airwindowsさんがEmu e6400 Ultra highpassのエミュ?ZHighpassをリリースしました。
中々激しくて良さそうです。
記事にしようかとも思ったけど、毎回サムネイルがクリスさんの顔のドアップになるのもなぁと・・・冗談ですが・・・少し本気です。
さて本題です。
無料のHY-SeqCollection2freeで使えるHexa Seqの解説です。
製品版はこのほかに5つのシーケンサーが使えます。
しかしシーケンサーだけで6種類を1つにまとめてしまうって凄いですよね。
イニシャルプリセットから変更してパターンが変わる様子を動画にしました。
音源はVitalを使ってDuckでサイドチェインを掛けてます。
この記事は以下の内容でお送りします。
・Hexa Seqのパラメータ解説
Hexa Seqの概要
確率ベースシーケンサ
3つの確率コントロールテーブルと3つのナンバーボックスでシーケンサーの動作を定義することができます。
確率を決めて再生すると右側の7つのステップを設定した確率を基に進みます。
真ん中は特殊でセンターステップです。
パラメータがどんな状態でもシーケンスは最初、センターステップから始まり、その後の動きをコントロールテーブルの設定で決まります。
Hexa Seqのパラメータ解説
パラメータを動画を交えて解説していきます。
②Center Step Table
③Step Octave Table
④Step Pitch
⑤Trigger Prob
⑥Slur/Tie Prob
⑦Accent Prob
①Step Action Table
各スライダーは、それぞれの希望する行動の再生確率を表しています。スライダーが長ければ長いほど確率が高くなります。
それぞれのアイコンの意味は以下の通りです。
(最後のアイコンは■で表しています)
>:時計回りに「Step Pitch」を進みます。
<:半時計周りに「Step Pitch」を進みます。
=:同じ「Step Pitch」を繰り返します。
?:ランダムに「Step Pitch」を繰り返します。
■:「Center Step」に戻ります。
動画を撮りました。
②Center Step Table
このテーブルでセンターステップの動作を定義することができます。
このテーブルは各ステップの番号を表しています。
1と6だけ線を引きましたが、1~6がそれぞれのステップを表しています。
センターステップの次に移動するステップの確率を各バーで設定します。
1つだけならセンターステップの後は必ずそのステップに移動します。
以下の動画を見て下さい。
③Step Octave Table
このテーブルでオクターブ値をコントロールすることができます。
オクターブの確率を設定出来ます。
④Step Pitch
ここでは、各ステップのピッチを設定することができます。
これらのピッチ設定は、確率的なものではありません。
各ステップの音階を決める事が出来ます。
なお2つの「+」は「LFO」や「Macro」を割り当てる事が出来ます。
「LFO」や「Macro」については別途シーケンサの共通機能として記事を書きます。
⑤Trigger Prob
以降3つのパラメータはマニュアルに記載が無かったので実動作と推測で書きます。
発音する確率を決める事が出来ます。
デフォルト100%なので各ステップ必ず発音します。
下げていくと徐々に鳴らないタイミングが出てきます。
⑥Slur/Tie Prob
スラ―/タイになる確率です。
音同士を繋げて効果でシンセのグライドの様な感じになります。
この効果を入れるとかなり動きが出ます。
⑦Accent Prob
TB-303でお馴染みのアクセントと同じかと思います。
ただし音源がベロシティに対応していないと何も変化しませんので要注意です。
最近のシンセだとベロシティで他のパラメータをモジュレート出来ますので、活用出来るかと思います。
以下の例ではVitalのディストーションのDriveをベロシティで動かしています。
まとめ
いや~かなり面白いです。
軽い記事にしようと思ったのに楽しくて結構書いちゃいました。
無料版でこんなに遊べるってほんと素晴らしいです。
AI技術を使ったプラグイン等色々出てますが、ランダムと言うのは独特の魅力がある様に思います。
次回は他のシーケンサーか共通部分の解説記事を書いてきます。
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