huturetoneさんのGR-8がv1.1.0にアップデートしました。
(と言うかv1.2.0に10/8にアップデートしました)
GR-8はKVR Developer Challenge 2021の入賞プラグインですが、入賞後もアップデートをしっかりされているとても素晴らしいデベロッパーさんです。
他にも記事を書いていてReaktorをお持ちの方はこちらもどうぞ。
PhuturetoneのGR-8 v1.1.0のアップデート内容
アップデート内容は以下の通りです。
(要望に応じていると言うのも素晴らしいですね)
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GUIにバージョン番号を追加
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シンセ/エフェクトのRandomizeとReset機能を追加(要望に応じて)
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Arpコントロールをドロップダウンメニューに変更(要望に応じて)
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すべてのスイッチのポップアップヒントを修正
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Mono/Polyモードのオシレーターからランダムな位相を削除
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Pitch BenderとMod Wheelのコントロールをホイールの上に移動しました
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ピッチトランスポーズコントロールを追加(+/-6セミトーン)(要望に応じて)
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フィルターのカットオフとアンプリチュードにベロシティを追加(要望に応じて)
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CPUを節約するためにLFOを最適化
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LFO Retrigボタンを追加 – これはいくつかの古いプリセットに影響します (ご要望に応じて)
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コーラス、ディレイ、リバーブに内蔵のON/OFFスイッチを追加してCPUを節約
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カテゴリー変更時にプリセットリストがトップに戻るようになりました
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プリセットリストのスクロールバーの動きを改善しました
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GUIとAbout画面を更新しました
幾つか重要なアップデートをピックアップして詳しく解説します。
シンセ/エフェクトのRandomizeとReset機能を追加(要望に応じて)
プリセットの横にミキサーの様なアイコンがありここをクリックするとランダマイズ及びリセットが出来ます。
クリックすると以下のダイアログが表示され「Synth」か「Effects」かを選んでランダマイズ可能です。
「Synth」をランダマイズしてみましたが、かなり使えます。
破綻したような音になる事もありますが、アイデア出しには重宝するんじゃないでしょうか。
「Effects」でやってみましたが、これまた使える音が多いです。
Arpコントロールをドロップダウンメニューに変更(要望に応じて)
右上のArpのコントロールの事だと思います。
動画を用意しました。
ピッチトランスポーズコントロールを追加(+/-6セミトーン)(要望に応じて)
「Synth」パネルの「PITCH」にある「TRANS」のことかと思います。
+-6セミトーンで変化出来ます。
+-6セミトーンにしたのは操作性の為だそうです。
+-12に上げるとノブの解像度の問題で選択出来ない値が出てくるそうです。
動画も用意しました。
フィルターのカットオフとアンプリチュードにベロシティを追加(要望に応じて)
右下の「VELO」の所です。
ベロシティに反応してフィルターのカットオフや音量が変化するように出来ます。
動画を用意しました。
LFO Retrigボタンを追加 – これはいくつかの古いプリセットに影響します (ご要望に応じて)
この機能はBPM同期がOnの時に動作するようです。
そして気のせいで無ければLEDが点灯時がOFF、消灯時がONのようです。
リトリガーはDAWの開始時やノートOn時にLFOの開始位置がリセットされる機能ですが、GR-8ではDAWの開始時のみリセットされる仕様のようです。
「RATE」を下げると効果が判り易いです。
以下の動画ではリトリガーOFF(点灯時)はDAW開始時の音が変わります。
リトリガーOn(消灯時)はDAW開始時の音が同じになります。
まとめ
無料で軽くて使い易いなんてもう申し分ないです。
シンセって色々なシンセエンジンを搭載している事も素晴らしいとは思いますが、使い易くシンプルである事も非常に重要だと思います。
まだ何の告知もありませんが、この方の作る有料のシンセがどんな感じになるのかとても興味があります。
何か新しい動きがあったらこのブログで紹介していこうと思います。
コメント
早速試してみましたが、これはお金を払いたくなるレベルで素晴らしいですね。
こういった新興ブランドの記事は大変興味深いです。
いつも更新楽しみにしています。ありがとうございます。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
共感してもらえる方が居て良かったです。
ほんと素晴らしいですよね。
応援ありがとうございます!
これからもブレずにしっかり記事書いていきますので、また遊びに来てください。