VCV Rackの使い方 EricaSynths Black Octasourceの解説

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VCV Rackの使い方 EricaSynths Black Octasourceの解説

Chillout with Beats の yosi です。

EricaSynthsの実機Black Octasourceがベースとなっているモジュールです。

実機の価格は組み立て済みが€ 260.00でDIYは無さそうです。
(日本での販売価格は35,900円で売ってました。)

EricaSynths Black Octasourceとは

なんとなぜかBlack Octasourceには日本語マニュアルが存在します。

という訳で普通に引用させて頂きます。

ERICA BLACK OCTASOURCEは我々が考える
LFOの究極型です。8つの波形から1つのLFOを選択し、
選択したLFOを45度づつ異なるフェーズ(位相)で
8つの出力を取り出します。または全8種類の波形を
同時に出力させることもできます。波形の選択、
フェーズのシフト、LFO周期は全てCVコントロールが
可能です。またLFO周期を外部クロックと
同期させることも可能です。

EricaSynths Black Octasourceの主要機能

・手動またはCVコントロール可能なLFO周期
・手動で選択可能なフェーズ・シフト方向
・8つの同時出力
・外部クロックとの同期
・8つの波形は連続的にモーフィング可能
・フェーズ・シフト、波形選択及びFM CV入力
・バイポーラー出力振幅を反映するLED配備

EricaSynths Black Octasourceの各パラメータ解説

 

①RATEノブ:この大きなノブを回してLFO周期をコントロールします。正午の位置に設定すると全出力の振幅変化が静止”フリーズ”します。正午から時計回りに回していくごとにLFO周期は早くなり、フェーズ・シフトも時計回りに回転します。正午から反時計回りに回していく場合もLFO周期は早くなり、フェーズ・シフトは反時計回りに回転します

②SYNC:入力した外部クロックにLFO周期が同期します。外部クロックと同期中はRATEノブはセンターの”フリーズ”位置を除き、働きません

 

③WAVEノブ:このノブを回して出力LFOの波形を選択します。内蔵するLFO波形はサイン、ランプ、反転絶対値サイン、三角、矩形、絶対値サイン、ノコギリ、S&Hの順に並びますが、それぞれの波形は連続的に
変化させることができるので各波形間を次から次へと連続的にモーフィングさせることが可能です。
MULTIモード時はこのノブで各LFO出力それぞれの波形を変化させます。

 

④モード切り替えスイッチ:OCTASOURCEのモードを切り替えます。MULTIモードでは同一周期のLFOが8種類の異なる波形で8つのOUTからそれぞれ出力されます。この時WAVEノブは各出力の波形をシフトさせます。SINGLEモードでは同一周期、波形のLFOが隣接する出力が45度づつ(またはPHASE CV入力によって決定された角度の)異なるフェーズ(位相)で8つのOUTから出力されます。

⑤FM LEVEL:FM INへの入力CVに対するアッテネーターです。

⑥FM IN:内蔵LFOへの周波数変調入力です。

⑦OUTPUTS:OCTASOURCEからの各出力です。あなたのシステムの心臓、または脳と言えるモジュレーション・ソースに成りえるでしょう。

⑧OUTPUTS LED:バイポーラー出力振幅を反映するLEDです。

⑨PHASE CV:入力したCVで出力LFOのフェーズ・シフトをコントロールします。入力CVが0Vの状態で各出力はそれぞれ隣接する出力から45度づつ異なる位相で出力されます。CVで各出力への45度の位相における窓関数をコントロールします。

⑩WAVE CV:外部LFO、シーケンサー、またはOCTASOURCE内の出力をパッチすることで波形選択をCVコントロール可能です。

EricaSynths Black Octasourceのポイント

とても簡単に色々なパターンのLFOを作れます。

45度ずれたアウトが8本出力出来るのは実機として考えるとかなり優れていると思います。

そしてマルチモードだと8本全て同じ周期で異なる波形を出力出来ます。
Waveノブでモーフィング出来るのでかなりバリエーション豊かなLFOが得られます。

自身がLFOで8本もアウトがあるので、自身をFMのモジュレータとして機能させる事が出来る点も良いです。

EricaSynths Black Octasourceのまとめ

思っていた以上に素晴らしいモジュールでした。

実機を買う候補にこれも入りました。

仮想だといくらでもモジュールを増やせますが、実機ではいかに少ないモジュールで効率的に音を出すという事が必要になると思います。

 

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