【無料】TR-808がバージョンアップ?開発者がRC-808をリリース

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【無料】TR-808がバージョンアップ?開発者がRC-808をリリース

Chillout with Beats の yosi です。

2019-10-04 追記 Mac版のリリースに伴い、PC版のバージョンアップ及びマニュアルがリリースされました。

2020年8月8日にRC-808のVST3版がリリースされました。

インストール方法などは以下の記事を参考にして下さい。

RC-808はハードウェアではなくソフトウェア、しかも無料で配布されています。

色々触って判った事は音は半端なく素晴らしい!けど操作性は悪い!です。
あと多分不具合でシーケンサーの「import Drumkit-A allprm」が正しく動作しないです。(その為シーケンサー部分にはまだ触れません)

開発経緯等はDTMステーションさんの記事を参考にして下さい。かなり熱いです。

RC-808 ダウンロード方法

ダウンロードはオフィシャルから出来ます。

現状オフィシャルでダウンロードが出来ない状態です。

画面下部の「Windows Version」からダウンロード可能です。

現状ではMacバージョンは無く、じきにリリースされるようです。

残念ながらマニュアルもまだなく詳しい使い方が判りません。

とりあえず手探りで判った情報を公開します。

RC-808 の簡単な使い方

簡単な使い方を解説します。

ただし、マニュアルもない状態ですので、手探りで判った情報を随時更新していきます。

RC-808 の起動方法と初期設定

RC-808の起動

ダウンロード後、解凍すると以下の様な構成です。

RC-808.exeがメインのファイルでこれをダブルクリックすると起動できます。

exeを実行すると以下の様な画面が表示されますが、「実行」をクリックします。(キャプチャを取り逃したので、画像はVCV Rackの使いまわしです)

以下の画面が表示されます。

初期設定

初期設定はクリックスタートに記載されている事を図付きで記載します。

オーディオデバイスの選択

メニューの「Setting(S)」->「Device」をクリックします。

ASIO対応ドライバーであれば「ASIO」を選択しそれ以外でしたら、「DirectSound」か「Wsapi」を選択します。

「Audio Output」から自分のオーディオデバイスを選択し、「OK」をクリックします。

System Setting

メニュの「Setting(S)」-> 「System」をクリックします。

以下の通り、「Enable Note Off」と 「Wave Monitor」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

 

仮想MIDIポートのインストール

もしDAWからMIDIノートを送って操作したい場合はこの手順を行って下さい。

この手順を行うと仮想MIDIポートを使ってRC-808にMIDIノートを送る事が出来るようになります。

ただし、音はRC-808から直接オーディオデバイスに行くため、DAW等からオーディオをルーティングする事は出来ません。(外部のMIDI音源を使っているのと同じ事です)

「setuploopbe1.exe」を実行してインストールを行います。

 

音色の読み込み

起動時は何も音色が読み込まれていませんので、音色を読み込みます。

キットの拡張子は(音色のセット)「.allprm」です。

音色個々は「.prm」です。

メニューから「File」 -> 「Load Parameter(kit)」をクリックします。

RC-808を起動したフォルダ内に「DrumKitーSequence」フォルダがありますので、このフォルダまで移動します。

ここでは1番上のフォルダの1番最初にあるファイル「8DeePAcstOpnCls.allprm」を開いてみましょう。

Pathは以下の場所です。

RC-808Win\DrumKitーSequence\808AcsKitOpnCls1\8DeePAcstOpnCls.allprm

音がやばいです。

他の音色も是非遊んでみて下さい。

かなりヤバい音がします。

音色の編集

ここからはかなりディープです。

赤枠をクリックすると編集モードに入ります。

現時点ではマニュアルが存在しない為、推測が入りますが解説していきます。

(1)オシレーター:全部で8つまでOSCを使う事が出来ます。(8)の「P」で選択されているOSCの編集が出来ます。サイン波、ノコギリ波、三角波、矩形波、メタリック、ノイズ1、ノイズ2が使えます。

(2)ピッチエンベロープ:クリックすると以下の様なエンベロープエディターが起動します。

(3)OSCアンプエンベロープ:クリックすると以下のエンベロープエディターが起動します。

(4)ノートナンバー:ノートナンバーで設定されている周波数が鳴ります。

(5)アンプエンベロープデプス:アンプエンベロープの効き具合を調節出来ます。

(6)FilterBank:2基のフィルターの並びを選択出来ます。また「THRU」によりバイパスさせる事も出来ます。12のボタンをクリックするとFilterの設定ダイアログが表示されます。
一番左の「P1」はOSCのことで1~8のOSCをここから選択可能です。

(7)VCF:FilterBankで設定したルーティングでフィルターがフィルターのカットオフとレゾナンス等を調節出来ます。エンベロープデプスでどれ位エンベロープをカットオフに掛けるか調整出来ます。THRUはスルー(バイパス)という意味かと思います。

(8)VCA:ボリュームエンベロープです。クリックすると以下のエディターが表示されます。
このエディターはエンベロープ系全て共通でラジオボタンによって切り替えます。

(9)Partial Level:ミキサーの様な役割です。「P#」1つがOSC1つの役割です。合計8つまでOSCを使う事が出来ます。

(10)Audition:試聴する事が出来ます。「Repeat」にチェックを入れると隣の「ms」の間隔で音とが繰り返し再生されます。「Play(duration)」は押している間だけ発音します。

RC-808の音の書き出し方法

ちょっと面倒ですが、現状は一つずつ出力するしか方法が無さそうです。

まず出力したいパットをクリックします。

そしてメニューから「Save Wave」をクリックし任意の名前で保存します。

他のやり方が判り次第追記します。

RC-808をMIDIコントローラーから操作する

ハードMIDI音源を使った事がある人なら抵抗はないと思いますが、標準がMIDIチャンネル10です。

もし外部MIDIコントローラーから操作する場合、どちらかを合わせる必要があります。

Maschineの場合ControllEditorがありますので、「GM Drum(Channel 10)」を使うと簡単です。

ドラム様なので元から結構近いMIDIノートが割り当てられています。

MIDIノートはRC-808側で合わせた方が楽かと思います。

メニューから「Settings(S)」->「Inst.# <-Note#」をクリックします。

ここから各パッドのMIDIノートの値を変更出来ます。

RC-808をDAWからコントロールする

FLStudioを使った方法をご紹介します。

他のDAWの場合は外部音源を使う方法と殆ど同じです。

RC-808の設定

メニューから「Settings(S)」->「Device」をクリックします。

「MIDI IN」を「LoopBe Internal MIDI」を選択します。(MIDI OUTは使いません)

次にFLStudioで F10 を押下します。(これでSettingsが表示されます)

「Output」の「LoopBe Internal MIDI」を選択し「Port」番号を「1」に設定します。
(この番号はMIDI OUTの番号と合わせれば何番でも大丈夫です)

「Settings」を閉じて「MIDI OUT」を追加します。

これで「MIDI OUT」が追加されます。

「Channel」を「10」に設定し、「Port」を「1」に設定します。

これで準備は整いましたので、「MIDI OUT」のピアノロールから35(B2)等をクリックしてみましょう。音が鳴るはずです。

【無料】TR-808がバージョンアップ?開発者がRC-808をリリース

音は本当に素晴らしいですが、使い勝手は正直酷いと思います。

あとシーケンサーは不要だと感じました。

音源部分のみVSTで操作性が良く$100位の価格であれば、かなり多くのユーザが購入していたと思います。

むしろ無料版はこのままで、有料版として操作性向上+VST対応でリリースして頂きたいです。

 

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