ImageLineのFL Studio 20.8.2にアップデート(アップデート内容の解説)
Apple Silicon (M1)への対応や細かいアップデートがされました。
個人的にうれしいのはFPCのPadからPadへのドラッグアンドドロップでしょうか。
以前から欲しいと思っていたのですが、やっと実装されました。
しかしFLStudioはアップデートの速さが素晴らしいですね。
多分アップデートが無料だから細かくアップデート出来るように思います。
(有料だと新機能をしっかり入れないとユーザは納得しません)
まあ細かくアップデートを嫌がる方も居るので、DAWを選ぶ基準にもなるかと思います。
主要なアップデートを別途解説を付けました。
アップデート内容
- Apple Silicon – FL Studioは、Rosetta 2でパフォーマンスが向上したApple Silicon (M1) CPU上で動作します。
- Parametric EQ 2 – 周波数ノブのポップアップにノートスナップ値を追加しました(バンドトークンと一致)。
- ZGE Visualizer – 新しい「Use final (post master) audio」オプションを追加しました。
- FPC – パッドから別のパッドへ(クリック&ドラッグ)することで、パッドのクローンを作成できるようになりました。
- 3x OSC – コンテキストを意識したタイプイン値のサポートを追加しました。
- Control Surface / Patcher – キーボードコントロールに「スクロールバーの色」プロパティを追加した。
- FL Keys – コンテキストを意識したタイプイン値のサポートを追加しました。
- FL Studio Mobile – Version 3.5にアップデートされ、サンプラーの改良、新しいゲートプラグインなどが含まれています。
- Instrument Tuner – レスポンスタイムは、スイッチから連続ノブに変更され、808-STEのベースキックのような短いサンプルのチューンをより正確に検出できるようになりました。
- Channel Settings – タイムストレッチパネルでは、Autoが使用されているときに、どのようなストレッチモードが使用されているかが表示されるようになりました(Modeメニューの下)。
- Playlist – Picker Panel > (Right-Click) Clip/s 選択されたパターンをグループ化しません。ピッカーパネルの現在のグループフィルタから選択されたパターンをアングループ化します。
- Channel Preview Keyboards – マウスを離した時の垂直位置を基準にしたNote OFFのベロシティサポートを追加しました。
- General Settings > Language -言語を変更した場合、終了時に警告メッセージが表示されます。
- File size warning – プロジェクトサイズの警告ダイアログを改善し、ファイルの種類とサイズについてより明確にした。
- MIDI scripting – 追加:プラグインモジュールにNextとPreviousのプリセット選択機能が追加されました。いくつかのプラグインでは、パラメータの値をディスプレイ付きのMIDIコントローラーにテキストフィードバックとして表示できるようになりました。プラグインには、キーボードコントローラー、DX10、ドラムシンセライブ、フルーツキック、Plucked!
- Transport Controls – (右クリック) パット/ソングスイッチをクリックして、それぞれチャンネルラックまたはプレイリストを開きます。
Parametric EQ 2
周波数ノブのポップアップにノートスナップ値を追加しました(バンドトークンと一致)。
多分Parametric EQ 2右下ノブを右クリックした際に出るコンテキストだと思います。
ただ以前から各バンド毎のアイコン?からは選択出来ていたので、あまり意味ないような気がします。
FPC
パッドから別のパッドへ(クリック&ドラッグ)することで、パッドのクローンを作成できるようになりました。
Channel Settings
タイムストレッチパネルでは、Autoが使用されているときに、どのようなストレッチモードが使用されているかが表示されるようになりました(Modeメニューの下)。
Autoを選択時、以下赤枠部分に表示されるようになりました。
Playlist
Picker Panel > (Right-Click) Clip/s 選択されたパターンをグループ化しません。ピッカーパネルの現在のグループフィルタから選択されたパターンをアングループ化します。
ピッカーパネルからアングループが出来るようになったようです。
少し判り辛いですが、アレンジメントビューでクリップをグループ化するのとピッカーでクリップをグループ化するのは別扱いのようです。
アレンジメントビューだと動かす時も全て一緒に動きます。
オートメーションとオーディオクリップ一緒に動かしたい時などグループ化しておくと便利です。
ピッカーでのグループはイントロとかAメロ等で分けてる用途が向いている感じがします。
Channel Preview Keyboards
マウスを離した時の垂直位置を基準にしたNote OFFのベロシティサポートを追加しました。
以下の部分かと思います。
マウスを離した際、その位置のNote OFFのベロシティが出力されるようになったようです。
Hint Barを見るとわかりますが、何故かHint Bar上は64がとなっています。
(と言うか殆どの方は気にする必要ないんじゃないでしょうか)
MIDI scripting
追加:プラグインモジュールにNextとPreviousのプリセット選択機能が追加されました。いくつかのプラグインでは、パラメータの値をディスプレイ付きのMIDIコントローラーにテキストフィードバックとして表示できるようになりました。プラグインには、キーボードコントローラー、DX10、ドラムシンセライブ、フルーツキック、Plucked!
FLStudioのNativeプラグインがNextとPreviousのプリセット選択機能が追加されたようです。
マニュアルだとこの辺のことだと思います。
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