FLStudioの使い方 クラシックDrum’n’bassの作り方2
Chillout with Beats 管理人の yosi です。
思いの外一回目が反響があったので、頑張って書こうと思います。
(いえ、何時も頑張ってますよ、はい)
とりあえず、前回のデモ内容が初心者の方でも再現出来るようにLoopcloudとサイドチェインの解説をします。
ほんとたいした事していないので、判ればなんだよ簡単じゃないかよ、って感じです。
Loopcloudの使い方
LoopCloudはインストールされている状態からスタートします。
Loopcloudのインストールについては以下の記事を参考にして下さい。
まず、FLStudioにLoopCloudを読み込みます。
それとは別にLoopCloud本体も起動します。
LoopCloudはVSTiというより別アプリでブリッジという感じです。
ただ、ループを探してDAWにドラッグアンドドロップなのでこの形で特に不便は感じません。
(ファイル名判れば後で探す事も出来ますし)
まずは今回使ったサンプルを探します。
「RES_172_B_AtmosPad_10」というファイルです。
検索を掛けると以下の様に出てくると思います。
「RES_172_B_AtmosPad_10」自体はWelcomPackに含まれており、最初から無料で同梱されているサンプルです。(雲のマークの方)
このファイルを選択し、「PROCESSED」をDAWにドラッグアンドドロップします。
BPMはDAW側にLoopCloudのプラグインが読み込まれていれば自動で同期します。
ドラムの開始を9小節目からに変更します。
次にベースをLoopCloudで探します。
「DAA_174_C#_Illusive_Bass_2」をLoopCloudで検索してください。
このサンプルもWelcomPackに含まれていますが、1つ注意する必要があります。
このベースはキーがさっきのパッドと異なっています。
そこでキーを合わせます。
Pitchの部分を「B」にし、「AUTO」をクリックします。
動画でも容易しました。
ベースを9小節目から始まるように配置します。
これで準備は整いました。あとはサイドチェインだけです。
この状態で聴くとちょっとのっぺりした感じでメリハリがありません。
サイドチェインの掛け方
前にも書いているのですが、この記事用に一部書き換えて載せます。
(私も経験あるのですが、この記事読んでと言われて読むと少し内容が違ってそのままだと再現出来ない)
以前書いた記事はこちら興味がある方は読んでみて下さい。
(ディレイに応用した方法も書いてます)
まずサイドチェインですが、判り易い動画を用意しました。
前半はサイドチェイン無しで、後半はサイドチェインありです。
簡単にサイドチェインとは何かというポイントだけ解説します。
要はトリガーでコンプが掛かる為、トリガーが鳴っている時だけ他の音を小さくする事が出来ます。
動画の例だとキックが鳴った瞬間にPadの音が小さくなり、「一定の時間」経過後、Padが元の音量に戻ります。
「一定時間」はRelaseTimeで決定します。
また音の小さくなる量はRatioとThresholdのバランスで決まります。
FLStudioでサイドチェインを掛ける場合
FLStudioでサイドチェインを掛ける場合は2パターンあります。
1つは普通の方法でミキサーを使ってサイドチェインを掛けます。
もうひとつはPatcherを使いPatcher内部でサイドチェインを掛けます。
Patcherを使うメリットは視覚的に判り易いのと、ドラムループでもキックだけをEQで抽出してサイドチェインを掛ける事が出来ます。
サイドチェインを設定する
Patcherを使う方法を解説します。
まず各トラックのルーティングを決めます。
Mixer5 :PadとBass
サイドチェインルーティング設定
サイドチェインのルーティング設定を行います。
Mixer1を選択してMixer5の▲で右クリックから「Sidechain to this track」をクリックします。
この設定やったこと無い人には判り辛いので動画も用意しました。
Mixer5にPatcherを読み込みます。
Patcherの設定
Patcherを開き右クリックから「Fruty Limiter」と「fruity equalizer 2」を読み込みます。
サイドチェインインプットの作成
Patcher内にサイドチェインのInputを作ります。
「From FL Studio」を右クリックして、「Output」->「Audio」->「amen」とクリックします。
これで先ほど有効にしたMixer1からのサイドチェインがこのInputにルーティングされます。
今度は「Fruty Limiter」にサイドチェインInputを用意します。
「Fruty Limiter」の上で右クリックから「Input」->「Audio」->「Add one」をクリックします。
動画でも容易しました。(動画は次の手順も含んでいます)
配線
以下のように配線します。
エフェクトの設定
エフェクトは目安程度に使って下さい。
fruity equalizer 2
設定
Band2:11.5dB 86Hz
Band3:default
Band4:-18dB 369Hz
Band5:-18dB 144Hz
Band6:-18dB 325Hz
Band7:-18dB 158Hz
Fruty Limiter
RATIO:10.6:1
REL:271ms
おまけ
あと最後のドラムパターンは以下の通りです。
Controlでカットオフを変えています。
FLStudioの使い方 クラシックDrum’n’bassの作り方2まとめ
如何でしょうか。
誰でも再現可能にしましたので、初心者の方でもFLStudioがあればドラムンベースを作る感覚が少し判って頂けたのではないかと思います。
こういうのが出来ると楽しいと思うんですよね。
こうやってDTMの楽しさが広まってDTMやる人の人口が増えればこの業界全体が活気付く良いな~と。
という訳でもっと色々書いていきますので、お付き合い願います。
コメント
サイドテェインが掛かっているのかよく分かりませんが、いろいろと体験出来ました。
あまりこういう実践的な使い方、曲の作り方の記事が無いのでとても重宝します^^
これから他の記事も参考にさせてください!
ありがとうございました!!
コメントありがとうございます。
サイドチェイン効果についてはオートメーションを使った方法も書いています。
こちらの方が音の変化が判りやすいかもしれません。
宜しければ読んでみて下さい。
https://chilloutwithbeats.com/flstudio-sidechain-automation/