概要
Chillout with Beats の yosi です。
VCV RackのAudioとMidi周りを詳しく解説していきます。
ちょっとこの辺しっかり理解していないと、あとでそんなこと出来るの~って後悔しそうなので。
前回の記事はこちらから
FLStudioとVCV RackのAudio周りの設定
FLStudioとVCV Rackを連携させると色々疑問がわいてきます。
と言うのも自由度が高いが故に
・VCV Rackでモジュールをモジュールを複数起動は可能? ・FLStudioでVCV Bridgeを複数起動した場合は? ・VCV Rackの音をパラアウトでFLStudiに出すには? ・FLStudioからMidiノートをChで分けて送る場合は?
等々、どんどん疑問が沸いてきます。という訳でこの辺の順番に検証を行って見ました。
VCV RackでAudioのモジュールを複数起動は可能?
答えは可能です。
この疑問は「FLStudioでVCV Bridgeを複数起動した場合は?」とも深く関係します。
VCV RackでAudioモジュールは複数起動できますし、FLStudioからVCV Bridgeを複数起動して使う事も出来ます。
ポート番号を分ける事で別々のVCV Bridgeに対して音をルーティングし、パラアウトする事が出来るのです。
ただ、VCV Bridgeを複数起動するとCPUパワーを多く使う事になります。
VCV Rackの音をパラアウトでFLStudioに出すには?
パラアウトは簡単に出来るのですが、複数のAudioモジュールを追加するのはCPU的にも宜しくないです。(あとちょっとノイズが乗る傾向にあるように思います。)
では他の方法はと言うと、GUIを見て判る通り、Audioモジュールにはデフォルトで8IN/8OUTのInput/Outputが存在します。
これはFLStudio側でVCV Bridgeの設定を変更すればパラで出力出来るようになります。
(マルチティンバー系のサンプラーのパラアウトと考え方は同じです)
手順は以下の通りです。
①VCV Bridgeの「Detail setting」をクリック
②「VST Wrapper Settings」をクリック
③「Processing」をクリック
④「Auto map Outputs」をクリック
Audioモジュールの8つのモノラルInputを使う事で、FLStudioに4ステレオ分パラアウト出来ます。
VCV BridgeのOutをミキサーの「Insert1」に設定することで、「Insert4」までのステレオ4Outとなります。
FLStudioからMidiノートをChで分けて送る場合は?
FLStudioからMidiのノートを別々のチャンネルで送る場合は、以下の様に「Midi-1」を二つ起動し、「Channel 1」と「Channel 2」にします。
FLStudioからMidiノートを打ち込む時に、以下の様に色で分けるとChannel1とChannel2に分かれます。
もちろんチャンネルを増やしたければ別の色を使えば16チャンネルまで増やせます。
まとめ
今回は割と地味な感じでしたが、しっかり頭に叩き込んでおきたい所です。
そういえばツイッターでモジュラーシンセのビギナーズガイドと言う記事が流れていました。
ちょっと読んだ限り面白いのですが、やはり実機のハードルは高いなぁと感じるこの頃です。
(ケースと電源だけでも3Uで2、3万飛ぶようです・・・)
特に気になったのはこの部分です。
AKAI S950は僕の作品の大半で使われている機材で、数多くの初期UKブレイクビーツとジャングルに使われたことでも有名だ。AKAI S950のフィルターのレゾナンススウィープは非常に独特で、聴けば一発で分かる。MUM M8ではS950で使われていたチップを使用したんだけど、そこにレゾナンスコントロールとサチュレーション、VCAを追加した。ユーロラック史に自分の名前を多少なりとも残すことができて嬉しく思っているよ。
AKAI S950で使われていたチップを使って作っちゃうなんて、もーかなり楽しそう!
動画貼っときます。
目指せ老後は実機のモジュラーシンセで余生を。
あ、次回はおすすめのモジュールを紹介していきます。
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