Voltage Modular PSP Ultimate Modular Collectionの使い方 nitroBQF
Chillout with Beats の管理人 yosi です。
PSP Ultimate Modular Collectionかなり良いので記事書いてきます。
(少しだけ需要ある事もわかったし)
まずPSP Ultimate Modular CollectionにはFilterが4種類ありますので、その解説から進めようかと思います。
・PSP nitroComb – 2チャンネルコムフィルター
・PSP nitroSVF – ダイヤル状態変数フィルター
・PSP nitroFormant – デュアルフォルマントフィルター
今回はPSP nitroBQFからです。
PSP nitroBQF
概要
PSP nitroBQFは、2つの並列マルチモードフィルターを備えたBIQUADのモジュール適応です。この珍しいモジュールは、ローパス、ハイパス、バンドパス、ピークの4つのフィルター形状を持つ2つのフィルターを備えています。フィルターには、レゾナンスとサチュレーターの独立したコントロールがあります。フィルターを緩やかな12dBスロープ、よりアグレッシブな24dBスロープ、または急な36dBスロープに設定できます。PSP nitroBQFは、調整可能な入出力ゲインと、処理されたサウンドとソースをブレンドするためのPSP Nitroの有名なモーフコントロールを提供します。PSP nitroBQF は、そのモジュール形式を最大限に活用しています。マスターステレオコントロールボルテージスタイルの入力と出力だけでなく、周波数、レゾナンス、モーフコントロールのCV入力も提供します。創造的なフィルタリングを探しているときはPSP nitroBQFが必要です。
解説
単純にDAWからエフェクトとして使うだけなら、以下の様にInとOutを繋げればOKです。
一見普通のFilterに見えますが、2つのFilterが並列で搭載されています。
2つのFilterはパラレル(モーフィング可能)でLFOでコントロール出来る所がポイントです。
まずは片方のFilterのみを使った動画です。
PSP nitroLFOでコントロールするとこれだけでもかなり強力なFilterとなります。
今度はパラレルで使ってみます。
二つのLFOを使う事で、違うタイミングで2つのFilterをコントロール出来ます。
(Patcherでも出来ますが、視覚性と利便性で圧倒的にこちらの方が良いです)
残念ながらマニュアルが無いので、主要パラメータのみ紹介します。
まずは大まかな部分です。
InputとOutputがあります。
L/M in/outはLだけ使うとモノラルとなります。
PSP nitroBQFを使えばAudioDamageのFilterstation2の様なパラレルで左右別のFilterを掛ける事も簡単に出来ます。
少し詳細部分の解説です。
1.は上からLowPass、HighPass、BandPass、Peakです。
2.Poleと同じです。Filterの角度です。
レゾナンスにも影響します。
3.サチュレーション量を調整出来ます。
フィルターは歪みやすいので内部でサチュレーション掛けられるのは良いです。
この辺は特に解説は不要かと思いますが、一応。
上からFilterの周波数、レゾナンス、AとBのモーフィングです。
そしてそれぞれCV Inputがあるので、LFO等でモジュレーション出来ます。
それぞれのCV Inputの右下にあるノブでCVで受ける電圧量のコントロールが出来ます。
設定範囲は+-1で-1の時は反転します。
0(中央)に近い程、変化が小さくなります。
Voltage Modular PSP Ultimate Modular Collectionの使い方 nitroBQFまとめ
これだけでも十分素晴らしいのですが、この他に3つもFilterがあるって素晴らし過ぎです。
PSP Ultimate Modular Collectionはエフェクターとしても十分使えます。
最初は今無料のVoltage NucleusとPSP Ultimate Modular Collectionで十分かと思います。
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