HY-PluginsのMIDIシーケンサープラグインHY-SeqCollection2(Dark Seq)の使い方
HY-SeqCollection2の「Dark Seq」の解説です。
16ステップシーケンサーですが、アンビエントっぽい事したら延々と遊べます。
こんな感じです。
使ってみたら「Acid Seq」と基本部分は同じなので軽くでいきます。
「Acid Seq」についてはこちらの記事を是非。
HY-SeqCollection2は有料ですが、無料で使える機能制限版もあって記事書いています。
こちらの記事も是非どうぞ。
この記事は以下の内容でお送りします。
・Dark Seqのパラメータ解説
Dark Seqの概要
このシーケンサーモードは、DoepferのDark Timeシーケンサーにインスパイアされたものです。
DOEPFERのDark Timeという16ステップアナログシーケンサーにインスパイヤされたそうです。
動画がありました。
ちょっとDark Time自体がどういう仕様か判りませんが、「Dark Seq」は1~8ステップと9~16ステップでグループが分れており、それぞれでシーケンスの進む方向、オクターブを設定出来ます。
Dark Seqのパラメータ解説
②Main Panel Parameters
①Sub Panel Parameters
①Running directions
シーケンスの進む方向です。
>: 進行方向にシーケンスが進みます。: 1 > 2 > 3 > 4
<: 進行方向とは逆にシーケンスが進みます。: 4 > 3 > 2 > 1
?: シーケンサーは完全にランダム化されています。
②Octave
上段、下段それぞれに異なるオクターブ値を設定することができます。
③Shuffle
シャフル機能です。
同じ音にして試してみました。
④P-Shift: シーケンサーの出力ピッチ値のシフト
単位はセミトーンなので+-12で1オクターブ上下です。
全体の音程をコントロールする事が出来ます。
⑤Velo: 出力ベロシティレベル
ベロシティに対応している音源で出力する際のベロシティを調整出来ます。
⑥Gate: ゲートタイムファクター 0~100
Decayの長さを設定出来ます。
これは音色によってかなり効き目に差が出ます。
効果の判り易い音色で試してました。
⑦Knob Range
全ステップのピッチのオクターブ範囲を設定(1~5オクターブ)
⑧Reset: シーケンサーのリセットカウントを設定します。このカウントの後、シーケンサーは最初のステップから再開します。
これは説明のままです。
最大は1024で、ステップ数です。
(動画はAcid Seqですが、同じ事です)
②Main Panel Parameters
①ステップピッチ(13半音)
ステップのピッチを決定します。
MIDIエフェクトの「Scaler」を使っている場合は、「Scaler」の設定がステップピッチに影響します。
「Scaler」を使うとスケールの音に強制的に変更されます。
またルートノートを変更する事も出来ます。
②Step button1
トリガーする/しないと当該ステップを飛ばす動作を設定します。
On: トリガーされる
Off: トリガーされない
Skip: 当該Stepはスキップされる
「Off」はステップを通過するのに対し、「Skip」は当該ステップを飛ばすので、シーケンスのトータルのステップ数が減ります。
③Step button2
Cont (Continue): シーケンサーが正常に動作する
Jump: 「Jump」が1つの場合は、最初のシーケンスに戻り、複数ある場合は、1つ目がスタート、2つ目が終わりのシーケンスになります。
Stop: このステップでシーケンサーが停止する
「Jump」について詳しく解説します。
「Jump」が1つの時
「Jump」のステップで最初のシーケンスに戻ります。
「Jump」が2つの時
1つ目の「Jump」がシーケンスの開始ステップ、2つ目の「Jump」がシーケンスの終了ステップとなります。
「Jump」が3つ以上の時
「Jump」が3つ以上ある場合は、最初と最後だけが有効になり、途中は無視されます。
まとめ
このシーケンサーはモジュラーなんかと一緒に使うと面白いかもしれません。
ただグライド(スラー)が使えないのが少し寂しい気もします。
とは言えランダムを前半と後半で別々に掛けられるというのは素晴らしいです。
(そしてLFOで揺らせば半ランダムで鳴らし続ける事が出来ます)
次は「M5816 Seq」を解説していきます。
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