概要
少し間が空きましたが、Cardinalの使い方です。
前回までの記事はこちらからどうぞ。
今回は以下のやり方です。
・シーケンサーの出力を音階に合わせる(次回以降)
・DAWからパラメータをオートメーションする(次回以降)
とりあえずはこんな感じです。
ただこれだと音階になっていないので、普通の曲には使えません。
ですから、次回以降の記事で以下のような感じにしていきます。
DAWのBPMにシンクさせる
DAWから使うとなるとやはりBPMシンクしたくなりますねよ。
ホストのクロックを伝えてくれる「Host Time」を使います。
具体的な使い方をシーケンサー「16-step Sequencer」(以降16STEP-SEQ)を使って解説していきます。
デフォルトの「Cardinal Synth」を起動した状態からシーケンサを追加してDAWのBPMに同期させる方法です。
モジュールの追加
Host Time
追加する場合は右クリックから左上のテキストボックスに「Host Time」と入力すると楽です。
16STEP-SEQ(16-step Sequencer)
右クリックから左上のテキストボックスに「16」と入力して追加します。
以下のようになります。
モジュールの結線
それでは結線していきます。
まず「Host Time」はDAWのBPMと同期したクロックを出力してくれます。
ですから、「Host Time」の「Step」を「16STEP-SEQ」の「Ext Clk」に入れてばOKです。
「Beat」だと4分、「Step」だと8分のタイミングでクロックが出力されます。
(BPMに合わせるなら4分)
あと「Playing」を「RESET」に接続します。
これはDAWのスタートとシーケンサーのスタートを揃える為です。
次にノブを適当に動かして音階を作ります。
この時下のLEDを点灯させます。
(このLED点灯をやらないとGate出力してくれません)
そして「VCO」の「V/OCT」を「16STEP-SEQ」の「ROW 1」に接続します。
「ADSR」の「GATE」を「16STEP-SEQ」の「GATES」に接続します。
これでDAWを再生して見て下さい。
微かに音が鳴るかと思います。
ADSRのアタックが弱いので、サイン波出力だとかなり弱弱しくなります。
ですから「ADSR」の「ATK」を最小にして、「VOC」の出力を「SINE」以外にして見て下さい。
まとめ
音はなりますが、音階になっていないので、使い道がかなり狭くなります。
次回はこういう時に使うクオンタイザーについて解説していきます。
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