NativeInstrumentsのFORMの使い方①(Performの解説)

2021 10 01 03h23 06 使い方
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少しNIさんのFORMの使い方を書いていきます。

多分よく使うであろうPerform(要はスナップショット)の使い方からです。

この記事は以下の内容でお送りします。

・FORMのPerformの概要
・FORMでPerformの追加方法
・FORMでPerformance slotsをMIDIノートで切り替える方法
・FORMでMulti Modeの設定方法

FORMのPerformの概要

PERFORMセクションでは、モーションカーブを含むすべてのパラメータ設定を含むサウンドのバージョンを保存し、MIDIキーボードで再生することができます。

プラグインの右下部分が「Perform」のパラメータが固まっている所です。

2021 10 01 01h32 03

スナップショットと言われてもという方も居るかと思いますので動画を用意しました。

右下に注目して下さい。

フォーカスされている丸が変わると音も一緒に変わっているのが判るかと思います。

12個の丸にパラメータを変えた状態を保存する事が出来、MIDIノートで丸を変える事が出来ます。

2つのモード

「Perform」には「Single」と「Multi」の2つのモードがあります。

「Single」は「FORM」の「Perform」をスナップショットの様に使えます。

「Multi」は「FORM」の「Perform」をレイヤーの様に鳴らす事が出来ます。

今回は「Single」のみの解説ですが、「Multi」の解説も書きますのでお待ちください。

FORMでPerformの追加方法

「Perform」はスナップショットの様なもので、パラメータを変えた状態を保存し置く事が出来、プリセットと異なりリアルタイムで変えてもノイズや遅延が発生しません。

「Perform」の追加方法ですが、基本的に今ある音をコピーしてから変えるという作業になります。

まず元となる「Perform」を決めます。

なお12個並んだ丸は「Performance slots」という名称です。
(以降Performance slotsと表記します)

「Performance slots」の色が薄い色は「Perform」が追加されている状態です。

ここでは「Performance slots」の4番目を基とします。

「Performance slots」の4番目をクリックし、右下の「COPY」をクリックします。

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次に5番目の丸をクリックします。

これでコピーした内容が貼り付けられます。

動画を用意しました。

なお貼り付け先はどこでも構いません。

これで「Perform」が追加出来ました。

あとは追加した「Perform」でパラメータを変えておきましょう。

一番簡単で効果が出やすいのはエフェクトです。

リバーブやディレイを強めに掛けると面白いです。

動画を用意しました。

FORMでPerformance slotsをMIDIノートで切り替える方法

「Performance slots」を変更する際に手動だと上の動画の様にかなり不自然な感じになってしまいます。

ですからMIDIノートで変えられるようになっています。

有効無効は下図赤枠のキーボードのアイコンから出来ます。

点灯時が有効でMIDIノートで「Performance slots」が切り替わります。

2021 10 01 02h24 54

変え方はデフォルトではC0-B0(FLはC3-B3)のMIDIノートで「Performance slots」が切り替わります。

Control Octave Settings

「Performance slots」のMIDIノートでの切り替えがC0-B0(FLはC3-B3)の場合、Bassの様な音色は被ってしまいます。(Bassが鳴らず「Performance slots」が切り替わる)

その時の為に、「Control Octave Settings」があります。

場所はスパナアイコンです。

「OCTAVE」の所をドラッグすると切り替え可能です。

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「CHANNEL」を変えてそもそも「FORM」鳴らすMIDIチャンネルとは異なるMIDIチャンネルを使う事もます。

FORMでMulti Modeの設定方法

Multi Modeの概要

「Multi Mode」は最大4つまでの「Performance slots」を同時に鳴らす事が出来ます。

要はレイヤーと同じです。

Multi Modeにはマスターとスレイブが存在します。

マスターは赤い王冠のアイコンになり、下図で赤枠の3つがスレイブです。

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マスターとスレイブの違いはマスターのエフェクト設定が使われるという点です。

どれをマスターにするかやスレイブの下図で結構音が変わりますので、これだけでも結構なバリエーションが得られます。

動画を用意しました。

 

Multi Modeにする

「Multi Mode」にするには右上の下図赤枠部分をクリックして「MULTI MODE」にします。

そして同時に鳴らす「Performance slots」の下図を右側にある数字で決めます。

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数字は何個スレイブにするかを決め、マスターの右隣りから順に増えます。

Multi Modeの各Performance slotsの音量を変える

各「Performance slots」の音量を変更する事が出来ます。

下図の赤枠部分のアイコンをクリックするとフェーダーの画面に変わります。

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フェーダーは上下+-12dB変化します。

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なお「Multi Mode」でもMIDIノートでスロットの切り替えが可能です。

 

まとめ

「FORM」の「Perform」機能素晴らしいですね。

「Perform」の使い方を覚えるだけでもかなりエディットが出来るかと思います。

そしてプリセットが 550以上搭載されていて、殆どのプリセットに「Performance slots」の登録されていますので、凄い量のバリエーションですね。

次はモジュレーションの解説です。

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