Tone2のレガシーシンセ音源FireBirdの紹介
WinでVST32bitのみです。
WinでFL Studioユーザは普通に使えます。
今日はTone2さんのレガシーシンセ音源FireBirdのご紹介です。
FireBirdはもともとは有料で、レガシーとして無料配布されていたのですが、サイトから消えました。
表向きはダウンロードができなくなっていますが、ダウンロードする方法を見つけたのでご紹介です。
なおFireBirdの後継機種としてWarlock(59ユーロ/69ドル)があります。
FireBirdのプリセットやサンドセットはWarlockに移植されています。
FireBirdが気に入った方はWarlockを買えば満足度が高いと思います。
音デモ
プリセットを鳴らしてみました。
概要
FireBirdは、Tone2が「新しい、ユニークなサウンドのシンセシス」と主張するHarmonic Content Morphing(HCM)を搭載しています(下記参照)。
特徴
- 新しいユニークなサウンドのシンセシス:ハーモニック・コンテンツ・モーフィング(HCM)。
- 18,000のモーフ可能な波形を含む84種類のオシレータータイプ。
- 38種類のアナログ・モデリング・フィルター
- トゥルー・ステレオ・モード、4倍速ユニゾン・モード、1ボイスあたり最大8つのオシレーター。
- 加法、減法、AM、FM、位相歪み、スーパーソー、ボコーダー、シンクなど、他のシンセシス手法と同様のサウンドが可能。
- ピアノ、金管楽器、オルガンなど、自然楽器のようなサウンドが可能です。
- 23種類のスペクトル操作や「モディファイア」をオシレーターに適用することができます。
- IQM – インテリジェント・マイクロ・チューニングで、よりクリーンな和音を実現します。
- エイリアスフリーオシレーター、エイリアスフリーFM、アンチエイリアスディストーション、オーバーサンプリング。
- サンプルアキュレートタイミング
- アナログの暖かさだけでなく、デジタルの正確さも兼ね備えています。
- 簡単なプログラム、簡単な操作
- 21種類のアルペジエーター
- 13種類のエフェクトタイプ。
- 300種類のプリセットが付属
- 11種類のスキンが使えるユーザーインターフェイス
- 豊富なMIDIサポート。
ハーモニック・コンテンツ・モーフィング(HCM)合成は、ノコギリやパルスなどの標準的な波、マルチウェーブ、トランペット、オルガン、パッド、ピアノ、ボイスサンプルなどの複雑な波の大規模かつ拡張可能なレパートリーをベースにしています。これらの波は、例えば、波を1オクターブまたは2オクターブ移調して元の波に加える、高調波構造を変える、同期させる、スペクトルの周波数領域を圧縮または拡大する、各波をハイパー波に変換して1つのオシレーターだけを使用して波を太くする、サンプルのいくつかのサイクルを選択して時間をかけて移動(波テーブル合成と同等)するなど、リアルタイムで変更することができる。また、波のどの部分にも変調を加えることができ、生き生きとしたきらびやかなサウンドを生み出すことができます。合計で14,000種類以上のスペクトルを組み合わせ、モジュレーションすることが可能です。
ダウンロード
登録など不要でダウンロード出来ます。
上記リンクより遷移し、一番下の「Dowload link (PC 32Bit VST) – v2.1 final」をクリックするとダウンロード出来ます。
インストール
インストーラーですが、VST2 32bitなのでインストールするPathが異なる場合があります。
VST2のフォルダは大体は以下のうちのどれかです。
C:Program FilesVSTPlugIns
C¥ProgramFiles¥Steinberg¥VSTPlugins
C¥ProgramFiles¥Steinberg¥Cubase¥VSTPlugins
C:\Program Files\Common Files\VST2
C:\Program Files\Common Files\Steinberg\VST2
あとそのままインストールするとデモ版が一緒にインストールされますので、Firebirdだけで良いという方は以下の画面で、「Free Firebird Synthesizer only」を選択すると他のデモ版はインストールされません。
まとめ
久しぶりに使ってみましたが、素晴らしいですね。
Warlock(59ユーロ/69ドル)も非常に気になります。
セールしたら買うと思います。
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