【無料】多機能なVSTプラグインホストCarlaの使い方①
ダウンロード方法等は前回の記事を参考にして下さい。
ちょっと使い方を調べているのですが、情報が少ないです。
と言う事でトライアンドエラーで色々やってみている訳ですが、とりあえずVSTとして使う方法が判ったので記事にします。
今回は以下の内容でお送りします。
CarlaをVSTプラグインとして使う方法
最初に書いておきますが、結構不安定なので、正直過度な期待は禁物です。
(音が切れたりDAWごと落ちる事もありました。)
実験好きの方向きかと思います。
ただCarlaを理解しようとする場合、DAWからMIDIデータ等を送った方が仕組みの理解は進みます。
やり方は簡単でCarlaのフォルダを丸ごとVSTプラグインフォルダに入れます。
VCV Rackとかと同様でWrapperとして動作しますので、「CarlaVstFxShell.dll」等のDLLだけVSTフォルダに入れてもPathが通らず動作しないと言う事かと思います。
あとはDAWからスキャンすればOKです。
スキャンすると以下の様に10種類プラグインとして認識すると思います。
Carlaの起動
「Carla」を起動する場合は「carlapatchbay」をミキサーに読み込みます。
Wrapperが表示されるので、クリックします。
これで「Carla」が表示されます。
動画も用意しました。
FLStudioの場合
「Use Fixed Buffers」をOnにしましょう。
しないとノイズが出たりCPU負荷が高くなります。
各VSTの役割
簡単に調べたのでそれぞれの違いを書いておきます。
carlapatchbay、carlapatchbayFX
「carlapatchbay」は単体起動と同じです。
InとOutは2つです。
「carlapatchbay」と「carlapatchbayFX」に違いは見られませんでした。
多分ですが、本来は「carlapatchbay」は「Instruments」として動作させる為に用意されたと思います。(現状は全てFXとしてFLStudioでは認識され変更不可)
carlapatchbay16、carlapatchbay16FX
「carlapatchbay16」と「carlapatchbay16FX」は単純にInとOutが16用意されているだけです。
FLStudioには「Patcher」があるので恩恵はありませんが、他のDAWの場合はうれしい機能ではないでしょうか。
carlapatchbay32、carlapatchbay32FX、carlapatchbay64、carlapatchbay64FX
もう説明は不要だと思いますが、「carlapatchbay16」の32ポートと64ポート版です。
InとOutの数以外に違いは無さそうです。
carlarack、carlarackFX
carlarackはエフェクトチェイン等を保存しておく為の物かと思います。
順番の変更は右クリックから出来ますが、それ以外の自由度は無さそうです。
配線をせずに直列で並びますので、楽と言えば楽です。
【無料】多機能なVSTプラグインホストCarlaの使い方①まとめ
多少癖はありますが、非常に面白いです。
最初不安定でしたが、「Use Fixed Buffers」の設定をしてから落ち着いた感じがします。
概要については少しずつ判ってきましたが、各標準のモジュールは全く手を付けていないので、徐々に使い方を学んで記事にしてきます。
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