Outputのパルスエンジンを搭載した音源SIGNALの使い方(実践編)
何回かに亘ってOutputのSIGNALの使い方記事を書いていきます。
まずは基礎編と思ったのですが、SIGNALの場合はプリセットが500あるので、プリセットからイメージに合った音を探し軽くエディットするという流れがワークフローとして現実的かと思います。
ですから先に実践編を書いてその後で粛々と基礎編を書いていきます。
実践編はプリセットをエディットする際に変更すべき箇所を解説します。
では早速解説していきます。
Pulseを変更する
PulseはSIGNALの音作りにおいて最も重要な部分じゃないかと思います。
SIGNALにはPulseエンジンがAとB2つ搭載されています。
PulseエンジンAとBにはそれぞれ以下のパラメータがあり、音色に大きく影響します。
・Pulseを設定する「Main Rhythm」、「2ND Rhythm」
大元の音色を設定する「Sound Source」
シンセで言う所のOSC(オシレータ)です。
シンセ系、生楽器系それぞれ25種ずつで計50種から選べます。
変更するには下図の赤枠部分をクリックすると選択出来ます。
なお音色を選ぶ際、もう片方のエンジンをOFFにすると音色の変化が判り易いです。
動画を用意しました。
Pulseを設定する「Main Rhythm」、「2ND Rhythm」
Pulseエンジンの肝と言える部分かと思います。
この「Main Rhythm」や「2ND Rhythm」は4種類から「Pulse Types」を選べます。
4種類の「Pulse Types」については別途「基礎編」で解説します。
ここでは概要と変更方法を解説していきます。
「Pulse Types」の概要
「Pulse Types」は以下の4種類ありますが、モジュレーションとして動作するのが「WAVE」、「STEP」です。
「Main Rhythm」と「2ND Rhythm」の2つを使う事で複雑なリズムが作れるという仕組みです。
「ARP」はアルペジエイターです。
コードを弾かないと余り効果は実感出来ません。
そして「LOOP」は「Sound Source」のサンプルをループ再生させる特殊な「Pulse Type」です。オシレーターに近いです。
MIDI CC64を127を送るとホールドする事が出来ます。
(別途書きます)
「Pulse Types」の変更方法
「Pulse Types」を変更するには下図の赤枠部分をクリックします。
「WAVE」、「STEP」、「ARP」は右下からパターンやシェイプを選ぶ事が出来ます。
色々なパターンが24*3ページ分が3種類分と結構な量あります。
「WAVE」、「STEP」の2つは「Volume」、「Pan」、「Filter Cutoff」、「Filter Resonance」、「Tube」、「BITE」をモジュレートする事が出来ます。
モジュレート量はドラッグして決めます。
Outputのパルスエンジンを搭載した音源SIGNALの使い方(実践編)まとめ
やはり素晴らしいですね。
今だに全然色あせていませんし、シンセでは中々出ない様な音も出ますので使い勝手が良いです。
次回は少し空きますが、エフェクトやマクロノブ割当を解説していきます。
コメント
詳細記事ありがとうございます。
Sound SourceとPulse Typesの組み合わせだけでも結構膨大で、とりあえずはプリセットをエディットしようと試行錯誤していたところだったので、私的にはドストライク記事です。
これで、しばらく楽しめそうです。
タグ検索が意外に便利ですね。
絞り込んだ状態でもページングが利くのが親切で、地味に助かってます。
親切と言えば「?」ボタンで簡易ヘルプが出るのにさっき気付きました。
これも慣れるまではお世話になりそうです。
次の記事も気長にお待ちしております。
toru_kさん
喜んで頂けて良かったです!
>タグ検索が意外に便利ですね。
>絞り込んだ状態でもページングが利くのが親切で、地味に助かってます。
>親切と言えば「?」ボタンで簡易ヘルプが出るのにさっき気付きました。
なるほど。
タグ検索は全然使っていませんでした。
少し調べて次の記事の参考にしてみます。
「?」は良いですよね。
>次の記事も気長にお待ちしております。
はい、少しお待たせする事になるかと思いますが、しっかり書きますね!