶならモジュラーが良い3つの理由

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シンセを学ぶならモジュラーが良い3つの理由

Chillout with Beats の yosi です。

バーチャルモジュラーの布教活動でもしてるのか?と言うぐらいモジュラー関係の記事ばかり書いちゃってます。

VCV RACKの記事

Voltage Modularの記事

他にもモジュラー系色々書いてます。

モジュラーが好きと言うのもありますが、シンセの仕組みやエフェクトの仕組みを理解するのに最適なんです。

個人的な意見ではありますが、バーチャルモジュラーでシンセを学ぶのが理解への最短経路だと思います。

なぜバーチャルモジュラーがシンセを学ぶ上で最短経路なのかを3つの理由があります。

1.VCV RACKが無料で使える
2.ケーブルによって接続されている経路が全て見える
3.波形を見る事が出来る

1つずつ解説します。

1.VCV RACKが無料で使える

まず学ぶ上で最適なバーチャルモジュラーはVCV RACKです。

無料で使えるうえに操作性視覚性に優れています。

 

無料で使える

殆どのモジュールは無料で提供されています。

動作も軽く対応OSが多く、スタンドアローンで動作しますので、殆どの人が使う事が出来ます。

システム要件
  • OS: MacOS 10.7+, Windows 7+, or Linux (Ubuntu 16.04+, etc)
  • CPU: 2011年以降のIntel/AMD 64-bitプロセッサー
  • Graphics: 2013年以降のNvidia/AMD製グラフィックカード。マザーボード一体型(例えばIntel HD/Iris)はCPU負荷が上がる為、推奨しません。
  • RAM: 1GB
  • ハードディスク容量: 1GB

 

操作性に優れている

VCV RACKはバーチャルモジュラーの中で1番操作性が良いと思います。

幾つか例を上げます。

拡大縮小がスムーズに出来る

Ctrl +マウスホイールで簡単に25%~400%まで拡大縮小が出来ます。

意外と他のバーチャルモジュラーでは出来ない物や拡大縮小の倍率が低かったりとVCV RACKのようにはいきません。

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モジュールの検索機能

モジュール検索もサクサク動く為、使い易いです。

文字列検索の他カテゴリでも検索できます。

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値指定とデフォルト値

パラメータの値指定が出来るのも嬉しいポイントです。

またダブルクリックでデフォルト値に戻るのは利用者からするとかなり便利です。

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モジュール移動の柔軟性

地味ですが、これが本当に便利です。

SoftubeのModularを使うとこの利便性の受容性に改めて気づきます。

Ctrl を押下しながらモジュールをドラッグすると他のモジュールを押せます。
(めちゃめちゃ便利!!)

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視覚性に優れている

VCV RACKのオシロスコープは優秀なんです。

ReaktorRackやVoltage Modularにもオシロスコープはありますが、VCV RACKのオシロスコープと比べると使い辛く見辛いです。

入力が2系統あるのも波形を比べる事が出来るので本当に便利です。

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2.ケーブルによって接続されている経路が全て見える

シンセでシンセの事を学ぶ場合に陥るのが、どこのパラメータで何が変わるのか判らないという場合です。

ノブを回して音に変化が無い場合、手詰まりです。
(私がまさにこの状態でした)

モジュラーの場合、ケーブルで接続している為、シグナルの流れが分かります。

例えばVCV RACKの初期パッチからシンセの基本を学べるんです。

下図を見て頂くと判るようにケーブルが色々な所につながっています。

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VCV RACKで確認しながら1つ解説をします。

「ADSR」の「OUT」と「VCF」の「FREQ」がつながっています。

ADSRがフィルターに対して掛かっているのですが、どの様に掛かっているか、オシロスコープとアナライザーで確認しています。

このようにケーブルが接続されている所を見ていけばどのような信号がモジュールから出ているのか確認出来るため、1つ1つの機能をしっかり理解する事が出来ます。

 

3.波形を見る事が出来る

例えばLFOやADSRの波形はどうなっているかを確認したい場合、簡単に出来るのです。

以下の例ではADSRの波形を確認しています。

ADSRによって波形が結構異なるので見れると理解が速く深まります。

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VCV RACKにはオシロスコープの他にも周波数分布をみる事が出来るスペクトラムアナライザもあります。

シンセを学ぶならモジュラーが良い3つの理由まとめ

シンセは音ですから、聴いて変化を聴き分ける事が出来ないと理解出来ません。

物事を理解する上で重要なのは”可視化”です。

可視化出来れば、聴き分けられないような微妙な変化も理解出来ます。

1.VCV RACKが無料で使える
2.ケーブルによって接続されている経路が全て見える
3.波形を見る事が出来る

 

 

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