アップデートをしっかりしてくれるデベロッパーさんの1つAudioThingのReelsがバージョン1.5にアップデートしました。
バグフィックス等も含まれますが、新規機能もあります。
この記事では新規機能を解説していきます。
AudioThingのReelsバージョン1.5の変更点
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スピーカーとマイクのエミュレーションを追加しました。
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RecとStopに独立した速度を追加しました。
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ルーティング・オプション(代替フィードバック・パス)が追加されました。
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エンベロープのアタックとリリースのコントロールが追加されました。
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フィードバック前後のエコーレベルオプションを追加。
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macOS 12 Montereyのサポート(Universal 2 Binary)を追加しました。
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ライトとダークのUIモード追加。
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Accelerated GUIを有効にするオプション追加。
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左手マウスの内部サポート追加。
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新しいRetina/HiDPI GUIが改善されました。
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フィードバックループの自己発振が改善されました。。
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パラメータロックとランダムロックの併用が改善されました。。
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モーターノイズのレンダリングと品質を改善しました。
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値のあるラベルをクリックできるようになりました。
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修正:保存したプロジェクトを読み込むと、パラメーターロックが正しく呼び出されない。
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修正:高いサンプルレートではヒスノイズとモーターノイズが動作しない。
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修正:Echoセクションがオフの時、Wet Onlyがミュートされる。
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修正:保存したプロジェクトをロードする際にエコーシンクが正しく動作しない。
AudioThingのReelsバージョン1.5の新規機能解説
スピーカーとマイクのエミュレーションを追加しました。
パラメータの変更等は出来ませんが、マイクやスピーカーから鳴るような音に簡単に出来ます。
RecとStopに独立した速度を追加しました。
以前は両方とも同じノブにスピードのパラメータが割り当てられていました。
バージョン1.5ではそれぞれのパラメータが独立しました。
ルーティング・オプション(代替フィードバック・パス)が追加されました。
これは良いですね~
マニュアルを見ると以下の記載がありましたが、試した限りだと両方テープパラメータの影響を受けるように思います。
clean:テープパラメーターの影響を受けません。
dirty:テープパラメーターの影響を受ける
試しにそれぞれ「TAPE」パラメータの「HARSHNESS」を変更して音の違いを確認しました。(両方影響受けてるんですよね)
何にしても「dirty」はダブとかで使えて良い感じです。
エンベロープのアタックとリリースのコントロールが追加されました。
ノイズの音をエンベロープでアタックとリリースをコントロール出来るようになりました。
これはとてもうれしい機能です。
ノイズを付加出来る機能を持ったプラグインは多いですが、ここまで細かく設定出来るプラグインは少ないです。
フィードバック前後のエコーレベルオプションを追加。
これ地味ですが、フィードバック音好きの方は超うれしい機能だともいます。
「Echo」の「Level」パラメータがフィードバックの前(Pre)か後(Post)かを選択出来ます。
後(Post)に設定するとフィードバックの発信した音量を調節出来ちゃうんです。
以下の動画を見てみて下さい。
前半は後(Post)に設定しているので、フィードバックが発信しっぱなし状態で音量の調節が出来ます。
しかし後半の前(Pre)では音量を下げるとフィードバックが止まってしまいます。
これはちょー便利ですね。
設定は三本線アイコンから「Echo Level」で変更が出来ます。
macOS 12 Montereyのサポート(Universal 2 Binary)を追加しました。
Win環境なのでちょっと確認出来ません。
ライトとダークのUIモード追加。
メニューの色がライトとダークの2種類になりました。
(GUIが変わると思ったけどメニューだけのようです)
Accelerated GUIを有効にするオプション追加。
設定三本線アイコンから「GUI Acceleration」で出来ます。
(効果の差は判りませんでした)
左手マウスの内部サポート追加。
設定三本線アイコンから「Swap Mouse Buttons」で出来ます。
まとめ
良いアップデートですね。
アップデート履歴はインストーラーを走らすと出てくるのですが、過去の履歴もあって日付もあると言うのが素晴らしい限りです。
結構日付を端折るデベロッパーさん多いので・・・
AudioThingさん良いです。
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