mucoderさんのちょっと変わったMIDIアルペジエイターHypercyclicのご紹介です。
かなり前に少し使った事があったのですが、その時は使い方が判らずずっと放置してました。
Hypercyclicは2007年のKVR Developer Challengeで2位を獲得したプラグインです。
本当に古いプラグインですが、Hypercyclicがアップデートされているのを見つけたのでちょっと使って見たらかなり良かったんです。
Hypercyclicの仕組みとしては、CthulhuやPhaseboxと同じで、MIDIでコード進行を入れるとアルペジエイターのように動作するというものです。
以下の様なコード進行を用意しました。
Hypercyclicを使うとこんな感じになります。
かなり複雑なリズムを作る事も可能です。
概要
ハイパーサイクリックとは?
LFO駆動のMIDIアルペジエーター、ゲートエフェクト、ステップシーケンサーです。
MIDI入力のサスティーンコードを加工するための
出力は他のMIDI楽器を駆動することができます。
DAWのVSTまたはAudio Unitプラグインとして、またはスタンドアローンアプリケーションとして動作します。
オリジナルのhypercyclicはKVRAudio.com Developer Challenge ’07で2位を獲得しています。
ハイパーサイクリックのスイートスポットは、カオスと規則性の狭い境界線です。言い換えれば、ある種の心地よいランダム性とシンコペーションを誘発しつつ、小節または拍の境界ですべてを再び整列させる方法です。どのように使うのですか?
hypercyclicの主な用途は、録音したり他のプラグインに送ることができるMIDIを生成することです。しかし、テスト用に簡単なシンセサイザーも内蔵しています。
テンポに同期した2つのLFOで様々なパラメータをモジュレートし、面白いリズム効果やコードバリエーションを作り出すことができます。
ユニークな機能として、シーケンサーのステップサイズ自体をモジュレートすることが可能で、グリッチ的なスタッター効果を作り出すのに有効です。
また、ビートから少しずれて演奏するためのグルーブ機能も使えます。グルーブ・パラメーターはLFOで時間的に変化させることができ、リズムのバリエーションを増やすことができます。
ダウンロード
登録不要でダウンロード出来ます。
上記リンクより遷移し、「download」セクションから利用しているOSのファイルをクリックします。(64bitのVSTとAUのみのようです)
インストール(Win)
インストールは解凍すると出てくる「hypercyclic.dll」をVST2のフォルダに入れるだけです。
「hypercyclic.exe」はスタンドアローン版なのでインストールとは関係ありません。
外部音源を使った音の鳴らし方
まず「hypercyclic」と鳴らしたい音源を起動します。
音源は無料で使える「Vital」を使って解説していきます。
Vitalの設定
「Vital」を起動します。
左上の歯車アイコンから「Input port」を「0」に設定します。
hypercyclicの設定
「hypercyclic」も左上の歯車アイコンから「Output port」を「0」に設定します。
「hypercyclic」の「midi in」と「midi out」を「VST host」に変更します。
あとは「hypercyclic」でコードを鳴らしてプリセットを変えればOKです。
まとめ
素晴らしいプラグインですね。
有料で販売されていても全く問題ないレベルです。
これも使い方記事を書きたいですが、まずはEC-300をあと1回とBYODの記事を先に書きます。