2Ruleのシーケンサを搭載したマルチエフェクトTugGlicentoの紹介
この記事はリライト記事です。
今日は2RuleさんのプラグインTugGlicentoがアップデートしたので改めてご紹介です。
TugGlicentoはGlitchに近いプラグインでシーケンスベースでエフェクトのOn/Offが可能なマルチエフェクトです。
アップデートしてだいぶ良くなりました。
1つ注意点があり、旧バージョンをインストールしているユーザは旧バージョンを消さないと正しくアップデート版が動作しません。
実際私が旧バージョンを入れたままで、オートメーションの画面が出ず悩みました。
音デモ
プリセットを鳴らしてみました。
アップデート内容
以下の機能が追加されました。
- エフェクトの全パラメータをオートメーション可能
- 新しいディストーションラック
- GUIの改善
- オートメーションライン用の新しいプリセット
特に重要なオートメーションについて解説しておきます。
エフェクトの全パラメータをオートメーション可能
これは他の似たプラグインには無かった機能かと思います。
パラメータのオートメーションがプラグインの中で出来る為、表現の幅が格段に広がりました。
グリッド吸着の機能が無いのが残念ですが、それ以外はとても良いです。
オートメーション部分をSoloにして鳴らしてみました。
この記事の最初にも書きましたが、旧バージョンが残っていると「Automation Line」のボタンが表示されません。
旧バージョンをインストールしている方は旧バージョンを削除してから起動しましょう。
概要
TugGlicentoはWindows(VST3)、Mac(VST AU)用のオーディオエフェクトプラグインで、トリガーボックスによって複数のエフェクトを同時に再生することができます TugGlicentoは好きなだけ優しくも騒がしくすることができます
特徴
- 各ラインの速度を変更可能
- 5バンドの独立したmoogフィルター(セルフレゾナンスのエッジ)
- 5バンドADSRとフィルター用LFO(同期可能
- 各ラインのエフェクト
- 各ラインのビートを変更可能
- 各ラインのデュレーションを変更可能
- マトリクス
- ランダム化
- プリセット
- リバーブ、ディレイ、コーラス、デシメーター、ディストーション、フェイザー、ピッチシフター、コンブフィルター、リピーター、ビブラート、トレモロ、リングモジュレーター(パラメーター多数搭載
フォーマット
macOS:VST3、AU
Windows:VST3
ダウンロード
ダウンロードはメールアドレスの登録(Gumraod)が必要です。
上記リンクより遷移し、「DOWNLOAD To Gumraod Link」をクリック
無料で入手する場合は、「0」を入力して「これ欲しいです!」をクリック
メールアドレスを聞かれますので、入力して「手に入れる」をクリック
「View content」をクリック
OS毎にダウンロードリンクが表示されます。
該当するOSのリンクをクリックします。
(TugGlicentoV3.componentは不要かと思います)
インストール
Winの場合はVST3なので解凍して出てきたファイル「TugGlicentoV3.vst3」と「TugGlicentoPresetsV3.json」を以下のPathに入れます。
C:\Program Files\Common Files\VST3
まとめ
シーケンス毎にスピードや長さを変えられるのとオートメーションも出来るようになりました。
5つまでエフェクトを平行させることが出来ますが、この時、すべて同じエフェクトに出来る点もまた自由度が高いです。
アップデートにより安定性も増しました。
以前は「Repeat」のエフェクトを使うとFL Studioが落ちていたのですが、それも改善されていました。
また以前は「use fixed size buffers」の設定が必要でしたが、無くて良さそうです。
効果の長さを設定する「Duration」がちゃっと設定し辛いのでここが改善されたらかなり使い易いプラグインになると思います。
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