リバース専門音源のOutput REVを徹底レビュー
Chillout with Beats の管理人 yosi です。
Output製品は好きで殆ど持ってますので順次レビューしていきます。
サブスクのArcadeのレビューはこちら
要約
結論から言いますとOutput Revはこんな方におすすめです。
・神秘的な(アンビエント)音楽を作る人(作りたい)
・音からインスピレーションを得たい人
逆にこの様な方にはあまりおすすめ出来ません。
・音作りは自分でやりたい
・ハードディスクの容量が無い
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Output REVの概要
リバースサウンドが好きだったのでこれ出た時は正直痺れました。
何度もPVを見て悩んで購入しました。
そのPVはこちらです。今見てもかっこいい。
REVは、DAWやサンプラーのような「リバース」ボタンではありません。プロデューサー、作曲家、ミュージシャン向けのリバースエレメントに基づいたサウンドデザインの世界です。14 GBを超えるコンテンツを備えた4つの強力なエンジンに詰め込まれたREVには、複雑なシンセ、本物の楽器、多層有機パッド、ループ、ライズ、パルス、スウェル、スタッターなどが含まれています。注目の雑誌やブログからの熱烈なレビューで、REVは一貫して「インスピレーション」と「創造的」として歓迎されてきました。私たちはあなた自身を探検し、見ることを勧めます。
・KONTAKT又はKONTAKT PLAYERでも動作
・自動でテンポに同期
・Expansionによりプリセットの拡張が可能
・SutteterやLo-Fiといったエフェクト内蔵
システム要件
Mac OS X 10.7, OS X 10.8 以上推奨
Windows 7 又はそれ以上
最低4 GB RAM
最低8 GBのディスク空き容量
Plug-in Formats:
Mac OS X (64-bit only): Stand-alone, VST, AU, AAX
Windows (32/64-bit): Stand-alone, VST, AAX
ダウンロードする為のインターネットコネクション
CPU負荷
CPUはCore i7-4770K 3.5GHzでの計測です。
流石にメモリは使いますが、CPU負荷は低めです。
5音同時発音時でCPU使用率は5%でメモリ808MB使用でした。(起動時は108MBのメモリ使用率)
ライブラリは大体6.42GB使います。(2Expansions追加時)
Output REVの4つのエンジン
4つのエンジンがありそれぞれGUI(Instruments)自体が異なります。
REV:Instruments
REV:Instrumentsは、あらゆる種類の楽器を逆方向にリアルタイムで自由に演奏できる多層エンジンです。シンプルなリバースピアノから複雑なブレンドサウンドデザインまで、500のプリセットが付属しています。サンプルは複数の速度で提供され、プレイアビリティのためにすべて同じ長さです。サンプルの開始はスライダーで調整できるので、ノートの長さを正確に調整できます。これは、さまざまなリバース、パッド、パルス、およびスウェルを使用して、インスピレーション、テクスチャ、およびダブリングの素晴らしいソースです。その上(および4つすべてのエンジンと同じ)には、大量のfx(スタッター、フィルター、eq、遅延など)があります。これらはグローバルでレイヤーベースです。サウンドは主に複数のレイヤーで構成されており、好きなものを操作、変更、調整できます。すべてのサウンドは4つの基本的なソースタイプに基づいています…
Dry(生のリバースインストゥルメント)、Wet(リバーブが追加されたサンプルを後方にフリップする前に追加)、Pads(連続ループパッド)、Forward。
REV:Timed-Instruments
REV:Timed-InstrumentsはREV:Instrumentsとほぼ同じです。ただし、長さは自由に制御されませんが、実際にはノートの長さによって制御されます。たとえば、スライダーを半音に設定すると、すべてのパッチがDAWのテンポで半音を再生します。
REV:Loop
REV:Loopには15バンクのテンポロックループが含まれており、2オクターブで使用できます。オプションのfxプリセットが多数あり、何千ものループコンボを提供します。ループはキーボードの複雑さによって整理され、左側に単純なループがあり、
右側の複雑なループ。また、再生の速度を調整するスライダーがあります(通常の速度、半速度、倍速)。これらのループはREVエンジンを使用して作成されたものではありません。代わりに、これらはすべて元の素材としてライブで録音されました。その結果、まったく異なるサウンドになります。
REV:Rise
REV:Risesはバンク(A / B / C)によって分解され、すべてがテンポにロックされます。あなたがすることは、あなたが尾または突然の終わりと銀行の手紙を望むかどうかにかかわらず、長さを設定することです…そして、あなたは完全にタイムアウトするRiseを持っています。一部のfxで自動化する場合は簡単です(クレッシェンドのutter音、加速、歪みの増加など)。スライダーとFXメニューは、REV:Loopと同じ方法で作成されます。
Output REV Layer
「Instruments」と「Timed-Instruments」は2つのレイヤーで構成されています。
それぞれのレイヤーで「Source」、「Sample Type」、「Sutteter」、「Filter」、「Envelop」、「Effect」が個別で設定可能です。
Source
それぞれのレイヤーで「Source」を選択する事が出来ます。
Sample Type
「Source」にて選択されたサンプルの再生方法を決定します。
Dry:リバースしたサンプルを再生します。
Wet:リバーブが掛かったサンプルがリバースされて再生されます。
Pad:リバースしたサンプルをPad(柔らかくした)として再生します。
Fwd:通常通りサンプルを再生します。
それぞれの違いを動画に撮りました。
Sutteter
レイヤーそれぞれで「Sutteter」を掛ける事が出来ます。
上段はVolumeに対してGate効果が掛かります。Syncを点灯させる事でテンポに同期する事も出来ます。
下段はAmountで設定している値分Pitchが変化します。Syncを点灯させる事でテンポに同期する事も出来ます。
Output REV Effects
エフェクトは全てのエンジンで共通です。
エフェクトについては公式のマニュアルにも説明が無いので触った感じで解説します。
まず、「Trigger」と「Latch」についてです。
Trigger:各エフェクトに対応するMIDIノートによりエフェクトのON/OFFを切り替え出来る
Latch:
LatchがONの場合、MIDIノート毎にON/OFFの切り替え。
LatchがOFFの場合、MIDIノートを押している間はONで離した瞬間にOFFになる。
動画を撮りましたので、見てみて下さい。
FLStudioの場合、TriggerはC2からです。
各エフェクトに関してはKontakt内蔵のものが使われているのと、難しい事は何もないので、説明を割愛します。(もし詳しく知りたい方はKontaktのマニュアルを参照してください。)
Output REVのNKS対応
NKSに対応しているはずのなのですが、FactoryLibraryに表示されないケースがあるようです。
そういう場合はUserLibraryに登録するとUser側で表示されるように出来ます。
一応登録方法を書いておきます。
「File」->「Preferences…」をクリック
「Library」->「User」->「Add」の順にクリック
ダイアログでLibraryの場所を聞かれるので、REVのLibraryの場所を指定します。
最後に「Rescan」をクリックすると認識されるようになります。
表示されるには右上の「User」をクリックすると以下の様に表示されます。(Vender表示時)
Batch Re-save
最初読み込みに時間が掛かりますが、Batch Re-saveをすると次回以降劇的に読み込み速度が速くなります。
以下の記事を書いていますので、参考にしてみて下さい。
リバース専門音源のOutput REVを徹底レビューまとめ
まとめます。
リバースサウンドが好きな人は現状これ一択かと思います。
サンプルの出来、プリセットの質どれを取っても素晴らしいです。
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