FL StudioでFruity Peak Controlleを使ったメリハリのあるサウンドの作り方
要はFruity Peak Controlleを使って大きい音の時にエフェクトの掛かりを強く/弱くしようと言う話です。
最近音デモで使っているのですが、簡単なのに効果があるので、知らない方は是非使って見て下さい。
応用も色々出来ます。
言葉より音を聴いて貰ったほうが早いので、以下の動画を聴いて見て下さい。
音デモ
効果が分かり易いように強めに掛けてみました。
ドラムにサチュレーション系のプラグインを掛けて、絶えず掛けるのではなく、アタック部分だけ掛かるように出来ます。
ゲインマッチしています。
サチュレーションは「Front DAW」を使ってみました。
最後の方デルタ(差分のみ)を鳴らしていますので、聴いてみて下さい。
次はLo-Fi用途で音が大きい時にピッチが大きく揺れるという方法です。
エフェクトは無料の「Pitch Drift」です。
ピアノは昨日ご紹介した「Thawney Practice Room Piano」です。
設定方法
今回は「Front DAW」を使った方法をご紹介します。
「Front DAW」の「Mojo」パラメータを「Fruity peak controller」を使ってモジュレートします。
まず「Fruity peak controller」と「Front DAW」をミキサーに読み込みます。
順番は「Fruity peak controller」が先の方が良いです。
「Fruity peak controller」を「Front DAW」のパラメータに割り当てていきます。
「Front DAW」を開き左上の▼から「Browse parameters」をクリック
ブラウザにパラメータの一覧が表示されるので、「Mojo」を右クリックして「Link to controller」をクリック
「Remote control setteings」で「Internal controller」のプルダウンから「Peak ctrl – Peak」を選択し「Accept」をクリック
これで準備完了です。
「Fruity peak controller」を開きエフェクトの掛かり具合を調節していきます。
設定するのは「Peak」の部分です。
マニュアルの日本語約も載せときます。
- ベース(Base)- 制御出力のベース、または最小値(オフセット)。
- ボリューム(VOL)- コントロール出力の最大値。コントロールは、-200%(最大左)から200%(最大右)の値を持つ両極性である。正の値を使用する場合、ボリュームを大きくするとピーク・コントロール出力値が大きくなる。ボリュームをマイナスにすると、ピークコントロール出力がマイナスになり、入力ピークごとにディップする「ダッキング」効果が発生します。サイドチェイン・ポンピング」エフェクトを作り出すには、Baseレベルと合わせて設定する必要があります。Baseを上げ、Volumeをマイナスにします。
- Tension – アタックとリリースのカーブの形状(コントロールのグラフィックはその効果を示しています)。注意:ほとんどのサウンドのアタックは非常に短いので、このパラメーターの効果を見たり聞いたりすることはできません。エンベロープのディケイ側で最も有用です。
- DECAY – 「ベース」レベルまで減衰するのにかかる時間。
最初「VOL」を調節して「BASE」で大体の掛かり具合を調整します。
あとは「DECAY」で動きを大きく動かすのか細かく動かすのか調整して「TENSION」でアタックとリリースを調整します。
エディットの様子を動画にしました。
まとめ
この方法だとプラグインやモジュレートするパラメーターを変えれば色々な効果を狙えます。
ディレイでやってみましたが、結構良かったです。
(反転させれば音が小さい時にWet音を大きくの様な事もできます)
ほんと「Fruity peak controller」は使えますね。
ただもう長い事一切アップデートされていないので、もう少し機能の拡充をしてくれたら最高です。
コメント
動画もわかりやすく、とても参考になりました!ありがとうございます!
しょうらろうさん
こんにちは。
またの訪問ありがとうございます。