小ネタ兼ニュース
VoxengoのステレオコリレーションメーターCorrelometerの紹介
今日はみんな大好きVoxengoさんの無料プラグインです。
ステレオコリレーションメーターは数多く有るんですが、マルチバンドとなると稀有だと思います。
よく見るのはOzone 9 Imagerにも搭載している以下のようなタイプだと思います。
縦はプラスに行くほどモノラルで、マイナスに行くほど左右で逆相を表しています。
Correlometerの場合も上下同じなのですが、左右が周波数です。
マイナスに行くほどモノラルとの互換性を失います。
ベースを比べてみました。
まずはモノに近い状態からモノラルにして、モノラル互換がある事を確認しています。
そして左右逆相にし、最後にモノラルにしています。
モノラル互換が殆ど無い状態(低音、中音域がスカスカ)が確認して頂けるかと思います。
Correlometerだとどの辺の周波数がモノラルになった時に欠けるのか判り易くて良いですね。
あとサイドチェイン入力にも対応しており、複数マイクで録音した素材なんかでも使えます。
概要
特徴
- マルチバンド相関計測
- 位相問題検出器
- クロストラックフェーズコヒーレンシ推定
- モノラル互換性チェッカー
Correlometerは、プロフェッショナルな音楽制作アプリケーションのための無料のアナログスタイルのステレオマルチバンド相関メーターAudioUnit、AAX、およびVSTプラグインです。 PHA-979フェーズアライメントプラグインにある相関メーターをベースにしています。
マルチバンドコリレーションメーターは、ミックスの中に位相のずれた要素があるかどうかをチェックする高度な方法です。 広帯域相関測定は、全体的な位相の問題を報告し、特定のスペクトルバンドに存在する問題を誤って報告することがありますが、マルチバンド相関測定は、耳には聞こえにくい中高域に存在する問題を簡単に強調しますが、それでもミックスの透明度を低下させる可能性があります。 マルチバンド相関計のもう一つの用途は、チャンネルやトラック(特にベースとバスドラムのペア、ギターマイクとD.I.ソースのペア、2マイクのステレオ録音など)の位相と時間の整合です。
相関計は4~64のスペクトルバンドを表示でき,バンドの選択性を制御するバンド品質係数を調整できます. 相関推定量の平均化時間を調整できます。 サイドチェイン入力に対応しており、別々のオーディオトラック間の相関を簡単に推定することができます。
ダウンロード
ダウンロードは登録等不要で出来ます。
上記リンクより遷移し、右上のリンクからダウンロード出来ます。
自分の環境にあったリンクをクリックするとダウンロード出来ます。
インストール
VST3に対応している為、殆どの方はVST3をデフォルトインストールで大丈夫です。
まとめ
サイドチェインにも対応していてかなり使える測定ツールです。
モノ互換が無くなる周波数をちゃんと判っていれば、KickがスカスカになるとかBassがスカスカといった事は防げるかと思います。
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