概要
Chillout with Beats の yosi です。
ラスボスが強すぎるので、もう一回ジャブを挟みます。
VCV Rackをある程度つかっていくとBPMに同期させる必要性が出てくると思います。
BPMクロックを使うと簡単に出来ますので、サラッと進みます。
今回は使う頻度の高いと思われるLFOとSEQのBPM同期を解説します。
BPMに同期させる方法
BPMに同期させる場合、BPM同期が出来るモジュールを使います。
個人的に使い易いと思うのはASのBPM Clockです。
機能的には十分で外見もなかなか良好です。
(やっぱり外見も重要ですよね。)
使い方は簡単で「BAR」だと一小節に一回、「BEAT」だと一小節に4回クロックが出ます。
これを使ってLFOやSEQをBPMで同期させることが出来ます。
LFOをBPMに同期させる
まず注意点ですが、LFOのモジュールでによって同期方法が2種類あります。
- トリガーを受診したタイミングでリセット
- BPM同期する
トリガーでリセットするタイプ
デフォルトで入っているLFOはトリガーでリセットするタイプです。
「RESET」にクロックを入れるとトリガーを受信する度にリセットします。
赤がクロックです。青がLFOです。クロックを受診したタイミングで0から開始しています。
BPM同期する
Clockの入力を備えたLFOモジュールが該当します。
Frozen WastelandのBPM LFOやNYSTHIのLFO MultiPhaseがClock入力を備えています。
あとはAudible Instrumentsのモジュールも大体Clock入力を備えているので使えます。
BPM LFOとLFO MultiPhaseをSCOPEでみるとちゃんとBPMにSyncしています。
(微妙に開始位置はずれてますが・・・)
BPMにSEQを同期させる
SEQもLFOと同じでBPM Clockを使うと簡単です。
大体どのSEQにもClockは備えていますのでBPM Clockのoutを接続すれば同期します。
SEQの場合は同期信号を1つ受信するとSEQが1つ進む仕組みです。
その為、Clockとして使うのは16thsか8thsになるかと思います。
下図はASの16-Step SEQです。
16-Step SEQの場合は「EXT CLK」にBPM Clockの16thsか8thsを接続します。
まとめ
如何でしょうか。簡単にLFOやSEQをBPMに同期する事が出来ると思います。
これでDAWと同期させる事もでき可能性が広がりますね。
実機だとこうはいかないでしょうから、ソフトウェアだと学習コストがかなり低く抑えられます。
やはりソフトウェアでしっかり学習してから実機をしっかり選んで買うべきですね。
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