ちょっと思い付いてやってみたら簡単に出来たので記事にしました。
まずタイトルの「パーフェクトマッチするサイドチェイン効果」について簡単に解説します。
サイドチェイン効果としているのはボリュームエンベロープによるゲインリダクションなので、厳密に言うとサイドチェインでは無い為です。
そしてパーフェクトマッチですが、Kickの波形と一致するボリュームエンベロープを用意してゲインリダクションする為です。(多少の誤差は出ますが、その辺は愛好で)
エンベロープはGrossBeatで作ります。
Kickの波形と一致するボリュームエンベロープでゲインリダクションを行うと非常に自然にサイドチェイン効果が掛かります。(これは必ずしもメリットではありませんが)
Duckと比べてみましたので、以下の動画を見てみて下さい。
GrossBeatは結構自然なので良く聴かないとサイドチェイン効果が掛かっている事が判りません。
Duckは良くも悪くもサイドチェイン効果がはっきり聴こえます。
この記事は以下の内容でお送りします。
・GrossBeatでKickのボリュームエンベロープを作る
4つ打ちのKickを1小節分用意する
まず準備として4つ打ちのKickを用意します。
やり方はどんなやり方でも良いのですが、FLStudioで用意するとしたら、レンダリングするのが簡単かと思います。
以下の様な感じで1小節分の4つ打ちを作ります。
「Playlist」の上の部分をCtrl + ドラッグで1小節分を範囲を選択します。
そしてShift + Alt + c を押下するとレンダリング画面が出ますので、そのまま「Start」をクリックしてレンダリングします。
すると以下の様に4つ打ちのKickが1小節分が出来ました。
一応動画も用意しました。
これで準備は完了です。
GrossBeatでKickのボリュームエンベロープを作る
「GrossBeat」をミキサーに読み込みます。
読み込むのはどこでも良いですが、マスター以外が良いです。
「GrossBeat」を開き「Volume Slot 1」を選択します。
そして先ほどレンダリングした4つ打ちをダブルクリックします。
すると以下のような画面が表示されます。
下図の赤枠部分をGrossBeatにドラッグアンドドロップします。
何と言う事でしょう、Kickのエンベロープが出来ているではないでしょうか。
ただこのままだとKickと同じエンベロープなので、反転させます。
▼から「Flip vertically」をクリックします。
これで完了です。
動画も用意しました。
あとはサイドチェイン効果を出したい音をGrossBeatが挿入されているミキサーに流せば、四つ打ちのタイミングでサイドチェイン効果が掛かるという訳です。
まとめ
GrossBeat以外にもオートメーションでも同じ事は出来るのでそちらも記事を書きます。
ただ正直面倒なのでSweetsonicsさんのLaser がおすすめです。
自動でサイドチェインが掛けられ、アタック、ホールド、リリースの調整まで可能です。
そしてサイドチェインの開始位置まで調節出来るんです。
サイドチェインでお困りの方はデモ版もあるので是非試してみて下さい。
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