概要
Chillout with Beats の yosi です。
FLStudio20には波形編集が出来るEdisonが標準装備されています。
アイコンやメニューがたくさんありますが、使いこなせていませんでしたので、サラッと学んでみました。
Edisonの起動方法
メニューからのインサートは止めましょう。
最も簡単な起動はミキサー上で「Ctrl+C」又は「Shift+E」です。
「Shift+E」だとミキサーにEdisonが録音スタンバイ状態で起動します。
あとは「Channel Track」にロードされているサンプルファイルを編集したい場合は、「Sampler」上で「Ctrl+E」です。
また、エディットしたあと、再度「Sampler」に読み込む場合は、で「Sampler」にドラッグします。
Edisonを使った録音
Edisonはとりあえず録音する時にとても便利です。
録音ボタンを押しても入力されるまでは待機していてくれます。
例えば以下の様な使い方が簡単に出来ます。
オートメーション出来ないような音を録音する
EFFECTORやGrossBeatのパフォーマンスってオートメーションするより、リアルタイムで動かした方が良い場合があります。
こういう時にEdisonで録音すればアイディアを撮っておくことが出来ます。
ちょっとEdisonからGenerationでサイン波を作ってそれをEdisonのScrubで操作し、GrossBeatを掛けてEdisonで録音してみました。
これだけでちょっとスクラッチっぽくなります。
ギターやiPhoneのアウトを録音する
ギターを弾いていてちょっと録音したい時やiPhoneのアプリで良いフレーズが浮かんだりしたらとりあえずEdisonで録音しておけば、トラックが増えることなく録音しておけます。
また、必要に応じて要らない所をカットして保存したり、ノーマライズして、トラックに配置したりと流れるようなワークフローが実現します。
あと外部機器をループレコーディングするような場合は以下の動画がとても役に立ちます。
Script
何となく避けていたのですが、一通り触ってみたら、意外と良いものがあったので紹介します。
ローファイエフェクト
ビットクラッシャーやサンプリングレートを落とすのはよくありますが、(これもそうなのですが)塩梅が絶妙です。ドラムに掛けると良い感じになります。
スクリプトアイコンから「FX」->「Old School」をクリックします。
エフェクト加減等一切設定出来ませんが、良い感じになります。
ドライ
ウェット
AMP
書き出す前に全体とか一部だけちょっと音量下げたい時に便利です。
Generation
万人受けしませんが、サイン波やパルス波等を作れます。個人的にはプラグインの挙動を調べるのに、サイン波を使う時があって、よくこの機能を使います。
Blur
これが意外と面白くてBlurを使って神々しい感じのPadが作れます。
作り方は以下の動画を参照してみて下さい。
そしてこのBlurをリアルタイムでやる動画もあります。
保存
何気に便利なのが、各種フォーマットで保存出来る事です。
特にSNSで配信をする人にはかなり重宝するのではないでしょうか。
以下のフォーマットに対応しています。
Microsoft wave file (*.wav)
Microsoft compressed wave file (*.wav)
WavPack (*.wv)
MPEG 3 audio file (*.mp3)
Ogg Vorbis (*.ogg)
FLAC audio file (*.flac)
正直使うのは普通のwavとmp3 と ogg位ですけど、配信を考えている人にはとてもあり難い機能です。(私自身もかなりお世話になってます)
まとめ
如何でしょうか。Edisonかなり便利ですね。
波形編集ソフトが自由自在にミキサーに高速でアサイン出来て、編集、mp3の書き出しが出来るって他のDAWには無いかと思います。(あっても少ない)
個人的にはBlurとFruity Convolverのリアルタイム処理が気になったのでやってみようと思います。
あとは他にもノイズ除去機能なんかもあるのですが、確認した所、あまり優れているとは言えなかった為、今回は見送りました。
興味ある方はこちらを参考にしてみて下さい。
ちょっとしたノイズであれば除去出来ます。
ただ、性能面で言うと、Izotope RX 7 Elements等の方が良いかと思います。
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