ArturiaのPigments 2をシーケンサーとして使う方法(音付き解説)

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概要

今まで幾つかシーケンサーを紹介してきましたが、Pigments 2はほんと優秀です。

音も好きですが、シーケンサーに欲しい機能がしっかり付いてる感じです。

そしてFLStudioのBurn to Midiを使えば幾らでもフレーズが生成出来ます。
(やりたかったのはこれだよこれ!って感じです)

 

以下の3つをしっかり解説します。

・Pigments 2を使ってランダムシーケンスを作成する
・ランダムシーケンサをランダムで生成する
・Pigments 2をMIDI outして他のVSTiを鳴らす

 

Pigments 2を使ってランダムシーケンスを作成する

別に解説必要なのか?と言う位簡単です。

左上の「Seq」をクリックします。

弾いても良いですが、MIDIノートを打ち込んでおくと楽です。
(FLだとC5辺りが良いかと思います)

再生してあとはサイコロアイコンをドラッグすれば音が変化するかと思います。

気に入ったらシーケンスが出来たら「Apply」をクリックすると各ステップに適用されます。

 

音階をランダムに変更する

デフォルトだと「Scal」の設定が「Chromatic」で黒鍵、白鍵全て再生されてイマイチな感じになります。

スケールは「Pitch」から変更出来ます。

ここでは「Major」を選択します。

判る方はお好きなScalを選択するか「Custom」から自分で好きな音階のみを対象とすることも出来ます。

「Pitch」のサイコロアイコンは最大位まで上げないと変化量が少ないです。

オクターブのランダムは「OCTAVE」から調整出来ます。

最大+-2の変化量です。

音の強弱をランダムに変更する

1~127の間でランダムを調整出来ます。

「As Played」はトリガーするMIDIノートのベロシティの影響をどの程度受けるかを設定出来ます。

0%の時は全く影響を受けず、各ステップで設定したベロシティの値で出力されます。

音符の出現度をランダムに変更する

これだけ少し他と異なるのですが、出現率を調整出来ます。

出現率なので、再生させる度に変化します。

 

音符の長さをランダムに変更する

「GATE LENGTH」を変更すると音符の長さをランダムで変更出来ます。

変化量は5%から4倍の400%の間です。

ランダムシーケンサをランダムで生成する

ランダムシーケンサをランダムでって何のこと?って感じですが、ランダムで生成したシーケンスをさらに定期的にランダムに更新していきます。

まずは以下の動画をまず見てみて下さい。

Pigmentsの良い所はランダムで再生成させるタイミングを指定出来ます。

このランダム機能を使うと永遠とランダムでメロディを作り続けてくれます。

使い方は「Auto Regen」を有効にするだけです。

例えば1Barであれば1小節毎にランダムで再生成されます。

短くも設定出来ますが、問題は良いフレーズ!と思っても次の生成が行われてたら、失われてしまいます。(Ableton Liveであれば他のMIDIトラックで記録できるかもしれません)

FLStudioだとBurn to MIDIで書き出してから判断するしかありません。

更にバリエーションを増やすにはLFO等を使ってスピードをモジュレートすると良いです。

簡単に解説しておきます。

LFOの「Reset Source」を「Free」にしておきます。

「RATE」斜め右下にある「+」をクリックします。

LFOのメモリを動かすとRATEがLFOでモジュレート出来ます。

こんな感じにシーケンスの再生スピードをLFOで変えられます。

 

Pigments 2にMIDI outをして他のVSTiを鳴らす

Pigments 2は結構重たいので、Pigments 2で生成するシーケンスを他のVSTiを鳴らす方法を解説します。

ランダムでリフを作って外部のVSTiを鳴らし、サンプルをペタペタ張ったのがこちら。
(EQ、CompなどはせずOzoneを最後に挿しただけの手抜きです)

ちょっとオリエンタル風の自分では中々出てこない感じのリフが作れちゃいます。

最初に鳴っている音のリフが殆どPigmentsで作ったリフで、Dexedで鳴らしてます。

 

毎度の事ですが、FLStudioを使います。

Pigments 2 にMIDI outを設定

左上の歯車アイコンから「Settings」を開き、「Output port」を「0」に設定します。

Pigments 2の使わない機能を切る

Synth部分とFx部分はOFFにしましょう。

Synthは以下の赤枠部分4つです。

Effectsは以下の赤枠部分6つです。

他のVSTiにMidi inの設定をする

ここではDexedを使います。

左上の歯車アイコンから「Settings」を開き、「Input port」を「0」に設定します。

以上で完了です。

このページ内の音は殆どDexedです。

リバーブはADAPTIVERBを使っていますが、Plate系のリバーブを使うと少し近い感じになります。

ArturiaのPigments 2をシーケンサーとして使う方法(音付き解説)まとめ

Pigments 2のシーケンサ良過ぎですね。

ランダム系って音楽的に全然使えないケースが多いですが、Pigments 2は簡単に使える音が生成出来ます。

良い感じのランダム具合で飽きません。

そしてDexedADAPTIVERBの相性が良過ぎです。

Dexedは使っている人あまり見かけませんが、もっとみんな使った方が良いと思います。
(この記事書いている頃はほんと見かけませんでしたが、最近は時々見かけるようになりました)

以下の記事で詳しく解説していますので、興味を持たれた方は是非。

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