Fanan TeamのGM配列に対応したDrum音源Kitton 3の紹介
今日はFanan TeamさんのGM配列に対応したDrum音源Kitton 3のご紹介です。
GMはMIDIデバイス間で仕様を合わせる規格です。
正直ハード音源を殆ど使わなくなった今、恩恵は少ないです。
しかしドラムに関しては、揃っているとドラムのパターンをそのまま使えるので、各社極力合わせてほしいですね。
詳しくはチャットGPTさんの解説を引用します。
MIDIのGM配列(General MIDI System Level 1)は、MIDIデバイス間での互換性を高めるために1991年に導入された仕様です。GM配列の基本的なアイデアは、どのGM対応デバイスでも、MIDIファイルを同じように再生できるようにすることです。これにより、作曲者は一度作成したMIDI音楽を、異なるメーカーの機器でも予定通りの音色やバランスで再生できるようになりました。
GM配列には以下のような基本的な規格が含まれています:
音色マップ: GMは128の音色(プログラム番号0から127)を定義しています。これらはピアノ、ギター、弦楽器、管楽器、打楽器など、さまざまな楽器の音色をカバーしています。これにより、特定のプログラム番号に対して、どのGM対応デバイスも同じ種類の楽器音を生成することが期待されます。
打楽器セット: MIDIチャンネル10は通常、打楽器用に予約されています。GMでは、このチャンネルで使用できる一連の打楽器音を定義しており、特定のノート番号が特定の打楽器音に対応します。
マルチティンバリティ: GMデバイスは最低16チャンネルの同時発音が可能で、異なる楽器音色を同時に演奏できます。これにより、一つのMIDIデバイスでフルオーケストラやバンドの演奏をシミュレートできます。
ポリフォニー: GMデバイスは最低24のノートを同時に発音できる能力が求められます。これにより、複数の楽器が複雑な和音を奏でる曲も再現可能です。
コントロールチェンジメッセージ: GMでは、ボリューム、パン(左右のバランス)、モジュレーション、サステインペダルなど、基本的なコントロールチェンジメッセージの使用が定義されています。
GM配列は、その後、より高度な仕様であるGM2(General MIDI Level 2)、GS(ローランド独自の拡張)、XG(ヤマハ独自の拡張)などに発展しました。これらの拡張仕様は、より多くの音色、より細かい音色制御、追加のエフェクトなどを提供して、MIDI音楽の表現力を高めています。しかし、GM配列はMIDI音楽の基本的な互換性を確保するための重要な基盤となっています。
主なGMドラムの配列は以下の通りです。
- 35: アコースティックベースドラム (Acoustic Bass Drum)
- 36: バスドラム1 (Bass Drum 1)
- 37: サイドスティック (Side Stick)
- 38: アコースティックスネア (Acoustic Snare)
- 39: ハンドクラップ (Hand Clap)
- 40: エレクトリックスネア (Electric Snare)
- 41: フロアタム (Low Floor Tom)
- 42: クローズドハイハット (Closed Hi Hat)
- 43: ハイフロアタム (High Floor Tom)
- 44: ペダルハイハット (Pedal Hi-Hat)
- 45: ロータム (Low Tom)
- 46: オープンハイハット (Open Hi-Hat)
- 47: ローミッドタム (Low-Mid Tom)
- 48: ハイミッドタム (Hi Mid Tom)
- 49: クラッシュシンバル1 (Crash Cymbal 1)
- 50: ハイタム (High Tom)
- 51: ライドシンバル1 (Ride Cymbal 1)
- 52: チャイニーズシンバル (Chinese Cymbal)
- 53: ライドベル (Ride Bell)
- 54: タンバリン (Tambourine)
- 55: スプラッシュシンバル (Splash Cymbal)
- 56: カウベル (Cowbell)
- 57: クラッシュシンバル2 (Crash Cymbal 2)
- 58: ヴィブラスラップ (Vibraslap)
- 59: ライドシンバル2 (Ride Cymbal 2)
- 60: ハイボンゴ (High Bongo)
- 61: ローボンゴ (Low Bongo)
音デモ
キットを鳴らしてみました。
コンプを掛けると良い感じになります。
コンプは無料とは思えないLinda AudioさんのSonicrusherです。
概要
進化は続きます。第3世代となるKitton 3は、GM互換ドラムMIDIファイルのサウンドを驚くほどリアルにする、20種類のドラムキットを搭載しています。また、”レイヤーシミュレーション “を意味する新しい “LS “機能も追加されました。この機能はシンセシスを使用して、本物のサンプリングされた127サンプルのレイヤーをたった1つのサンプルでシミュレートし、プラグインのフットプリントを非常に小さく、しかもリアルに保ちます。もう1つの新機能は、必要に応じてエレメントのアタックをソフトにすることができるストライク・セクション(キット・エレメントごと)です。
搭載キット
2 Standard kits.
2 Power kits.
2 Analog kits.
2 Modern kits.
2 Jazz kits.
2 Rock kits.
2 Pop kits.
2 Hip hop kits.
2 Soul kits.
2 Room kits.キットエレメント
15 low kicks.
15 general kicks.
15 general snares.
15 secondary snares.
6 sticks.
8 full tom sets.
12 rides (long, medium, short).
12 high crashes (long, medium, short).
12 general crashes (long, medium, short).
7 claps.ドラム・エレメントを個別に編集
Kitton 2では、キットに含まれるすべてのドラム・エレメントをメイン・チャンネルから直接、簡単に編集できます。各エレメントのゲインやピッチを簡単に設定したり、革新的なラウンドロビン・システムやローパス・フィルタを適用したり、長さをコントロールしたり、同じカテゴリの他のエレメントとモーフさせたりすることもできます。
美しいマスター・エフェクト
内蔵のEQ、サチュレーター、ユニークなZeldaフィルター、コンプレッサー、美しいホールリバーブとディレイでドラムにスパイスを。
主な機能
20種類のGM互換ドラムキット
ドラムエレメント編集メニュー
Zeldaフィルター、Eq、サチュレーション、コンプレッサー、リバーブ、ディレイ、ステレオ・ワイドナーを含む6種類のゼロ・レイテンシー・エフェクトを内蔵。
LS機能(レイヤーシミュレーター)
ドラム・エレメントごとの専用ピッチ・シフター
革新的なラウンドロビン。
エレメントごとのハイパス、ローパス
カテゴリー内の他のエレメントとエレメントをモーフィング。
重要なノブ・ボタンごとにMidi学習。
エレメントごとに個別のボリューム
各エレメントごとにピッチを調整。
エレメントごとのソフトニングのためのストライクアジャスター。
Ver.3.1アップデート変更履歴:シンバルのボリュームを修正。
CPUパフォーマンスの向上。
フォーマット
OS | 32bit | 64bit |
---|---|---|
mac | x | x |
Win | x | VST2,VST3 |
ダウンロード
ダウンロードは登録不要で出来ます。
上記リンクより遷移し、少しスクロールし「Download Kitton 3」をクリック
「Download」をクリックするとダウンロードが始まります。
インストール
Winの場合はダウンロードしたファイルを解凍すると中に「Kitton 3 (64).vst3」が入っているので、以下のフォルダに入れればインストール完了です。
C:\Program Files\Common Files\VST3
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