概要
Chillout with Beats の yosi です。
Patcherって何って人向け第2段です。
前回はInstrumentだったので、今回はEffect編です。
Patcherのプリセットを使ってみる
PatcherにもEffectのプリセットを一つずつ見ていきます。
PatcherをEffectから起動
Effectは大量にあって、全部で103のパッチがあります。
結構多いので、幾つか使い易いのを選んで紹介します。
8 step pattern
「Filter」の中にあります。
8Stepでフィルターが掛かります。
一つのノブが16分音符分です。
中を見たらなるほどこういう方法があるんだなと驚きました。
8つに分けでGrossBeatでとか思ったけどFruity Love Philterだけとは思いませんでした。
8つあるフィルターのVolumeをPatternのエンベロープでそれぞれ8つに分けています。
One knob multi effects
「Special」の中にあります。
8つのエフェクトがON/OFFも含めノブだけで調整出来るのは良いですね。
ライブやる人にはかなり使えると思います。
(このまま使わなくてもプラグインを入れ替えれば好きなプラグインをアサイン出来ます)
見た目はシンプルですが、中では結構面倒なことになっています。
ノブの動きだけでON/OFFをする必要がある為、全てのEffectに入る前にDRYとWETをクロスフェードさせる「Fruity Love Philter」をかましています。
以下の様に「MOD Y」にVolumeを割り当てています。
これにより「MOD Y」を動かすとDRY音とWET音がクロスフェードする仕組みです。
これがWET用
これがDRY用
Note EQ
「X Youlean」の中にあります。
ノート単位でEQを掛けようという試みだと思います。
何だこれと思って中身を見てみたのですが、結構変態的です。
Fruity parametric EQ 2の各バンドにCであれば、67Hz、133Hz、264Hz、524Hz、1054Hzと割り当ててあります。これを音階分用意してあるので、Patcherが凄い事になってます。
良く作るなーの一言です。
Simple EQ シリーズ
これも「X Youlean」の中です。
Simple EQシリーズはその楽器に合ったバンド幅と周波数が設定してあります。
例えば以下の様に変更します。
EQは以下の様に変化しています。
Acoustic Guitar以外にも一通り揃っています。EQで思うように音が決まらないと思ったら試してみると良いかもしれません。
Simple EQ – Acoustic Guitar.fst |
Simple EQ – Bass.fst |
Simple EQ – Bassdrum.fst |
Simple EQ – Cymbals.fst |
Simple EQ – Drums.fst |
Simple EQ – General.fst |
Simple EQ – Guitar.fst |
Simple EQ – Keyboards.fst |
Simple EQ – Piano.fst |
Simple EQ – Snare.fst |
Simple EQ – Toms.fst |
Simple EQ – Vocal.fst |
Stereo Exciter
これも「X Youlean」の中です。
ステレオ感を強調してくれます。
思っていたより自然な感じで良いです。
Fruity Stereo Shaperを上手い事使っているのは判るのですが、ちょっとちゃんと解読しないと何やっているのかイマイチわかっていないです。
(MS処理と乱数発生させてボリューム変化させて何やってるんでしょう・・・)
まとめ
とても勉強になります。
多分ですが、この辺の知識というか考え方は最近流行のモジュラー関連でも多少役に立つような気がします。(信号のフローとかFormulaを使って入力値を調整するとか)
あとYouleanさんが作成したパッチはプリセット以外にもImageLineのフォームにあります。
気になった方は是非試してみて下さい。
Youleanさんはラウドネスメーターのプラグインなんかも作成しています。
コメント
今までPatcherの使い方がわからなかったのですが、動画を見たり、こちらのサイトを参考にしてやっと理解することができました。プリセットもたくさんありすぎてわからなかったのですが、色々音を出して楽しんでいます。Youleanさんが作成したパッチがImageLineのフォームにあるのも知りませんでした。ありがとうございます!
ラマさん
コメントありがとうございます。
このサイトを見て判ったと言って頂けると本当にうれしいです。
Patcherもアップデートで更に使い易くなっているので、もう少し記事増やしていきますね。