管理人の yosi です。
この記事は以下の記事と連動しています。
SaturatorにしてもGrossBeatにしても各バンド毎にMuteボタンが欲しくなるんですよね。
という訳で付けてみました。
やってみたら思って簡単で、単純に「Fruity Balance」を使ってボタンから0(Mute)か1(最大)にします。
ただし最大だと5.6dB増えてしまうので、「Fruity formula controller」を入れて反転して0.8を掛けることで、音量変化を無くします。
実装するとこんな感じです。
ちょっとこれかなり良いんじゃないでしょうか。
動画は適当にノブ動かしてますが、オートメーション出来るので、しっかり作り込む事ができます。
さっそく作っていきます。
PatcherでMuteボタンを作る
まずはMuteボタンを作ります。
色々なボタンの種類があるのでお好みで追加してください。
今回は判り易いので、「Colored Pad」を使います。
右クリックから「Button」->「Colored Pad」をクリックします。
同じものを三つ作ります。
ついでに名前も変更しておきます。
ボタンの上で右クリックから「Rename」をクリックします。
あとは配置を調整すると以下の様になります。
配置は好みなので使い易いように配置しましょう。
Fruity Balanceを使ってMute機能を作る
Muteという状態は音量が0という事なので、Volumeを操作出来る「Fruity Balance」を使えば出来ます。
どのようにボタンで切り替えるかと言うと、ボタン自体はOnは「1」を出力し、Offだと「0」を出力します。
そしてFLStudioのパラメーター全般に言える事ですが、「1」は最大で「0」は最小となります。
という事で「Fruity Balance」を追加して、ボタンと「Fruity Balance」の「Volume」を接続します。
まずは「Fruity Balance」を三つ追加します。
追加する際にオーディオケーブル(黄色)の間にドラッグアンドドロップすると勝手に結線してくれます。
以下の様に接続します。
各ボタンを「Fruity Balance」に接続します。
このままだとボタンが消灯している時にMute(音量0)になるので「Fruity formula controller」を使って反転させます。
あとMute解除した時の音量が「1」だと5.6dBになってしまいます。
これも0.8を掛けて0dBになるように修正します。
「Fruity formula controller」を三つ追加します。
以下の様に「Gross Beat」と「Fruity Balance」の間に入れます。
結線する際にボタンから「Fruity formula controller」にドラッグアンドドロップすると接続先選択肢が表示されて楽です。(さっき気付いた・・・)
「Fruity formula controller」を開き、プリセットから「Mapping」->「Invert」をクリックします。
「Formula」に「*0.8」を追加します。
これで反転されて且つ0.8(0dB)の音量になります。
全て接続すると以下の様になります。
次の記事ではノブではなくDigits(数字選択)にする方法をご紹介しています。
FLStudioのPatcherでマルチバンドに対してMuteボタンを付けるまとめ
これほんと使えるエフェクトです。
FLStudio持っている方は是非やってみて欲しいです。
CPU負荷もそれ程高くないので十分使えるレベルです。
試しにStutterEffectでもやってみたのですが、CPU負荷が高くて微妙でした。
StutterEffectなら二バンドでやる手もありかもしれません。
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