FLStudioは良くも悪くもモノラルとステレオの区別が見た目上ありません。
今のDTM初心者からすればそれでいいような気がします。
ただ他のDAWを使っていた方からすると最初戸惑う所かと思います。
パット見はモノラルかステレオか判りませんが、オーディオをダブルクリックすると以下の赤枠の箇所で判ります。
右側がモノラルの時のアイコンです。
この記事ではステレオトラックに左右に別々のエフェクト処理をする方法を解説していきます。
例えばですが、コンプを左右別々に掛けて、少しだけ設定を変えると音が強い時だけ音像が動くと言う事が出来ます。
多分アナログ時代にはよくあった事なんじゃないかと思います。
デジタルだと良くも悪くもピッタリ合ってしまいますので、あえてずらすと言うのも面白いんじゃないかと思います。
FLStudioでステレオトラックに左右に別々のエフェクト処理をする方法
左右別々の処理をする場合、FLStudioの場合は、「Patcher」を使う方が楽なのと判り易いかと思います。
やり方まずPatcherをミキサーに読み込みます。
次に「Fruity Stereo Shaper」を2つ「Pather」内に読み込みます。
1つ目の「Fruity Stereo Shaper」を開き、プリセットから「Left-Right splitter」をクリックします。
このプリセットは「Fruity Stereo Shaper」のアウトプットを増やし「Send」を割り当てる事で左右別々に出すプリセットですが、2つ用意した方が簡単なので簡単な方で行きます。
2つ目の「Fruity Stereo Shaper」を開き同様にプリセットから「Left-Right splitter」をクリックします。
そして設定を以下の様に変更します。
(要は設定を入れ替えるだけです)
変更するのは赤枠の2つのパラメータだけです。
動画も用意しました。
あとは左右に別々のエフェクトを割り当てたり、同じエフェクトで設定を少し変えてステレオ感を演出するような使い方も出来ます。
最後にボリューム調整用に「Fruity Balance」等を入れておくと便利です。
まとめ
良くアナログだと立体的になると言った話を耳にしますが、アナログだと左右完全一致と言う事はないのだと思います。
ですから多少のずれから音像が広くなるということだと思います。
ただやり過ぎると不快になる可能性もあるので匙加減が重量なんだと思います。
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