概要
Chillout with Beats の yosi です。
前回に続き無料のKOMPLETE START付属のシンセを紹介します。
6回目はNEWSCOOLです。
これでSynthは最後です。
NEWSCOOL
これもSPACE DRONEと似たタイプで勝手に音がジェネレートされます。
NativeInstsumentsのサイトの説明を引用します。
ユニークで予測不能な自動生成シーケンサーとサウンドジェネレーターです。
マニュアル
今回も一応マニュアルのリンクを貼っておきます。
ReaktorのFactory Library のマニュアルのリンク貼っときます。
P139からがNEWSCOOLのマニュアルです。
特徴
NEWSCOOLは再生と同時に音が勝手になります。その為、SPACE DRONE同様にボリューム等のオートメーションが必須です。
音はテクノ向きでプリセットを適当に選んでパラメータを動かすだけでカッコいいサウンドが得られます。
ただ、弱点は狙った所に欲しい音が鳴るとは限らない所だと思います。
特にNEWSCOOLは時間軸に沿った調整が難しいので、一通り弄って欲しいリズムパターンが見つかったら一回書き出して使った方が使い易いかもしれません。
FLStudioの場合であればEdisonという波形編集ソフトが付いているので、これを使うと楽です。
Maschineだと何と内部で同期して即録音、波形のスライスが出来ます。これは流石としか言いようがないです。
簡単なGUIの説明
まず左側がトーンジェネレータです。音を生み出す部分ですね。
8つのオシレーターがあります。
右側がマルチエフェクトです。
こちらも8種のエフェクトがあります。
シーケンスには「 the Life model developed」をモデリングしているとのことです。良く判らんのですが、範囲内で一定数のエレメント(点灯している部分)が存在すると次のステップでも鳴ると。なので普通のシーケンサーとは全く異なる仕組みで動いています。
左側のサウンドジェネレーターに多くのエレメントが点灯しているとサウンドがジェネレートされる量も増えます。
幾つかボタンの説明を記載した画像を載せておきます。
デモ音源
今回はシンプルにNEWSCOOLだけ。
オートメーションで「Sens」と「Offset」を動かしてあとは「Feedback」を最大にしておいて、「Filter」を動かしてます。ディレイは「Replika XT」を使っています。
まとめ
NEWSCOOLはプリセットを適当に読み込んでパラメータを適当に変更するだけでカッコいいサウンドが得られます。
ただ、狙ったリズムを作る事は難しいので、踏み込んでエディットする時はwav等で書き出して再構築すると良いかと思います。
次回から「SAMPLED INSTRUMENTS」を解説していきます。
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