AudioDamageのルーパープラグインENSOの使い方4
管理人のyosiです。
AudioDamage社のENSOの使い方解説続きです。
思っていたより読んでる方がいたので、「Sector」周りも頑張って記事を書いてきます。
以前の記事はこちらです。
ENSOのSectorの使い方解説
今回はGUI右側に位置する「Sector」周りの解説です。
「Sector」が何かと言うと、バッファ内のどこから(Start)どれ位(Length)再生するか決める事が出来ます。
この単位は角度で「360」だと一周ですし、「180」だと半分です。
そして「Sector」は4つまで登録出来ます。
「Sector」の切り替えは「Mode Quantize」設定のタイミングで切り替わります。
例えば「Start」を「0」で「Length」を「90」とすると3時まで再生し、「Start」に戻るを繰り返します。
「Mode Quantize」が「Measure」なので1小節で切り替わっています。
「Sector」の左にあるアイコンは「Sector」内のバッファを削除なので、無暗に押さないようにしましょう。(Undoが無いので、DAWで保存していない限りは戻せません)
バッファ内の内容を少し入れ替えたりする場合に使えます。
Sector Xfade
「Sector Xfade」は「Sector」の切り替え時にクロスフェードします。
「Sector Xfade」の値を増やすと切り替え前と後両方の音が鳴ります。
普通の使い方であれば「0.1」~「0.8」位が良いかと思います。
PLAY SPEED、REC SPEED
「1.0」が通常のスピードで「0.5」だとハーフスピードです。
「+-」をクリックした時に増減する量の設定は「MIDI & SETTINGS」の「INC MODE」から変更可能です。
「+/- OCTAVE」だと+-をクリックするとオクターブ(2倍速、1/2倍速)変化します。
他にも細かく動かすか5度単位、セミトーンなど色々あります。
「PLAY SPEED」はバッファを再生するスピードです。
マイナスにするとリバース再生になります。
簡単なので、これ以上の説明は不要ですね。
「REC SPEED」ですが、「Link」が「ON」の時は変更しても一切影響しません。
「REC SPEED」を使う場合は「Link」を「OFF」にします。
「REC SPEED」は録音する時のテープのスピードと考えると判り易いです。
例えば倍速「2.00」で録音して「1.00」で再生するとオクターブ下がり、半分のスピードで再生されます。(逆に「0.5」で録音して「1.00」で再生すれば倍速再生)
逆再生に関しては重ね録り時は有効になりますが、最初の録音は無視?されるようです。
ですから最初は普通に録音して重ね録り時に逆再生を追加するというやり方はありかと思います。
AudioDamageのルーパープラグインENSOの使い方4まとめ
ENSO面白いですね~
次回はMIDI制御について解説してENSOの使い方シリーズは終わります。
しかしMIDI制御しないで少しタイミングによれが出るとまた違う味が出ますね。
MIDI制御しない方が良いときもありそうです。
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