Lo-Fi系のエフェクトを自分好みにカスタマイズする方法
Lo-Fi系のエフェクトって色々ありますが、ここではビンテージサンプラーから鳴らした様なエフェクトととらえて下さい。
以前Landon ViatorさんのビットクラッシャーMarauderを紹介した際に作った動画のやり方を詳しく解説していきます。
この記事は以下の内容でお送りします。
・IRの入手
・ビットクラッシャー系プラグインの入手
Lo-Fi系のエフェクトを自分好みにカスタマイズするには
ビンテージサンプラーで鳴らした様な音を得るには以下の2つがポイントだと思います。
・周波数特性(IR)
・ビット深度及びサンプリング周波数(ビットクラッシャー)
周波数特性(IR)
ビンテージサンプラーの質感に重要なのは周波数特性かと思います。
この周波数特性を再現する為にはIRが必要です。
もし古いサンプラーをお持ちの方は是非自分でIRを取得してみて下さい。
(サンプラー以外にもビンテージ系エフェクターなら試す価値ありかと思います)
あとはPlugin等からIRを取得して使うという手もあります。
(例えばMaschineのENGINEモード等)
大体のDAWでIRを取得出来るユーティリティが提供されています。
FLStudioの場合はFruity Convolverで出来ます。
IR取得方法も書いていますので、是非お試し下さい。
ビンテージマイクIRをFPCのドラムに掛けてみました。
最初に鳴っているのが、Dryのみの音です。
どのIRを使うかで音が大幅に変わりますので、バリエーションは無数に存在します。
ビット深度及びサンプリング周波数(ビットクラッシャー)
サンプラーなのでサンプリング出来るビット深度とサンプリング周波数がポイントになるかと思います。
例えばEmu SP-1200のビット深度は12 bitでサンプリング周波数は26.040 kHzでした。
この特性が独特の音を生み出す要因となったのだと思います。
(このほかにもサンプリングを倍速で行い、半分の速度で再生する等)
ビット深度や周波数を変更出来るプラグインは有料、無料多数存在しますので、どのプラグインを使うかも自分で選ぶ事が出来ます。
以下の動画を見てみて下さい。
無料、有料2種類ずつ鳴らしてみました。
TAL BitCrusher、OLDIGY、Decimort 2、TB_BitJuggler_v1の順番です。
IRの入手
Lo-Fiにするのなら別に何のIRでも良いんじゃないかと思うんですよね。
例えば小さいスピーカーやビンテージマイクなんか正しく打って付けかと思います。
以下の記事で紹介している小さいスピーカー等のIRが入手可能です。
以下の記事ではビンテージマイクのIRが入手可能です。
ビットクラッシャー系プラグインの入手
個人的におすすめのビットクラッシャー系プラグインの一部をご紹介します。
まずは無料からです。
TAL BitCrusher(無料)
TALさんは技術力がありますが、セールを滅多にしない為、話題になりにくいデベロッパーさんです。
この他に有料の所でも紹介していますが、TAL-DACがおすすめです。
OLDIGY(無料)
Winでしかも32bitのみですが、結構良い感じのLo-Fi感が得られます。
Marauder(無料可)
以下の記事で紹介していますのでこちらの記事も是非
以下有料です。
TAL-DAC(有料)
かなり微調整が可能なプラグインです。
拘りたい方にはこれがおすすめです。
Decimort 2
結構セールするのでお持ちの方も多いかと思います。
プリセットも多く優秀です。
TB_BitJuggler_v1
ToneBoostersさんのBitJugglerもかなり推しのプラグインです。
セールを全くと言って良いほどしないので、基本話題なりません。
非常にクオリティの高いプラグインを安く販売しているデベロッパーさんです。
まとめ
如何でしょうか。
かなり積極的に音作りが可能かと思います。
既存のプラグインを使うのも勿論よいですが、こういう積み重ねがオリジナリティへと発展していくんじゃないかと思います。
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