MANDA AUDIOさんの元々$39で販売されていたドラム音源MT Power Drum Kit 2の紹介です。
かなり昔(2014年位)に無料となったようですが、知りませんでした。
このクオリティで無料は素晴らしいですね。
有料のドラム音源をお持ちでない方は持っておきたい音源です。
以下の動画ではコンプを掛けているだけですが、結構しっかりとした音が鳴ります。
概要
マルチレイヤードラムサンプラー AU / VSTインストゥルメント
MT Power Drum Kitは、アコースティックでリアルなドラムキットのパワフルで高品質なサウンドを提供するフリーのドラムサンプラーです。サンプルは特別に録音され、ポップ、ロック、メタル制作に理想的になるように処理されています。MT Power Drum Kit Samplerは、他の高価なドラムサンプラーとは異なり、コンプレッサーやEQであらかじめ音を加工しているので、どんなミックスにも完璧にフィットします。多くのドラムサンプルプログラムが失敗するのは、まさにこの点です。高価なプラグインの中には、ソロ楽器として非常に自然でダイナミックなドラムキットのサウンドを実現するものもありますが、パワフルなポップスやロック作品の完全なミックスに使用することを想定した途端に失敗するものが多くあります。キックドラムの音が弛んで聞こえたり、スネアドラムがソロでは自然でダイナミックな音なのに、ミックスではギターや他の楽器の音に埋もれてしまったりするのです。しかし、MT Power Drum Kitが最も得意とするのは、まさにこの点です。キックとスネアは、どんなミキシング状況でもクリアに再現され、しかも圧縮しすぎず、自然なサウンドになります。
また、各チャンネルに内蔵されたコンプレッサーにより、コンプレッションレベルをより細かくコントロールすることが可能です。
数千ものリズムを収録した「グルーヴライブラリー」を使って、オリジナルのドラム伴奏を作ることができます。特に、フィルを作成するための革新的な機能は、非常にスムーズでリアルなドラムトラックを生成します(ビデオ参照)。
クラッシュ、ライド、ハイハットの各シンバルは、高品質なシンバルとマイクを使用しているため、さまざまなベロシティで心地よいサウンドを実現しています。
セットのマイク収録や個々のサンプルの録音では、早くからリアルな状況を再現することに気を配ってきました。不可能に近いことですが、サンプル録音の伝統である「音をひとつひとつ録る」ことをやめ、スタジオのドラマーがグルーブ全体を演奏するようにしました。そして、その中から必要な音を様々なベロシティで切り出し、できるだけリアルなサンプルになるように加工しています。例えば、ハイハットのサンプルは、それが顕著に表れています。右側では、その成果をデモトラックで聴くことができます。
システム要件
PC:Windows 11 / 10 / 8 / 7 / Vista / XP
Mac OS X 10.5以上、IntelまたはARM(M1)CPU
Linux:Wine + VST bridge
MT-PowerDrumKitは、VSTまたはAU規格に対応したほとんどのホストで動作します。
ダウンロード
上記リンクより遷移し、該当するOSのアイコンをクリックします。
フォーマットを聞かれますので選択します。
(ProTools以外の方はVSTです)
次にbitの選択をしますが、最近のOSなら64bitです。
インストール方法
インストールは解凍して出てくるフォルダ内の以下の2つのファイルをVST2のフォルダに入れます。
音の鳴らし方
MT Power Drum Kit 2が凄いのは無料にも関わらず大量のドラムパターンが同梱されている事です。
ドラムパターンを並べるだけで簡単にロック系のドラムを鳴らす事が出来ます。
最初起動すると以下の様な画面が表示されます。
無料で使う場合は右下の「SKIP」を毎回起動時にクリックする必要があります。
「Donate」から寄付をするとKeyが発行され、この画面が表示されなくなるようです。
使い込むなら少額でも寄付してこの画面が表示されない様にした方が、良いと思います。
「GROOVES」をクリックします。
「STYLE」からフォルダを選ぶと「GROOVES」にドラムパターンが表示されます。
「GROOVES」の中からリストをダブルクリックすれば再生されます。
気に入ったパターンが見つかったら「COMPOSER」にドラッグアンドドロップします。
動画を用意しました。
ある程度パターンが出来たら「COMPOSER」からDAWにドラッグアンドドロップすればドラムパターンがMIDIとして出力されます。
超優秀ですね。
まとめ
これは凄いですね。
唯一の欠点はKitが標準の1つしかない点位です。
それ以外はパラアウトなんかも出来ますし、MIDIマップの変更やMIDI outまで出来るという優れものです。
簡単な使い方記事も書こうかと思います。
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