概要
Chillout with Beats の yosi です。
VCV Rackの記事第十六回目です。
前回の記事はこちら
前回に引き続きおすすめモジュールというかAudible Instrumentsのモジュールを紹介するコーナーになってしまった。(まあおすすめには変わりない)
今回もMutable Instruments がベースとなったAudible Instrumentsです。
Bernoulli Gate(Branches)
今回もシンプルです。
とは言え、このシンプルさからは想像出来ない奥深さ!
まずオフィシャルの説明
枝はベルヌーイゲートと呼ばれる2つの同じセクションで構成されています。ジャックがセクション2の入力に接続されていない限り、内部接続はセクション1の入力をセクション2にルーティングします。
セクション2と言っているのは上下で二つの事ですね。セクション2のINに何も接続されていない場合はセクション1のINがセクション2にルーティングされます。
(何気に大事なことサラッと冒頭で書いてるところがAudible Instrumentsユーザビリティ)
ポイント
まずToggle modeとLatch modeの切り替えはBのボタンか右クリックから行えます。
Toggle modeの時はAのノブが一番左の時は4のみから音が出ます。
右に回していくとランダムに3からも音が出るようになります。一番右で3と4丁度半々に出力されます。
Latch modeはAノブが一番左の時には4のみから音が出ます。
Aのノブが一番右で3からのみ音が出ます。
一点注意する必要があって、ミキサーで入力AとB両方入力すると何も変化しません。(AとBに振り分けて出力しているだけなので、合わせると入力と同じ波形になります)
これをしらずにやっていると永遠と音が変わらない沼に入ります。
CONTROLS
The Bernoulli gate
IN入力(1)でトリガを受信すると、モジュールは仮想コインを投げる。結果が先頭であれば、トリガは出力A(3)に送信される。結果が末尾の場合、トリガーは出力B(4)に送信されます。
確率ノブ(A)と関連するCV入力(2)は、「ヘッド」と「テール」の結果のオッズを変えます。極端な設定では、結果はランダムではなくなり、モジュールは電圧制御スイッチのように動作します。
Toggle mode
トグルモードでは、モジュールは「ヘッド」と「テール」の結果を異なるペアの決定に関連付けます。「以前と同じ出力へのトリガーの送信を継続する」と「反対の出力にトリガーを送信する」です。その結果、確率ノブ(A)が最大値に設定されている場合、トリガーは出力AとBの間で切り替わります。
トグルモードを有効または無効にするには、スイッチ(B)を押します。
Latch mode
ラッチモードが有効になると、出力(3)または(4)は他の出力がアクティブになるまで+ 5Vに留まります。
ラッチモードを有効または無効にするには、スイッチ(B)を1秒以上押し続けます。
モジュールの電源を切っても、トグルとラッチの設定はメモリに保持されます。
まとめ
やっぱりAudible Instrumentsユーザビリティです。
結構判り辛い。
でもランダムでOutputを分けられる(分けた二つを足すと元の波形になる)のは使い道が多いです。
LFOやCVを分けるとほんとアイデア次第で凄い効果が出ます。
一通りおすすめモジュールの紹介が終わったら実際の使い道の解説をしていこうと考え中です。
(なんかFLStudioそっちのけになってるな・・・)
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