無料のReaktor BLOCKS BASEでLFOをMIDI CCで出す方法
Chillout with Beats の yosi です。
この記事に関しては無料のReaktor BLOCKS BASEで出来ます。
とても簡単なのですが、記事として書いておきます。
LFOをMIDI CCで出せるとパラメータのコントロールが簡単に出来ます。
要はLFOを持たないシンセやエフェクトに対して、ReaktorのLFOでコントロールが出来るという事です。
とりあえず、一例ですが、サイドチェインもどきです。
本当のサイドチェインはこちらの記事を参考にして下さい。
今回もU-heのTyrellN6を使います。
TyrellN6については以下の記事を参考にして下さい。
無料版ではボタン1つでBPM同期とはいきませんが、周波数を合わせるか、Resetを使う事で、BPM同期させることも可能です。
ReaktorユーザはRounds LFOで簡単にBPM同期出来ます。
Reaktor BLOCKS BASEにLFOとMIDI OUTを追加する
DAWからReaktorを開きます。
以下の様な画面が表示されますので、「Patch」をクリックします。
MIDI OUTの追加
「MIDI OUT」を追加します。
「Block Base」->「Util」->「UTL-Util MIDI OUT.ism」をダブルクリックします。
「MIDI OUT」が追加されます。
Scopeの追加
ついでに波形の状態を確認する為にScopeも追加します。
同じ階層の「UTL-Util Scope.ism」をダブルクリックします。
Scopeが追加されます。
LFOの追加
次にLFOを追加します。
「Block Base」->「Bento Box」->「MOD-Bento LFO.ism」をダブルクリックします。
LFOが追加されました。
Reaktor BLOCKS BASEでLFOをMIDI CCで出す方法
LFOの「OUT」を「MIDI OUT」の「CV1」に接続します。
同じくLFOの「OUT」をScopeの「IN」に接続します。
あと「Clock」の「Reset」とLFOの「Reset」を接続しておきます。
これにより、多少のずれはResetで設定している周期でLFOがリセット(再スタート)されます。
ReaktorのMIDI Port設定
もう何度もやっていますので画像のみ載せときます。
(要するに送る側と受ける側でMIDIPortを合わせます)
TyrellN6のMIDI Port設定
今回もu-heの無料VSTiのTyrellN6を使います。
TyrellN6を読み込んでMIDI設定を行います。
設定は以下の通りです。
以上で準備は整いました。
TyrellN6のパラメータをReaktorのLFOでコントロールする
ReaktorのLFOでコントロールしたいパラメータ上で右クリックし、「MidiLearn」をクリックします。
如何でしょうか。これで勝手にパラメータが動き出すと思います。
ReaktorのLFOをBPM同期させる
ある意味力技ですが、計算して同期させます。
簡単なのはBPM120の場合はです。
BPMはBeats Per Minuteの略で4分音符が1分間に何個あるかという事です。
BPM120だったら1分間に4分音符が120個という訳です。
LFOはHzです。1Hzは1秒で1周期です。
以下の赤枠が1周期です。1Hzは開始から終わりまで丁度1秒で進みますという事です。
ですから、BPM120の時、4分音符で合わせる場合は、LFOの周波数を2Hzに設定します。
要は1分間に120個4分音符があるので、1秒で4分音符2つの計算になります。(120/60)
という事は1Hzだと4分音符2つ分という事になります。
4分音符で同期させるには2倍の2Hzにすればピッタリ合います。
ReaktorのLFOをコントロールする
モジュラーなのでかなり自由にLFOをコントロール出来ます。
例えば、フェーダーの動く範囲を増減させる場合は、途中に「Util Level Mono」を挟みます。
多分TyrellN6の不具合だと思いますが、GUI上は動かない時があります。
無料のReaktor BLOCKS BASEでLFOをMIDI CCで出す方法まとめ
サイドチェインもどきのプラグインで似た物があったかと思いますが、作れますね。
動画ではCutoffでやっていますが、ボリュームでやればほぼ同じ事が出来ると思います。
次回は既存のReaktorLibraryのモジュレーションOUTをMIDI CCで出力する方法を書こうと思います。
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