PsychoCircuitryのRMSコンププラグインRLC-79V2の紹介
今日はPsychoCircuitryさんのThe dbx 163をモデルとしたコンププラグインRLC-79V2のご紹介です。
既にご紹介済みだと思ったのですが、まだでした。
PsychoCircuitryさんのプラグインはどれも素晴らしいです。
実機の音はこちらの動画で聴けます。
RMSコンプレッサーの特徴
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音量の自然な制御:
- RMSコンプは、ピークレベルではなく音量の平均値に着目します。そのため、音量の変動をより自然に感じさせる制御が可能になります。これは特に、音楽や声などのダイナミックレンジを維持しながら圧縮したい場合に有効です。
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音楽的な圧縮:
- RMSコンプレッサーは、音楽的なコンテキストにおいて非常に効果的です。音のエネルギーを均一に保ちながら、トラック全体のバランスを取ることができます。
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使いやすさ:
- RMSベースのコンプレッサーは、設定が比較的直感的であり、使いやすい傾向があります。これは、音量のピークを処理するよりも、全体的な音の「感じ」を調整することに重点を置いているためです。
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適用範囲の広さ:
- ボーカル、楽器のバス処理、マスタリングなど、様々な音源に適用可能です。特に、全体のミックスを滑らかにするためのマスタリング段階でよく使用されます。
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ダイナミックレンジの調整:
- RMSコンプレッサーを使用すると、音源のダイナミックレンジを効果的に調整し、聴きやすくすることができます。これにより、聴き手にとって快適なリスニング体験を提供することが可能です。
注意点
- RMSコンプレッサーは、ピークレベルを制御することが主目的のピークリミッターやピークコンプレッサーとは異なります。そのため、非常に急激な音量の変化を抑えるには向いていません。
- 使用する際は、音源の特性や目的に応じて、RMSコンプレッサーとピークコンプレッサーを適切に組み合わせることが重要です。
RMSコンプは、より自然で音楽的なダイナミクス処理を求めるプロデューサーやエンジニアにとって非常に貴重なツールです。音楽制作において、どのように活用するかは、その音楽のジャンルや求めるサウンドの特性に大きく依存します。
音デモ
XCのドラムに掛けてみました。
RMSコンプなので、アタックのピークが目立ちますが、先日ご紹介したLeikkausを使うと調整がし易いです。
Leikkausを使ってアタックを抑えてみました。
概要
動画は有料版のRLC-79Xです。
RLC-79 (1979年に発表されたRMSリミッター/コンプレッサーがベース)は、プログラム依存の「真のRMS」コンプレッサーで、わかりやすい操作とシンプルなインターフェースを備えています。そのユニークなキャラクターは、様々なパーカッシブなマテリアル(キック・ドラム、タム、ベース・ギターなど)に適しています。
新スキン “ミニマル “とオリジナルスキン “シェーデッド “付属!
Windows 10/11(x64) & MacOS BigSur+ に対応 (**Now Notarized! **)
フォーマット
OS | 32bit | 64bit |
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mac | x | AU,VST3 |
Win | x | VST3 |
ダウンロード
ダウンロードは登録不要で出来ます。
上記リンクより遷移し、「DOWNLOAD」をクリックするとGDriveに遷移します。
ダウンロードアイコンをクリックします。
「このままダウンロード」をクリックするとダウンロードが始まります。
インストール
Winの場合はダウンロードしたファイルを解凍すると中に「RLC79v2.vst3」が入っているので、以下のフォルダに入れればインストール完了です。
C:\Program Files\Common Files\VST3
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