ImageLineのFL Studio 20.7にアップデート(アップデート内容の解説)

FL Studio
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ImageLineのFL Studio 20.7にアップデート(アップデート内容の解説)

Chillout with Beats の管理人 yosi です。

FLStudioのアップデートが来ました。

アップデートは当然無料です。

ほんと素晴らしいです。

 

オフィシャルTopからでもダウンロード可能となりました。

現時点ではダウンロードはForumからのみです。

FLStudioのアカウントでのログインが必要です。

主なアップデート

新規機能

  • Unlimited MIDI Controller support – MIDI Scriptingでは、FL StudioをあらゆるMIDIコントローラーから深くコントロールしたり、既存のコントローラーをニーズに合わせてリマップしたりすることができます。
  • Note envelopes – VFX Envelope for Patcherでは、ノートのVelocity (ボリューム)、Pitch (ピッチ)、Pan (パン)のプロパティを連続的に変更することができます。さらに、プラグインがPatcherでホストされている場合、ノートごとにMod XとMod Yを変更することができます。
  • Create music videos – 大人気のZGameEdiorビジュアライザービデオジェネレータは、多くの新しいエキサイティングなビジュアライゼーションとビデオ作成ウィザードがアップデートされました。様々なエキサイティングなビデオテンプレートから選択し、プレビューウィンドウを介してテキストや他のレイヤーをドラッグして移動します。

機能改善

  • Color management – ロック解除されたピアノロールノートの色とFL Studio全体の新しいカラーセレクターを含む。
  • Automation (PDC) – プラグインのディレイ補正がオートメーションに適用されるようになり、自動化された FX プラグインは、処理レイテンシーを示すプラグインからの入力オーディオと同期した状態を保つようになりました。レガシープロジェクトの場合、Mixer Menu > PDC > Compensate automations(ミキサーメニュー > PDC > オートメーションの補正)で選択を解除してください。 
  • MIDI file import – FLEXを使用してMIDIファイルを開くための新しい「チャンネルタイプ」オプションが追加されました。
  • Advanced Fill Tool – 選択されたシーケンスの長さが現在のパターンより短い場合、チャンネルは自動的にループして残りのスペースを埋めるようになります。
  • Default template change – デフォルトテンプレートをリミッター付きベーシック808に変更。
  • Shop icon – ツールバーのショートカットから統合されたショップパネルを開くことができるようになりました。
  • Reduced start time – 最速のオープニングDAW。少し速くなっただけです。

楽器、エフェクト、ツールの改良

  • Distortion – Distructor は、Delay モジュールに Mono と Wide モードを追加しました。
  • FLEX – Go-to シンセでは、プリセット変更コントロール付きのMIDIコントローラーによる前後のプリセット選択に対応しました。
  • FL Studio Mobile – モバイルデバイスでのファイル共有をより簡単にするために、クラウドバックアップを含むように更新されました。
  • Audio warping – NewTimeは、ビート検出方法を変更するための新しい編集メニューオプションを受信しました。

Unlimited MIDI Controller support

プログラムが判る方は自分のMIDIコントローラーの割当や動作をカスタマイズ出来そうです。

これは別途記事書きます。

MIDIスクリプトを使用すると、あらゆるMIDIコントローラをネイティブでサポートすることができます。スクリプトとは、プレーンテキストファイルに格納されたPythonのコードで、FL StudioがコントローラとFL Studioの間でコマンドを変換するために使用します。この通信は双方向で行われます。コントローラはFL Studioコードの機能(以下に示す)にアクセスし、FL Studioはコントローラにデータを送信することができます(ライティングパッドやトラック名の表示など)。

FL Studio の MIDI スクリプトは Python をベースにしています。何もインストールする必要はなく、FL Studio が直接スクリプトを処理します。以下のフォルダにスクリプトが作成されると、MIDI SettingsタブのController typeメニューにスクリプトを使用したデバイスが表示されます。そこからコントローラを選択して通常通りに使用します。

注意事項

スクリプト階層 – FL Studio は多くの MIDI 関数やメッセージをネイティブに処理するため、特定のケースや入力を処理するためのシンプルなスクリプトを作成し、それ以外の部分は FL Studio の汎用 MIDI サポートに任せることができます。例えば、MIDIノートをどうするかをFL Studioに指示する必要はありません。スクリプトがデフォルトの動作を特に変更しなければ、FL Studioは通常通りに使用します。
スクリプトは複雑です – 柔軟性とパワーがあればあるほど複雑になります。MIDIスクリプトはハードウェアメーカーや上級ユーザーがMIDIコントローラのカスタムサポートを作成することを目的としています。プログラミングが初めての方には、MIDI スクリプトは戸惑いや混乱を招くでしょう。これは普通のことですが、忍耐と粘り強さが報われます。下記のユーザーフォーラムに簡単な例があります。

記事書きました。

Note envelopes

VFX Envelopeが新たに追加されました。

このプラグインはPatcherから使う必要があります。

ピアノロールの色を変える事でPatcher内で異なるエンベロープをトリガーしてパラメータを操作出来ます。

この機能のポイントはFLStudioプラグインでXYパッドを持つSytrusやHarmorのパラメータを色分けしたMIDIノートの違いによって異なるエンベロープでコントロール出来る所かと思います。

XYパッドの他にピッチ、ベロシティ、パンのコントロールが可能です。

これも別途詳しい記事書きます。

YXでカットオフのコントロールが出来るので、以下のような感じに出来ます。

記事書きました。(随時更新中です)

Create music videos

「ZGameEditor Visualizer」に新機能として追加されました。

Wizard機能を使うと簡単にSNSで共有するような動画が作れます。

これはかなり需要があるのではないでしょうか。

得にTwitterでは音声のみのアップが出来ませんから。

Wizard機能を使うには「ZGameEditor Visualizer」をミキサーに読み「Wizard」のボタンをクリックします。

最初からかなりの量の動画が登録されています。

またエクスポート機能も付いていてYouTube等に合わせた出力が出来ます。

内の環境ではかなりの確率で落ちます。(多分メモリ不足)

この機能に関しては記事を書けるか判りません。

Color management

今までは色の設定が非常に使い辛かったですが、改善されました。

色指定出来る箇所はすべて新しい色指定ダイアログに変わりました。

「Channel Rack」や「Mixer」で右クリックから「Change coloer」で変更出来ます。

何気にランダム機能がうれしいです。(サイコロアイコン)

Automation (PDC)

結構色々な所で話題になっていましたが、レイテンシが発生するエフェクトを入れているとオートメーションがずれる問題がありました。

今回その対策が行われました。

自動 PDC (オレンジ色のアイコン) – ミキサーメニューのプラグインディレイ補正 > 自動オプションを使用します。これにより、プラグインのディレイが検出されたり変更されたりすると、自動的に PDC の設定が更新されます。APDC が失敗した場合(通常、プラグインがレイテンシーを正しくレポートしていないため)、手動で PDC を設定することができます(ミキサーのトラック上の PDC アイコンを左クリックするか、上記 B のようにメニューを使用します)。手動でのPDC設定は、Automatic PDCがオフになっていない限り、Automatic PDCへのオフセットとして扱われます。

Automation compensation – The Plugin delay compensation > Compensate automationsは、FL Studio 20.7以前に作成されたプロジェクトが正しく再生されるようにするために使用できます。

MIDI file import

GM形式のMIDIファイルを読み込む際にFLEXに読み込む事が出来るようになりました。

先日FLEXにGM対応のLibraryがリリースされたので、音色指定していればその音色で読み込まれるようになったものと思われます。

MIDIファイルをFLStudioにドラッグアンドドロップするとFLEXが選べるようになっています。

大昔のMIDIファイルを読み込ませたら確かに音色が割り当てられました。

Advanced Fill Tool

選択されたシーケンスの長さが現在のパターンより短い場合、チャンネルは自動的にループして残りのスペースを埋めるようになります。

Advanced Fill Toolは確か20.6の時に実装されました。

試していませんが、多分シーケンスの長さが以下の様にパターンより長い場合、勝手にループモードになるようになったという事だと思います。(実際そのように動作しました)

その他

かなり小さい変更なので、軽く書きます。

Default template change

808のテンプレートにLimiter付きが増えました。

Shop icon

単純にショップアイコンが増えました。

クリックするとそのまま購入する事も出来るようです。

セール時とか楽かもしれません。

 

Distortion

「Delay モジュール」と記載されていますが、Chorusの間違いかと思います。

ChorusモジュールにMono と Wide モードが追加されました。

FLEX

プリセット変更コントロール付きのMIDIコントローラーによる前後のプリセット選択に対応したようです。

ちょっとすぐ試せるMIDIコンが無いので試していません。

FL Studio Mobile

モバイルデバイスでのファイル共有をより簡単にするために、クラウドバックアップを含むように更新されました。

モバイル版の事なのでちょっと判りませんが、クラウドサービスにバックアップ出来るようになったようです。

Audio warping

NewTimeは、ビート検出方法を変更するための新しい編集メニューオプションを受信しました。

多分以下の部分かと思います。

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