Reaktorの使い方 自分専用のFilterを作る 2回目

2019 10 01 00h04 34 2 NtiveInstsuments
スポンサーリンク

Reaktorの使い方 自分専用のFilterを作る 2回目

Chillout with Beats の yosi です。

自分専用のFilterを作る 2回目です。

今回は前回作ったFilterに複数のサチュレーターを追加して切り替えとON、OFF出来るようにします。

前回の記事はこちらです。

Reaktorにはデフォルトでサチュレーター、クリッパー、シェイパーが以下の様に数多く存在します。

2019 09 30 11h23 45

ReaktorでSaturator系モジュールの追加

追加の仕方はInstrumentの中で右クリックから「Built-In Module」->「Audio Modifier」から今回は上3つの「Saturator」、「Saturator 2」、「Clipper」を追加します。

2019 09 30 13h20 14 e1569817481943

各モジュールの解説も簡単にします。
(Google翻訳ですがさっぱり意味がわかりません。耳を頼りにした方が良いと思います。)

Saturator

ソフト飽和モジュール。飽和量は、入力のレベルに依存します。

パラメータはありません。今回これを入れる目的はフィルターで発振した時にすぐ音割れ(デジタルノイズ)するのを防ぐ為に使います。

2019 09 30 11h37 55

Saturator 2

Saturatorのより高度なバージョン。彩度の特性に影響する追加のパラメーターにアクセスできます。

2019 09 30 15h05 38

LA : サチュレーションレベル
HA : Knee強度
KHA : 非対称Knee強度
Offs :インプットオフセット

Clipper

最大および最小入力で定義されている特定のしきい値レベルを超えると、入力をクリップします。

2019 09 30 22h01 45

Max:最大入力の閾値
Min:最小入力の閾値

Reaktorでゲインコントロールとスイッチモジュールの追加

Saturatorはインプットのレベルが閾値を超えないと飽和しませんので、サチュレーター前後に「Mixer」を追加して音量を整えます。

右クリックから「Built-In Module」->「Signal Path」->「Amp/Mixer」をクリックします。

2019 09 30 23h11 36

これをもう1回行い、合計2つのMixerを用意します。

次に同じ様に右クリックから「Built-In Module」->「Signal Path」->「Selector/Scanner」を追加します。2019 09 30 23h11 36 1

各モジュールの結線

まず前回作った「Selector」の後ろにMixerを繋げ、各Saturatorます。

次に、「Selector」に上から接続し、「Selector」の「Out」を「Mixer」の「In」に接続します。

最後に「Mixer」の「Out」を「Out」に接続すれば配線は完了です。

1つBypassを作る為に、「Mixer」から「Selector」の「4」に接続します。

2019 09 30 23h23 02

ここでTipsですが、「Selector/Scanner」接続する際、Ctrl を押しながらワイヤーを接続すると2つ目を接続する際に勝手に入力が増えます。

2019 09 29 02h27 24

各Saturatorモジュールにコントローラーを追加する

「Saturator」はコントロール出来るパラメータが無いので、Saturator 2からです。

Saturator 2のコントローラ

「LA」の上で右クリックから「Create Control」を追加します。

2019 09 30 15h22 37

他の「KH」、「KHA」、「Offs」も右クリックから「Create Control」でコントローラを作成しても構いませんが、その分ノブがパネルに増えてカオスになります。

試しに今回のコントローラを全て作ってみました。
スイッチの切り替えによって使えないノブもあり、はっきり言って使い辛いと思います。

2019 09 30 23h39 54

あまり重要ではない場合は「Constant」を使い、値を決め打ちしてしまいます。

この辺は実際音を聴いて判断すると良いかと思います。

今回「KH」、「KHA」、「Offs」は「Constant」を使います。該当のラベル上で右クリックから「Create Constant」をクリックします。
(値は「0」にしていますが、好みで値を設定を変更してください)

2019 09 30 21h14 42

なお「Constant」はデフォルト値が設定されます。

Clipperのコントローラ

「Max」はすぐ歪むように「Constant」で「0.1」に設定しました。

ここは好みの問題ですので、コントローラを作っても良いと思います。

「Min」は「Saturator 2」の「LA」を繋げてしまいます。

これも好みの問題ですが、極力無効なノブをパネル上に置きたくないので、他のコントローラと共用にしています。

2019 09 30 23h48 42

 

Mixerのコントローラ

ミキサーの音量を変化出来るようにする為、「Mixer」の「Lvl」の上で右クリックから「Create Control」をクリックします。

パネル上にデフォルトだとスライダーが出来ます。

好みの問題ですが、以下の方法でノブに変更出来ます。

「Level」のコントローラをクリックしてサイドペインの「View」タブをクリックします。

「STYLE」の「Vertical Fader」を「Knob」に変更すればノブになります。

2019 10 01 00h00 42

 

Selectorの設定

あとはSelectorでListの設定をします。

右クリックから「Built-In Module」->「Panel」->「List」を追加します。

2019 09 28 16h54 43

「List」と「Selector/Scanner」の「Pos」を接続します。

2019 09 28 16h54 10

 

Reaktorでパネルの配置を変える

「List」をクリックしてサイドペインの「Function」タブをクリックします。

 

2019 09 28 16h59 28

「ENTRIES」の「APPEND」をクリックします。

2019 09 28 16h59 28 1

「Number」を「3」にします。

そして一番上で「Insert」をクリックします。
一番上のValueを0に変更します。

2019 09 30 23h55 41

「Label」の名前を付けていきます。

自分が判る短縮系の名前が良いと思います。

2019 09 30 23h56 06

最終的に以下の様になりました。

2019 10 01 00h03 18

ストラクチャーは以下の様になりました。

2019 10 01 00h04 34

おまけ

LadderフィルターのLP4だと綺麗にレゾナンス発振するので、ここにMIDIノートを送ったらどうなるかとやってみました。

ついでに「Built-In Module」から「Diffuser Delay」を追加してみました。

やっている事はシンプルですが、面白い音が簡単に作れてしまいます。

本当に楽しいので多くの人に使って欲しいプラグインです。

Reaktorの使い方 自分専用のFilterを作る 2回目 まとめ

簡単なのに色々カスタマイズが出来るのでアイデアが色々沸いてきますね。

モジュラーよりある意味で自由度が高いので本当にアイデア次第だと思います。

次回でとりあえずFilterは最後にします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました