概要
Chillout with Beats の yosi です。
サンレコの6月号でも特集されていたので、少し調べてみる事にしました。
サンレコ読むならKindleUnlimitedがおすすめです。(30日無料で試せます)
テクニックとしてアンビエントマイクをサチらせる、パラレルサチレーション等のテクニックの説明が記載されていました。
気になる方はサンレコをチェック!
サチュレーションとは
いつもDTM用語でお世話になっているg200kg.comさんを引用します。
飽和する事。 動詞として「サチる」という言い方をする場合もある。 アンプなどでは過剰な入力を入れる事で飽和しひずみを発生する事を言う。 オーバードライブに近い意味だが、オーバードライブよりも音を歪ませるというニュアンスは弱い。 単なるデジタル処理でサチュレーションが発生した場合、ハードクリッピングが発生し、非常に耳障りなひずみ方になるが、真空管を使用したチューブアンプや磁気テープを使用したテープレコーダーではより緩やかなサチュレーション(ソフトサチュレーション)が発生する。単に過入力で波形に歪みが発生するのは望まれない事であるが、この場合は意図的にサチュレーションを発生させる事もある。
サチュレーションをコントロールするための専用の機器としてはテープシミュレータなどもあるが、どちらかと言えばコンプレッサー/リミッターなどを通す事による副次的なサチュレーションを付加するケースが多い。サチュレーション特性を重視したコンプレッサーとしてはPSP audioware の ビンテージ・ウォーマーが一時期流行した。
そしてたまたま調べ毎をしていたら、FLStudioでWaveshaperに関する動画を見つけたので貼っておきます。とても勉強になりました。
サチレーション比べ
幾つかのプラグインでサチらせてどんな違いがあるか見てみます。
ラインナップは手持ちのプラグインという事で結構限られていますが。
- Slate Digital Virtual Tape Machines
- D16 Devastor(有料)
- UAD API 2500 (有料)
- UAD Fairchild 660(有料)
- UAD Pultec EQP-1A(有料)
- ACQUAVOX(無料-廃版?)
- CA-2ALevelingAmplifier(有料-廃版?)
- F_S_Tube(無料-廃版?)
- PSP VintageWarmer2(有料)
測定方法
440Hzのサイン波を流し、その周波数特性をOzonで測定します。
基本的には何もしないDefult状態で測定しますが、Defultで全く変化しないプラグインについてはパラメータを最小限変更して確認を行いました。
サイン波
Slate Digital Virtual Tape Machines
これしょっぱなからびっくりですが、結構派手に高い周波数が追加されてます。
D16 Devastor
これはディストーションの部類に入るのですが、ソフトクリップ程度にして入れてみました。
UAD API 2500
これはどうかな程度だったんですが、やっぱりThreshld0でもサチってました。
UAD Fairchild 660
結構派手目です。
UAD Pultec EQP-1A
通しただけだと結構素直な倍音です。
ACQUAVOX
これなんか別の音が微かに聴こえます笑
全然使っていなかったのですが、もう少し使ってみようと思うこの頃です。
CA-2ALevelingAmplifier
結構派手です。
F_S_Tube
昔っからあるやつです。良いのか悪いのかは別にして綺麗な倍音です。
PSP VintageWarmer2
挿しただけでは何も変化が無かったので、Cellingを少し落としてます。
そのこれも別の音が少し聞こえます。
まとめ
如何でしょうか。
結構な違いがあって面白いですね。
今回一番興味深かったのはPSP VintageWarmer2とACQUAVOXですね。
この二つはちょっとエフェクター的に音が変わるので驚きました。
周波数特性をPluginDoctorで見たらそりゃそうだよねって結果でした。
一応貼っておきます。
VintageWarmer2
ACQUAVOX
コメント